2019.05.10報道発表


ビクターブランドより、ウッドコーンオーディオ最高峰のプレミアムモデルを「コトSquare」にて限定発売

コンパクトコンポーネントシステム「EX-HR10000」 を発売

~“人工熟成ハイブリット響棒”をはじめとした新たな高音質技術を採用し、広い音楽空間と高い解像度を実現~


 株式会社JVCケンウッドは、ビクターブランドより、“木”を振動板に採用した「ウッドコーンスピーカー」を搭載したコンパクトコンポーネントシステム「EX‐HR10000」を、公式オンラインストア「コトSquare」限定モデルとして6月中旬より発売します。
 本機は、これまで培ってきた独自の音響テクノロジーに加えて、“人工熟成ハイブリット響棒”をはじめとした新たな高音質技術を投入。広い音楽空間と高い解像度を実現した、シリーズ最高峰のプレミアムモデルとして発売します。


品名 型名 希望小売価格(税抜き) 発売時期
コンパクトコンポーネントシステム EX‐HR10000 オープン価格 6月中旬

*「コトSquare」での販売価格は 148,000 円(税抜き)を予定しています。



<企画意図>

 当社のウッドコーンオーディオシステムは、”原音探究“をコンセプトとし、2003年の初代機「EX-A1」を発売して以降、“木”を用いた独自の高音質化技術を進化させるとともに、国内最高峰の設備・技術を誇る「ビクタースタジオ」との共同チューニングにより、スタジオマスタークオリティの再現を目指し続けてきました。
 このたび発売する「EX-HR10000」は、2019年2月に発売したハイエンドモデル「EX-HR99」をベースに、“人工熟成ハイブリット響棒”やレッドオーク材の大型ウッドブロックをはじめとした新技術を採用。広い音楽空間と高い解像度を実現しました。また機能面では、Bluetooth®接続はもちろん、FLAC/WAVファイルの再生に対応するとともに、当社独自のデジタル高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」を搭載。CDやハイレゾ音源はもちろん、ワイヤレス再生においてもハイレゾ相当の高音質が楽しめます。
 当社は本機を、長年培った音響テクノロジーを集約させ、シリーズ最高峰のプレミアムサウンドを追求したモデルとして提案します。


<主な特長>

1.木が奏でる美しい響きを実現するフルレンジ「ウッドコーンスピーカー」を採用

“スピーカーは楽器でありたい”という想いから生まれた、“木”を振動板に採用した当社独自の9cmフルレンジ「ウッドコーンスピーカー」を搭載。音の伝播速度を向上させるチェリー材の薄膜シートをコーンに最適配置した異方性振動板を採用し、コンパクトサイズながら広い音楽空間と解像度の高いサウンドを実現します。


< 異方性振動板 >

< 異方性振動板 >


2.美しい外観に加え、豊かな空間表現を実現するチェリー無垢材キャビネット

スピーカーキャビネットには、中音が艶っぽく綺麗に響くチェリーの無垢材を採用。また、ピアノやギター、バイオリンなどの楽器が響きの良い美しい音を奏でることにヒントを得て、スピーカーエンクロージャーには独自の響棒・響板構造を取り入れました。重心の低い低域再生と音のスケール感を向上させるチェリー響棒や竹響板の最適配置に加え、人工熟成処理を施した響棒構造(詳細後述)を取り入れることで、音楽空間の拡大と解像度の向上を実現しています。


< キャビネット構造 >

< キャビネット構造 >


3.ウッドコーン最高峰のプレミアムサウンドをワイヤレスで楽しめる、Bluetooth®を搭載

Bluetooth®を搭載し、対応するスマートフォンやタブレット内の楽曲のワイヤレス再生が可能。コーデックは高品位な伝送を可能とするAAC、aptXに対応します。



4.「K2 TECHNOLOGY」 を搭載し、ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質が楽しめる

圧縮・劣化したデジタル音源の高周波数帯域、微小信号に拡張処理を施し、オリジナルマスターに迫るクオリティーで復元する、当社独自のデジタル高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」を搭載。CDやUSBに収録された楽曲はもちろん、Bluetooth®によるワイヤレス伝送においてもハイレゾ相当の高音質が楽しめます。



5.FLAC/WAVファイル(最大192kHz/24bit)の再生やCD・ラジオ放送の録音に対応したUSB端子を装備

USBメモリーに収録されたFLAC/WAVファイル(最大192kHz/24bit)やMP3/WMAなど、さまざまな収録音源の再生が可能です。USB端子は使い勝手の良いフロント面に装備。音楽CD・ラジオ放送や外部アナログ入力のMP3録音にも対応します。


6.「ビクタースタジオ」との共同サウンドチューニングを実施

国内最高峰の設備・技術を誇る当社グループ「ビクタースタジオ」のエンジニアとともにサウンドチューニングを実施。“原音探究”の理念のもと、スタジオにおけるマスター音源のイメージを忠実に再現することを目指しました。



<「EX-HR99」からの主な音質改善技術のポイント>

1.新技術“人工熟成ハイブリット響棒”を搭載し、豊かな音楽表現力と広い音場空間を実現

人工熟成処理を施した異なる2つの素材(チェリー材、スプルース材)を組み合わせた“人工熟成ハイブリット響棒”をフロントバッフルの裏面下部に新たに搭載。より高い解像度と一段と重心の低い低音再生を実現し、音楽の表現力を大幅に向上させました。さらに、フロントバッフルの裏面上部にも人工熟成処理を施したスプルース縦目響棒を搭載し、透明感のある響きと上方向への音楽空間の広がりを実現します。



2.新たにレッドオーク材を採用した大型ウッドブロックを搭載し、不要な振動を低減

ユニット磁気回路の後部には、数々の形状試作と試聴検証の実施を通じて厳選したレッドオーク材を採用し、形状も見直した大型ウッドブロックを搭載。取り付け位置を1mm単位で調整することで、ダクトからの不要高域成分を制御・最適化するとともに低音エネルギーを増大させ、不要な振動を低減します。



3.ボイスコイル錦糸線に新たに4N-OFC(無酸素銅線)を採用

“木”を厚さ80μmに削り出して加工したウッドボイスコイルを採用。今回新たに、錦糸線の素材をタフピッチ銅(軟銅)から4N-OFC(無酸素銅線)に変更することで、より透明感のある音と前方向の豊かな空間表現を実現します。


< ウッドボイスコイル >

< ウッドボイスコイル >


4.銅添加ステンレスネジ&真鍮ワッシャの採用により、広い音響空間と重厚な低音を実現

スピーカーターミナル部には鮮やかでエネルギー感あふれるサウンドを再現するダブルナット構造を採用。さらにターミナル部固定用のネジ4本(鉄/ニッケルメッキ)のうち、左上1本のみステンレス素材を採用した異種材の組み合わせにより音響空間の拡大を実現しています。本機ではこのステンレスネジに銅を添加した素材を採用することで、音の輪郭がさらに鮮明になり、高域のヌケの良さを改善しています。さらに、スピーカーユニット固定用のネジ4本のうち右下1本のみに真鍮ワッシャを追加で挿入することで、より重心の低い重厚な低域再生が可能です。


<スピーカーターミナル部>

<スピーカーターミナル部>


5.プレミアムモデルのサウンドクオリティを実現するこだわりの高音質設計

本体部にも、プレミアムモデルとしてのサウンドクオリティを実現するため、数々の音質チューニングを施しました。振動吸収部材を部分的に追加装着することにより、音色感・艶・解像度をさらに向上。またサイドウッドとアークベースの固定ネジの締めつけ順序を最適化することで高い透明感や広い音楽空間を実現しました。


<サイドウッド>

<サイドウッド>


< その他の特長 >

・マスターサウンドの音楽表現を再現する高音質デジタルアンプ「DEUS」を搭載

 

・Bluetooth®接続にあわせて電源オン、音楽再生が楽しめるBluetooth®スタンバイ機能

 

・ワイドFM対応のFMチューナーを搭載

 

・192kHz/24bit PCM信号に対応したデジタル入力端子を装備


< ウッドコーン特別試聴会について >

プレミアムモデル「EX‐HR10000」のこだわりのポイントや開発秘話、商品の特長を説明するとともに、リアルな音楽空間を体験いただける特別試聴会を定期的に開催します(参加無料・事前予約制)。


【東京会場】

・5月11日(土) 13:30~15:00

 

・6月22日(土) 13:30~15:00


【札幌会場】

・7月27日(土) 第一回 10:30~12:00 / 第二回 13:30~15:00

 

詳細は以下URLをご覧ください。

 

■ウッドコーン特別試聴会のお知らせ
http://kotosquare.jvckenwood.com/shop/contents?contents_id=372290


「EX‐HR10000」

「EX‐HR10000」


<主な仕様>

型名 「EX‐HR10000」
アンプ部/
入出力端子
実用最大出力 50W + 50W(JEITA 4Ω)
音声入力端子 アナログ×2、デジタル×2(光1、同軸1)※1
音声出力端子 アナログ ×1
サブウーハー出力 1
ヘッドフォン出力 Φ3.5mmステレオミニ ×1
USB端子 1
CD部 再生可能メディア 音楽CD、CD‐R/RW(MP3、WMA)
チューナー部 受信周波数 FM:76.0MHz~95.0MHz (ワイドFM対応)
USB部※2 再生フォーマット※3 WAV/FLAC(最大192kHz/24bit)、MP3、WMA
録音フォーマット MP3(128kbps/192kbps)
Bluetooth®
※4
通信方式 Bluetooth®標準規格 Ver. 4.2
出力/最大通信距離 Class 1 / 約10m
対応プロファイル A2DP, AVRCP
対応コーデック SBC、AAC、aptX
サウンド

K2 TECHNOLOGY

重低音
BASS/TREBLE音質調整
L/Rバランス調整
タイマー スリープタイマー
スピーカー部 形式 1ウェイバスレフ
スピーカーユニット(1本あたり) フルレンジ:9cmウッドコーン×1 
電源 AC100V(50Hz/60Hz)
消費電力 定格消費電力 45W
スタンバイ時 Bluetooth®スタンバイ時11W以下/ノーマルスタンバイ時0.5W以下
最大外形寸法
/質量
センター部 W279×H118×D289mm/4.3kg
スピーカー部(1本あたり) W120×H161×D264mm/2.2kg
付属品 リモコン、単4形乾電池(2本)、FM簡易アンテナ、スピーカーコード

※1:PCM信号のみ/サンプリング周波数 32kHz~192kHzに対応。
※2:接続するUSB機器は、USBマスストレージクラスデバイスに対応したものに限ります。USBメモリーは付属しておりません。
※3:著作権保護された音楽ファイルは再生できません。
※4:全てのBluetooth®機器との接続における動作を保証するものではありません。


<商標について>

●「 WOODCONE」「K2 TECHNOLOGY」「DEUS」「VICTOR STUDIO」「アークベース」「コトSquare」は、当社の商標または登録商標です。●Bluetooth®ワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、株式会社JVCケンウッドはこれらのマークをライセンスに基づいて使用しています。
●Qualcomm®aptX™audioは、Qualcomm Technologies International,Ltd.の製品です。Qualcomm®は、米国およびその他の国で登録されているQualcomm Incorporatedの商標であり、許可を得て使用しています。●aptX™は米国およびその他の国で登録されているQualcomm Technologies International,Ltd.の商標であり、許可を得て使用しています。●AACは、ドルビーラボラトリーズの商標または登録商標です。●その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。


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