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エンタテインメント ソリューションズ分野における価値創出

多様化する人びとの生活をサポート

貢献するSDGs


近年、甚大化する自然災害や異常気象の発生により、人びとの防災意識は高まってきています。そして、一度災害が発生すると、ガス・電気・水道といったライフラインが止まったり、自宅を離れ、避難が必要になったりする場合もあります。私たちは普段、電気を必要とする多くのものに囲まれて生活しているため、そのような状況下において、安心・安全に過ごすためには電源の確保が必須となります。JVCケンウッドのエンタテインメント ソリューションズ分野は、「メディア事業」と「エンタテインメント事業」で構成されており、「メディア事業」では、自然災害やパンデミックに対する意識の高まりに対応した製品を幅広く展開しており、非常時における人びとの生活を支えています。

また、新型コロナウイルス感染症の拡大を経て、多くの人びとは生活様式が変わり、テレワークや巣ごもりなど自宅で過ごす時間も増えてきています。ワークスタイルや人との交流が多様化し、オンラインや電話でのミーティングが広く活用されています。メディア事業では、当社の強みの一つである、「映像」の技術を用いて、需要が高まるオンラインでのコミュニケーションやビジネスをサポートする、PTZリモートカメラを提供し、円滑なコミュニケーションに貢献しています。


ポータブル電源

近年、ポータブル電源は、レジャー用途のみならず、防災および減災のための製品としても、ますます需要が高まっています。

当社では、Jackery社と共同開発したJVCブランドの「BN-RB10-C」をはじめとした製品群のみならず、2023年からはVictorブランドからもポータブル電源を市場展開しています。 Victorブランドの「BN-RF1500」、「BN-RF1100」、「BN-RF800」、「BN-RF510」、「BN-RF250」は、熱安定性に優れ信頼性が高く、より長寿命な「リン酸鉄系リチウムイオン充電池」を採用したことで、繰り返し充電が可能な回数を約4,000回(BN-RF510、BN-RF250)および約3,000回(BN-RF1500、BN-RF1100、BN-RF800)に強化しています。さらに、充電完了後もコンセントに挿したまま使用可能であり、停電時などの緊急時にわずかな時間で自動的に電力を供給する「自動給電切り替え機能」を搭載するなど、高信頼性と長寿命のみならず使い勝手の良さを両立しました。また、ポータブルソーラーパネル「SVシリーズ」と組み合わせて使用することで、アウトドアや非常時など電源が取れない状況でも、より長時間の電力確保を可能にします。非常時の電力確保は、全ての人の安心と安全な生活を実現するための重要な課題です。今後もポータブル電源およびポータブルソーラーパネルの積極的な市場導入を進め、防災・減災に貢献していきます。


ポータブル電源「BN-RF510」

ポータブルソーラーパネル「BH-SV68」


PTZリモートカメラ

新型コロナウイルス感染症の拡大を経て、教育機関では動画を活用した授業や講義、企業ではウェビナーを通じた商品紹介や勉強会、そしてWeb会議などが盛んに行われるようになりました。また、放送局、映像制作業界では、IPネットワーク回線を経由して放送局や映像制作会社と遠隔地を結んだ映像制作の新しい形態である「リモートプロダクション」が普及しています。

このため、当社はより円滑なコミュニケーションやビジネスをサポートするために、PTZリモートカメラ「KY-PZ510N」を提供しています。4K60p撮影およびH.265/HEVC形式による配信を実現しており、さらに水平画角80°の広角撮影に対応しています。また、被写体の人物が動くことの多いライブイベントやリモート授業などでは自動追尾撮影が可能となっています。


PTZリモートカメラ「KY-PZ510N」