株式会社JVCケンウッドは、8月25日（火）より27日（木）までベルサール六本木で開催される株式会社ZMP（以下、「ZMP」）主催の「ZMPフォーラム2015」において、ZMPのロボットカーに当社が開発を進めているヘッドアップディスプレイや車載用カメラ、電子ミラーなどを搭載した次世代デジタルコックピットシステムのコンセプトモデルを展示いたしますので、お知らせいたします。

1．ZMPとの取り組みについて

ZMPは、“Robot of Everything 人が運転するあらゆる機械を自動化し、安全で、楽しく便利なライフスタイルを創造する”というミッションのもと、ADAS（先進運転支援）、自動運転技術開発用プラットフォーム、移動体メーカー向け自動運転等の開発支援・実験代行を行っており、2014年より公道での自動運転実証実験を開始、2015年5月にはロボットタクシー株式会社を設立、ドライバーのいない無人タクシーの実用化に向けて事業を進めております。

当社との関係は、2006年にZMPが発売したミュージックロボットへの音質技術の提供に始まり、ここ数年では当社が開発したヘッドアップディスプレイ第一世代機の販売や、共同で合弁会社「株式会社カートモ」を設立するなど、自動車のテレマティクス技術の開発を共同で進めてきました。

また、2013年12月にはZMPへ出資を行い、テレマティクスや自動運転技術開発での取り組みが先行するZMPと連携することで、今後成長が予想され、当社の中・長期的発展を担う「i-ADAS_※1」の事業開発を本格的に推進するとともに、当社の成長を牽引する事業への育成をめざしています。

このたび、その一環として、ZMPが主催する「ZMPフォーラム2015」において、ZMPのロボットカーに当社が開発を進めているヘッドアップディスプレイや車載用カメラ、電子ミラーなどを搭載した次世代デジタルコックピットシステムのコンセプトモデルを展示することとなりました。実際の車内において、これまでにない先進のカーオプトロニクス_※2技術を体験いただけます。

※1：当社の商標であり“革新的先進運転支援システム”の意

※2：車載機器にオプトエレクトロニクス技術を用いた当社独自の名称

2．ZMPのロボットカーに搭載する次世代デジタルコックピットシステムのコンセプトモデルについて

ZMPの開発したロボットカーに、以下のカーオプトロニクス機器を搭載することで、先進のデジタルコックピットシステムをご体験いただけます。

① 高画質電子ミラー
ロボットカーの左右と後方に合計3台の車載用HDカメラを搭載。運転席に設置した専用ディスプレイにパノラマ画像を映し出します。

② 高視認性全周囲俯瞰カメラシステム
ロボットカーの前後左右に合計4台の車載用HDカメラを搭載。運転席に設置した専用ディスプレイに、車の上方から見た360度の視認性の高い映像を映し出します。

③ 高精細ヘッドアップディスプレイ
フロントガラスに安全運転支援情報や運転速度などを表示可能な高精細ヘッドアップディスプレイを搭載します。

3．当社における今後の取り組み

当社は、カメラやセンサーなどのセンシングデバイスから車両検知などのADAS（先進運転支援）、それらをドライバーに伝えるディスプレイ・インターフェイスという、情報の入り口から出口までの各種コア技術をグループ内で保有する数少ない専業メーカーであり、その強みを活かしてデジタルコックピットシステムの開発に取り組んでいきます。

4．ZMPフォーラム2015の概要

名称	ZMPフォーラム2015
会期	2015年8月25日（火）～27日（木）
開催時間	8月25日（火）9時15分～17時 8月26日（水）10時20分～17時20分 8月27日（木）9時15分～17時
会場	ベルサール六本木 東京都港区六本木7-18-18住友不動産六本木通ビル1F
定員	各日200名

※詳細は、ZMPのWebサイト（https://www.zmp.co.jp/）をご参照ください。