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社員紹介 ~ 中村 絢香 ~


安全を支えるための地道な検証の数々。
今の私にできることを、大事にしていきたい。



中村 絢香 なかむら あやか
2017年入社/オートモーティブ分野 電気設計



JVCケンウッドへの入社を決めた理由は?


小学生の時、友だちの壊れた文房具を直してあげたことをきっかけに“ものづくり”が好きになりました。以来、大学では技術系を専門に学び、就職活動ではメーカーを中心に考えていました。そんな中JVCケンウッドに決めたのは、音響製品や車載器など、多くの人に身近な製品を送り出していたからです。市場に出回っている製品はクオリティに対する反応やお客さまの声がダイレクトに伝わってくるものなので、私は開発者としてこれ以上のやりがいはないと感じています。

 


現在の担当業務について


主にカーナビゲーションの不具合を解析するサポートや開発製品の動作試験を行っています。実際に製品を使われるお客さまにとっては性能の良さが大事ですが、私たちがもっと大事にしなければならないのはお客さまが安全かつ快適に使用できる製品を開発することだと思います。先日も不具合を起こした製品に対し、ユーザー目線に立ち、少しずつ観点を変えながら何千回と試験をしました。安全を守るためには手間も時間も惜しんではならない、とても大事なことなんだと痛感しました。
またカーナビゲーションの場合、車載器ならではの検証も必要になってきます。たとえば夏、80℃まで上昇した車内に耐えられるかなどです。この検証に私はまだ参加したことはありませんが、さまざまな検証を繰り返すことが、危険を回避した設計につながります。今はそのサポートのために必要な検証用基板の設計や回路CADの扱いを学んでいるところです。


入社してから一番印象に残っている仕事は?


同じ部署に配属された新入社員2人で行った会社機能理解研修です。一つの製品がどんな流れで作られているのか、どんな人たちが関わっているのかを自分たちで調べながら学ぶ研修です。まずは各部署の方にアポイントを取り、直接インタビューすることから始まりました。企画、営業、品質保証だけでなく、想像以上にさまざまな業務があり、話を聞くたび驚きがありました。配属されて間もなく、まだ何も分からない2人で進めるのは大変でしたが、周りの社員の方とコミュニケーションが自然に取れたこと、私の所属する電気設計グループと各部署の関係性を理解することで次の仕事に活かせるようになったことは大きなメリットでした。
研修の最後には資料を作成し、技術本部長へのプレゼンです。すごく緊張しましたが、この研修で多くのことを学んだので、その気持ちをそのまま伝えました。

 


上司や同僚はどんな方ですか?


新人教育を担当してくれるメンターさんがいるので、業務でわからないことがあればその方に相談しています。17年以上のキャリアを持つすごく頼りになる先輩で、私がはんだ付けで焦がしてしまうと横に来てお手本を見せてくれます。とてもわかりやすく教えてくれるので今ではかなり上達しました。また周囲には年上の男性が多いのですが、不器用な私を見ては笑顔でいじってくれます。そこから冗談が飛び交うほどいつも和気あいあいとした雰囲気ですが、仕事の話になると一転、真剣な顔つきで得意分野や知識を繰り広げる姿にただただ尊敬の念でいっぱいになります。


今後の「夢」や「目標」を聞かせてください


基板を自分の力で設計できるようになることが今の目標です。そのために必要なスキルは、電気部品を広く理解するための知識と設計に伴うプロセスをきちんと把握し管理する能力です。どちらも安心して使っていただける製品開発に欠かせません。また、海外の部品を取り扱う際に英語の知識が必要になるので英語力も身につけるなど、設計者の一人として知識も経験もたくさん積んで、日々成長していきたいと思います。


就職活動中の方へメッセージを


就職活動の面接では初めて会う人ばかりで、とても緊張するのではないでしょうか。私も同じように頭が真っ白になりましたが「ものづくりがしたい」という強い意志を持って臨んだことで言いたいことが伝わったと思います。JVCケンウッドの面接でももちろん緊張しましたが、面接官の方はどなたも笑顔でやさしく、最後まで話を聞いてもらえたことが何よりうれしかったです。
就職活動はたくさんの人に出会うことのできる貴重な機会です。どうか一期一会の気持ちで人との関わりを大切にしながら頑張ってください。


中村 絢香さんの1日のスケジュール