トップコミットメントサステナビリティ

トップコミットメント

 私たちJVCKENWOODは、サステナビリティを、利益ある成長と社会課題の解決を両立させる鍵であると認識しています。当社は今年の10月で経営統合後10年、一体会社として合併後8年目を迎え、新経営体制のもとで顧客価値創造企業としての転換期に立っています。中長期経営計画「2020年ビジョン」と新しいサステナビリティ戦略を全社的に進め、世界の人々へ感動と安心を与えるグローバル企業として進化していきます。

製造販売業から顧客価値創造企業への転換

 企業を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中、企業が自社の利益のみでなく、事業を通じて社会課題を解決することへの期待が高まっています。国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」は、その大きな指針の一つです。SDGsは、2030年に向けて、貧困や環境課題への対応、ステークホルダーとの連携によるイノベーションを促しています。エネルギーの効率化やCO2排出量の削減については、COP21で採択された「パリ協定」でも対応が求められています。国内に目を向けると、政府はSociety 5.0による超スマート社会を支えるためのイノベーションを、企業に対して要請しています。また、女性活躍推進を含むダイバーシティ&インクルージョンや健康経営、取引先とのパートナーシップ強化も、事業基盤を固める観点から注目されています。

 クラウドやAIに代表される高度なデジタル技術の活用、EV化など製品を通じた環境負荷の低減、顧客ニーズへ素早く対応するカスタマイズ化など、当社を取り巻く社会のニーズも変化し続けています。当社の主要事業はオートモーティブ分野、パブリックサービス分野、メディアサービス分野で構成されます。こうした変化に柔軟に対応し、技術立脚型の企業として更に成長するため、私たちはこれまでの製造販売業から、顧客価値創造企業への転換を図っています。メーカーとしてのモノづくりに止まらず、速いスピードで変化する市場と顧客のニーズを捉え、「尖った」ソリューションを継続的に世の中へ提供する、それがバリュークリエイターとしての私たちの役割です。社会課題の解決を通じたサステナブルな社会構築という視点を統合した、中長期経営計画「2020年ビジョン」を指針として、顧客価値創造企業への転換を実現していきます。

サステナビリティ戦略により「2020年ビジョン」を推進

 「2020年ビジョン」による持続型社会への貢献をより一層推進するため、私たちは2017年度にサステナビリティ推進戦略を定めました。戦略テーマに、「技術イノベーション」「レジリエンス強化」「スマートサービス」「ウェルネス」を設定し、「2020年ビジョン」との整合を図りながら、マテリアリティ(重要課題)を特定しました。さらに、マテリアリティに紐づくKPIsの策定により、当社のすべての事業がサステナビリティ戦略と結びつき、その進捗をサステナビリティの視点からも管理し、事業を改善していく体制が整いました。2018年度からは、新体制のもと、年度ごとの取り組みとその成果を、Webサイト等で積極的に皆さまへ発信してまいります。

商品・サービスを通じて社会課題を解決

 オートモーティブ分野は、長年にわたる当社技術・ノウハウを基盤に、国内市場でトップクラスのシェアを誇ります。持続的な成長のため、AIやIoTの普及により多様化する顧客ニーズに対応するには、更なる「技術イノベーション」が必要不可欠です。昨年度発表した高音質AVカーナビゲーション「彩速ナビ」と、ナビ連携型ドライブレコーダーなどとのスマート連携はその具体事例であり、安全・安心な自動車社会の形成に寄与する製品です。

 パブリックサービス分野では、公共の場における人々の命に係わる安全確保に役立つ業務用無線システム技術の展開により、多くの人が安心して暮らせるまちづくりへの貢献を図っています。また、映像監視技術や画像解析技術にIoT技術を融合させたセキュリティシステムも、「レジリエンス強化」に資する仕組みとして一層発展させてまいります。ヘルスケア事業では、発達障がいなどの早期診断を可能にする視線計測装置「Gazefinder(ゲイズファインダー)」の開発や、手術室向け映像ネットワークソリューションなど「スマートサービス」により、先進的な医療サービスの提供に貢献しています。

 メディアサービス分野における「EXOFIELD(エクソフィールド)」は、独自の頭外定位音場処理技術を用いて驚きと感動をもたらす「尖った」ソリューションの代表事例です。音の空間環境を創造し、快適な居心地とリラックスする環境をつくり出すハイレゾ音響空間「KooNe(クーネ)」と共に、「ウェルネス」の向上に寄与しています。

 ビジネス機会の獲得のみならず、強固なリスクマネジメントやステークホルダーとの協働も、顧客価値創造企業として重要であると認識しています。事業継続マネジメント(BCM)における体系的な取り組みは、国土強靭化貢献団体認証「レジリエンス認証」の取得として評価されました。すべての従業員が生き生きと活躍できる組織体制の構築も進めています。ダイバーシティの推進やワーク・ライフ・バランスの強化に取り組んだ結果が、厚生労働省による「えるぼし認定」最高位、経済産業省による「健康経営優良法人2018~ホワイト500」の取得に繋がっています。また、次世代を担う子ども達への環境講座や、地域の自然環境保護活動などの社会貢献活動も継続しながら、行政や地域コミュニティとの連携強化に尽力しています。

内外の英知を集結し、さらなる飛躍を

 SDGs等の国際的な枠組みを念頭に、2018年度は引き続き、新しいサステナビリティ推進体制のもとで「2020年ビジョン」の達成に向けた積極的な取り組みを進めてまいります。持続可能な社会への貢献がビジネスの好機となり、利益ある成長を遂げていく。その成果を、JVCKENWOODの進化として皆さまにお示しできることを目指しています。企業ビジョン「感動と安心を世界の人々へ」を胸に刻み、ステークホルダーの皆さまのご期待に応えていけるよう、従業員一丸となって一層励んでまいります。

 今後とも皆さまには、私たちの取り組みにご注目いただくとともに、ご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2018年6月

代表取締役 会長執行役員 CEO
辻 孝夫

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