NEWS RELEASE
2012年10月4日
ヘッドアップディスプレイ第一世代機の開発を完了!
~カーロボティクスを推進する特定販路に出荷を開始~
当社は、ヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)第一世代機の開発を完了し、カーロボティクスを推進するベンチャー企業である株式会社ゼットエムピー(社長:谷口 恒、本社:東京都文京区)に出荷を開始しましたのでお知らせします。
1.HUDへの当社の取り組み
自動車用などの表示装置の一つであるHUDは、フロントガラスやコンバイナーを利用してカーナビの経路案内や、車速・車間距離などの情報を表示するもので、運転者はカーナビ画面等に視線を移すことなく運転できることから、安全運転に寄与するものです。
当社は、企業ビジョンに掲げた「感動と安心」を創るメーカーとして、自動車運転の安全につながるHUDの開発に注力しており、反射型の液晶表示素子とプロジェクター光学系を用いるLCOS(Liquid Crystal On Silicon)方式と、映像信号で変調したレーザービームを鏡でラスタースキャンさせるMEMS(Micro Electro Mechanical System)方式の2通りのHUDを開発しています。LCOS方式は、当社が長年培ったプロジェクター技術を応用でき、すぐにでも量産化が可能なことから先行して商品開発を進め、試作機を今年1月に米ラスベガスで開催された2012 International CESに参考出品しました。
当社は、このたびのHUD第一世代機の開発完了および出荷開始を皮切りに、主に市販向けHUDを想定するLCOS方式および主にOEM向けを想定するMEMS方式ともに研究・開発活動を推進するとともにマーケティング活動を本格化することで、市販向けおよびOEM向けそれぞれの市場においてHUDの商品化をめざします。
2.HUD第一世代機の概要について
このたび開発が完了したHUD第一世代機は、2012 International CESに参考出品したダッシュボード据置タイプとは異なり、より多くの自動車に取り付けが可能となるルームミラー取り付けタイプのLCOS方式のもので、HUDのコア部を当社で設計し、量産化にあたっての設計・生産はパートナー企業に委託する方式を採用することで、開発期間の短縮化・効率化を実現しました。また、汎用の映像入出力が可能とすることで、自動車関連の研究・開発用途に適した仕様としました。
このような仕様を活かして、カーロボティクスを推進するベンチャー企業である株式会社ゼットエムピーに出荷し、同社を通じて自動車関連の教育・研究機関や企業の研究部門などに販売される見込みです。
会社名 | 株式会社ゼットエムピー |
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設立 | 2001年1月30日 |
資本金 | 3,000万円 |
代表取締役社長 | 谷口 恒 |
所在地 | 〒112-0002 東京都文京区小石川五丁目41番10号 住友不動産小石川ビル6階 |
ヘッドアップディスプレイ
第一世代機
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