2012年

NEWS RELEASE

2012年2月8日

川崎国際環境技術展で、エリアワンセグ放送サービスの実証実験を実施

当社は、2月10日(金)~11日(土)、神奈川県川崎市とどろきアリーナで開催される川崎国際環境技術展2012(主催:川崎国際環境技術展実行委員会)会場において、当社が開発を進めているエリアワンセグシステムを使ったエリアワンセグ放送サービスの実証実験を、昨年6月4日に実施した実証実験*に引き続き、北陸電話工事株式会社(社長:森 泰夫、本社:石川県金沢市、以下「北陸電話社」)と共同で実施します。

* 石川県金沢市で開催された第60回金沢百万石まつり会場で実施


エリアワンセグ放送は、地上デジタル放送の空きチャンネル帯域を利用して、半径数百m以内の特定のエリアで行うワンセグ放送で、2012年に制度化が予定されています。全国ですでに1億台以上普及しているワンセグ対応携帯電話機を受信機として利用できることから、今後、エリアワンセグ放送サービスによる新しい市場の広がりが期待でき、それを踏まえ、当社は、エリアワンセグシステムの開発を進めています。


今回の川崎国際環境技術展会場では、昨年11月、音と映像と通信のプロフェッショナル展として知られる2011年国際放送機器展(主催:一般社団法人 電子情報技術産業協会)へ参考出品を行ったシステムを用いて、屋内限定配信を行う実証実験を行います。このシステムは、前回使用したシステムの統合化を進め、さらに、ひとつの筐体に収めたリアルタイムエンコーダを使うことにより、よりシンプルにエリアワンセグを実現できるようにしたものです。当日は、川崎国際環境技術展2012会場での映像を、リアルタイムでエンコードし、北陸電話社が制作したデータ放送コンテンツを多重化して送信します。会場へご来場されたお客様は、ワンセグ対応の携帯電話機を使って、展示会の内容や案内などの情報をご覧いただける予定です。



実証実験概略図(画像は2011年国際放送機器展へ出展したもの)


当社はこの実証実験を通じて、エリアワンセグ放送サービスおよびシステム運用のノウハウを獲得するとともに、一例として、文教市場や防災システムへの応用、地域に密着した情報配信へのソリューションの提供など、新たなビジネスの創出を試みてまいります。

実証実験の概要

1.実験のねらい

  • アリーナという観客席に全周を囲まれた空間で送信を行った時の電波伝搬状況を検証する
  • 建物による電波の減衰特性を見ることで、建物の外部へ伝わる電波が十分減衰するための条件を得る
  • 展示会場の案内コンテンツを配信することにより、情報伝達が円滑に行われるかを検証する

2.日時と場所

  • 実施日時:2月10日(金)~11日(土) 10:00~17:00予定
  • 実施場所:とどろきアリーナ/神奈川県川崎市中原区等々力1-3

3.放送内容

  • 川崎国際環境技術展会場内のリアルタイム映像
  • 出展者情報

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株式会社JVCケンウッド 経営戦略部 戦略企画統括部 広報・IR担当
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