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社員紹介


発売まで漕ぎつけた際は達成感と、
今後の仕事への大きな自信になりました。


K.S
2020年入社 / エンタテインメント ソリューションズ分野  ソフトウェア設計




JVCケンウッドへの入社を決めた理由は?


音作りに真摯に取り組んでいる企業であり、また、フラットな職場環境だったことが入社の決め手となりました。
大学生の頃から音楽が大好きで、ボイストレーニングや作曲、路上ライブをするほど打ち込んでいました。その中でこの先ずっと続く仕事においても、音楽に携わる分野に進みたいと強く願うようになりました。実際にどんな仕事なら音楽に携われるのか悩んでいた中で、大学で専攻していた電気工学と音楽を組み合わせたオーディオ系の道を考えるようになりました。
就職活動では、オーディオメーカー数社を候補としていましたが、最終的には自分の意見を率直に発言できると感じたJVCケンウッドを選びました。


現在の担当業務について

イヤホンとオーディオ機器であるウッドコーンのコンポのソフト開発を担当しています。
本来の開発工程である①仕様決め→②実装→③評価のうち、②の実装部分をアウトソーシング(以下OS)という形で外注しています。これは近年複雑化している製品を、効率よく開発するための仕組みになります。実装こそしていませんが、1つ1つの機能がどのような原理で動いているのかをしっかり理解して、OS先に説明するスキルが求められます。 説明相手は主に中国メーカーで、技術者ではない通訳の方に正確に訳してもらえる丁寧な説明が必要です。
また、評価時にバグを発見した際は、その原因やフローを予想し、OS先に分かりやすくフィードバックする必要があります。これらの仕事は、プロジェクトリーダーとしてまとめる際に価値のあるスキルになっています。



入社してから一番印象に残っている仕事は?


イヤホンの「HA-A30T」と「HA-FX150T」という2機種の開発に携われたことです。
どちらもビクターブランドのイヤホンの主力機であり、盛りだくさんの機能が搭載されています。新機能については、実装を委託しているOS先に理解してもらうのに大変苦労しました。主力モデルということで、プレッシャーも感じていました。コスト削減のために新規OS先に依頼したこともあり、音割れやスマホ接続で正常に動かない機能も多く、またOS先との意見の食い違いもあり、発売日が近づくにつれ焦る日々でした。実際の音割れを録音したり、何度も試験の回数を重ね、そのデータを元にOS先と話し合いました。何とか発売まで漕ぎつけた際は達成感と、今後の仕事への大きな自信になりました。 結果として、市場から評価されたと聞きとても嬉しかったです。
苦労して開発に携わったモデルが売り上げに貢献できることは、メーカー技術者の醍醐味だと感じています。私はプライベートでもイヤホンの研究をするほどイヤホンが大好きで、様々な製品の情報収集や機能比較をすることが趣味のため、自分の携わった今回の製品は、「売れる!」という確信がありました。


働く上で意識していること

「常に楽しむ!」ことを意識しています。
仕事は楽しいと思えることだけではなく、大変なことが多々あると思いますが、前向きに楽しむことを意識するだけで、日常が全然違ってみえます。楽しむとは具体的にどうすれば良いのか。それは仕事に1つでも「好き!」を見つけることだと思います。 私の場合は音楽が大好きです。オーディオ開発を通じて、音の仕組みを知ることができれば、趣味の音楽活動に生かすことができたり、音楽活動を通じ、製品のユーザー視点を取り入れることで、仕事での仕様決めの参考にもなります。
また、仕事のプレゼンと、趣味でやっているYouTube撮影は説明力のスキルアップにつながっていると感じ、相互でWin-Winの関係になれると思います。今はワークライフバランスも謳われています。知らず知らずのうちに仕事も趣味もパワーアップしていた、そんな前向きで楽しい人生を心掛けています。



どんなエンジニアになりたいですか?


多分野で幅広く活躍できるエンジニアになりたいです。
具体的には、ソフトだけでなく、電気や音響系の分野にも挑戦していきたいです。先程もお話したように、私の部署では実装はしていないので、1つの分野習得にかかる時間は実装があるよりも効率が良いです。それを活かして多分野に跨って幅広く勉強して、将来的にどのような製品であってもまとめていけるエンジニアになりたいです。
また、技術者は設計することばかりに目が行きがちですが、まずは1人の人間として、周囲のメンバーに寄り添った対応も心掛けていきたいです。


就職活動中の方へメッセージを

コロナ禍も落ち着かず、就職活動においても不安なことが多々あると思います。
そんな時こそ、1つでも自分の強みを見つけることができれば、周りと大きく差を付けることができます。「自分はこういうことをしている時が一番楽しい!客観的に見て、この分野で活躍していけるかもかもしれない」というのを思い出して、その「好き・得意」が活かせる会社を見つけてください。
例えば寝るのが大好きであれば、快適に寝れるための寝具を開発したり、脳の研究などがあります。自信を持てば、書類作成や面接において、昨日よりも成長した姿で望めると思います。皆さんの就職活動が成功されることを心より応援しています。頑張ってください!



K.Sさんの1日のスケジュール


*所属・職位はインタビュー時点の情報です。