経営層インタビュー ~佐藤 文子~経営層が語るダイバーシティ

経営層インタビュー ~佐藤 文子~

佐藤 文子さとう ふみこ

理事 CAO補佐(人事、働き方改革担当)

強い意志とあきらめない心で
自分らしく前へ進んでいく。

いくつもの貴重な経験が糧となり、今の私につながっている。

JVCケンウッドグループに勤めて30年以上が経ち、これまで本当にたくさんの経験をさせていただきました。嬉しかったこと、悔しかったこと、辛かったこと、色々なことが思い出されますが、なかでも働き始めてからの10年間のことは今でも強烈に印象に残っていて、今の私があるのは当時の経験のおかげだと思っています。

私は1982年4月に東北トリオ(現在のJVCケンウッド山形)に一期生として入社し、入社翌日からすぐに人事と経理の仕事に携わりましたが、新会社のため何をするにも前例がなく、周りに詳しい人もいない状況でした。今のようにインターネット環境もなかったので、書籍で調べたり、電話で問い合わせたりして、業務を学びルールなどを作り、何とか会社として機能するように取り組みました。
20代半ばに唯一の同僚が休むことになり、半年ほどスタッフが自分一人になってしまった時期がありました。人事、経理業務に加え、総務、工場巡回などを一人でこなしていきました。ちょうど決算(当時は11月決算)と年末調整が重なっていた時期だったので膨大な業務量でしたが、まずは優先順位をつけ、効率化を図りながら進めていきました。とにかく大変な日々でしたが、自分で調べ実行することで、今進めている仕事がなぜ必要でどんな意味があるのか深く理解することができ、忙しい時こそ業務の効率化が重要であることなど、多くのことを学びました。実際にやりきった時の達成感もひとしおで、今の自分にとっても強さや自信につなげてくれた経験だと思っています。重要な仕事を任せてくれた当事の上司には感謝するばかりです。

その後、ケンウッドの人事勤労部門、関係会社管理部門、事業所人事などを経て、2013年6月よりJVCケンウッド・パートナーズの代表取締役社長に就き、経営の側面を学べたことも貴重な経験のひとつです。社長なんてもちろん初めてのことですべてが未知の世界でしたが、これまでの経験の中で自分自身が見てきたこと、感じたことを思い返すとともに、顧客目線で何を求められているのかを考えました。

いろいろな人がいるからこそ
“自分の言葉”で思いを伝えることが大切。

社長就任から1年4ヶ月経った2014年10月、社内にコンビニをオープンしました。
検討のきっかけは、売店への要望や不満の声が経営や社員から聞こえてきたことでした。人事時代を思い出すと、事業所で食事をとらずに遅くまで残業をしたり、お菓子で空腹をしのぐ社員を目の当たりにしていたので、何とかしたいと常々思っていたのです。そこで経営からの後押しもあり、これを機に社内にコンビニを置くことを提案しました。

当初は本社での開店を目指して動き出しましたが、本社だけでなく他の事業所も含め3店舗オープンするという話に発展し、準備期間中は社内は大変な騒ぎでした。想定外の問題や課題が山積みとなっている状態が続き、正直なところオープンできなくなるのではないか……という気持ちすら起きてしまうほどでしたが、自分の言葉で従業員に思いを伝え、本社にも何としてもオープンするという強い意思で説得にあたりました。
そして2014年10月2日、ついにオープンの日を迎えました。あの日のオープンセレモニーは今でも忘れられない大切な出来事のひとつです。パートナーズおよび主管部門の総力をあげての大イベントであり、社員の奮闘には感謝するばかりです。
人事畑の私が、何としてもやってみせる!と奮起できたのも、周囲の皆さんの協力とそれまでの経験で培ったあきらめない心、そして私の思いを受け入れてくれた会社の器があったからこそなんだと今改めて感じています。

ダイバーシティに必要なのは
個を活かすこと、変わっていくこと。

自分の思いを伝えられる環境は、まさにダイバーシティに求められていることです。私自身もここ数年でアンテナを広げ意識をより高めるよう努めてきましたが、大切なのは変化する世の中に対応して、会社も私たち社員一人ひとりも変わっていくこと。そのために必要なのは性別や立場に関係なく自分の考えや意見が発信できる“個を活かせる環境”であって、同時に自ら発信していこうという本気度と前向きな意思だと思っています。もちろん、意思を通すことはエネルギーが要ることですから、自分なりのストレス解消法を持っているといいと思います。私は音楽が好きなので、コンサートに行ってはストレス発散しています。

ビジネスパーソンとして成長し、活躍する人材となるためには、「目の前の課題に立ち向かうこと」も必要だと思います。避けて通れない重要な場面が誰しもいつか来ると思いますし、時には壁にぶつかることもあるでしょう。けれど、あきらめないでほしい。何もしないでいるより、変化を恐れず、失敗しても立ち向かっていくのは大事なこと。粘り強くやっていくことで壁を越えられることもあるのですから。人生は一度きりです!思いきりいきましょう。

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