NEWS RELEASE
2012年9月19日
千葉ロッテマリーンズのホームスタジアム「QVCマリンフィールド」での
ワンセグ型エリア放送に当社システムが採用
~業界初※、技術基準適合証明を適用した本免許取得による放送~
※2012年9月14日現在当社調べ。一般公衆を対象とした放送として。
9月21日(金)、22日(土)にQVCマリンフィールド(千葉県千葉市美浜区)にて行われる、千葉ロッテマリーンズ対オリックス・バファローズの試合において、千葉ロッテマリーンズが実施するワンセグ型エリア放送サービスに、当社が開発を進めているワンセグ型エリア放送システムが採用されたことをお知らせします。
千葉ロッテマリーンズの企画・制作による「コメンタリー付き生中継放送」実施にあたって、当社は、無線局免許申請・取得などへの協力を行うとともに、ワンセグ型エリア放送送信機およびリアルタイムエンコーダなどの放送機材を提供します。本生中継放送は、球場内全域において来場者のワンセグ対応携帯電話機などで視聴いただくことができます。
本放送にあたっての無線局免許取得は、一般公衆を対象とした0.77(10/13)mW級の放送では業界として初めて技術基準適合証明を適用したものとなります。
ワンセグ型エリア放送は、地上デジタル放送の空きチャンネル帯域(ホワイトスペース)を利用して、半径数百メートル程度の特定エリアに向けて行うデジタル放送で、自治体や商業施設、イベント会場などの新しい情報配信メディアとして注目を集めています。受信機として国内に1億台以上普及しているワンセグ対応携帯電話機などを利用できることから、今後、ワンセグ型エリア放送サービスによる新しい市場の広がりが期待されています。
当社は、これまでも金沢百万石まつり、東京工科大学イベント、その他ライブハウスイベントなどにおいて、ワンセグ型エリア放送の実証実験を実施し、システム運用のノウハウを蓄積すると同時に放送規格の策定に貢献してきました。
今後も、この度の業界初となる技術基準適合証明を適用した本免許による放送を皮切りに、ワンセグ型エリア放送の普及に貢献し、本格的なビジネスへの成長を目指します。
【放送サービスエリア】
【放送内容の例】
【ワンセグ型エリア放送システムのイメージ図】
※技術基準適合証明の概要
技術基準適合証明(技適)とは、特定無線設備(送信機)が電波法令の技術基準に適合していることを証明するもので、2012年4月2日に施行された新規格の厳密なスペクトラムマスク基準をクリアすることにより取得できるものです。
2012年6月14日広報発表の通り、当社製ワンセグ型エリア放送送信機はこの技術基準適合証明を取得しており、機器の設定や運営時に無線従事者でなくても運用が可能となります。また、無線局免許状取得にあたり開局場所での登録点検が不要となることから、開局手続きの大幅な簡素化・期間の短縮化を実現します。
技適適用での免許申請のメリット
■登録点検による申請
■技適を適用した申請
本件に関するお問い合わせ
- 【報道関係窓口】
- 株式会社JVCケンウッド 経営戦略部 戦略企画統括部 広報・IR担当
TEL:045-444-5232 FAX:045-444-5239
お問い合わせフォームはこちら