NEWS RELEASE
2017年7月20日
横浜市における快適な環境づくりへの貢献の一環として
熱線再帰フィルムを使用した暑さ対策の実測調査を市立小学校で実施
~横浜市およびデクセリアルズ株式会社との公民連携の取り組み~
株式会社JVCケンウッドは、地域貢献活動の一環として、横浜市およびデクセリアルズ株式会社(以下、デクセリアルズ(株))と連携して、新しい窓用遮熱フィルムである熱線再帰フィルムを使用した暑さ対策の実測調査を横浜市立上末吉小学校(横浜市鶴見区)において実施いたしますので、お知らせいたします。
1.実測調査の背景と今後の取り組み
当社は、本社・横浜事業所と白山事業所を横浜市に構える市内企業として、子育て支援や教育、シティプロモーションなどの分野における相互連携を強化することによる市民サービスの向上を目的に、2014年8月に横浜市と「地域活性化に関する包括連携協定」を締結しました。
その推進項目のひとつに、地域貢献活動の一環として「横浜市における快適な環境づくりへの貢献」を掲げておりますが、熱線再帰フィルムを活用した「市街地のビル群地域におけるヒートアイランド対策」もその活動の一例です。
今回の調査は、横浜市および熱線再帰フィルムの製造・販売を行うデクセリアルズ(株)との公民連携の取り組みとして、熱線再帰フィルムを使用した際の暑さ対策の効果を定量的に把握するための実測調査を行うものです。
なお当社は、グループ会社である株式会社JVCケンウッド・公共産業システムと連携し、様々な業種の顧客に対して業務用システムソリューションを提供しておりますが、このたびの実測調査の効果を検証しながら、熱線再帰フィルムの普及促進により、各地の都市部におけるヒートアイランド対策への貢献をはかります。
2.熱線再帰フィルムの概要
熱線再帰フィルム アルビード(デクセリアルズ(株)製)は、窓ガラスの内側に貼ることにより、室内に侵入する近赤外線(熱線)を遮へいして室内の暑さを和らげる効果に加え、遮へいした熱線を天空に返すことで屋外の地表に向かう熱線も低減する効果を持つものです。
3.熱線再帰フィルムによる暑さ対策の実測調査の概要
小学校の教室の窓ガラスに熱線再帰フィルムを貼った場合の、教室とグラウンドでの暑さ対策の効果を定量的に把握するため、下記の調査を実施します。
- (1)実施場所 : 横浜市立上末吉小学校(横浜市鶴見区上末吉5丁目24番1号)
- (2)実施期間 : 平成29年7月21日~8月25日
- (3)調査内容 : 上末吉小学校の教室の窓ガラスの内側に熱線再帰フィルムを貼り、フィルムを貼った教室と貼らない教室で、教室内とグラウンドでの暑さに関する項目を測定します。
その結果を比較し、熱線再帰フィルムによる暑さ対策の効果を定量的に評価します。 - (4)測定項目 : ・教室内の暑さに関する測定(温度、湿度、黒球温度、暑さ指数等)
・グラウンドの暑さに関する測定(熱線の反射量等)
【参考1】熱線再帰のイメージ
※熱線再帰とは、上方から入射する熱線を上方に反射する機能を指しており、必ずしも光の入射方向に向かって反射するものではありません。
【参考2】熱線再帰フィルムによる暑さ対策の実測調査のイメージ
教室内での測定実施イメージ
グラウンドでの測定実施イメージ
本件に関するお問い合わせ
- 【報道関係窓口】
- 株式会社JVCケンウッド 企業コミュニケーション部 広報・IRグループ
TEL: 045-444-5232 〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目12番地