超高解像度を実現するサブピクセルを独立ドライブテクノロジー

ISD（Independent Sub-pixel Drive）テクノロジーは、入力画像の詳細な情報に応じ、サブピクセルを独立ドライブ（表示）することにより超高精細表示を実現します。（特許第4773522号）
＊画像表示にはISDテクノロジーに対応する専用ビューワーが必要です。

フィルムのように締まった黒と鮮鋭度の高い表示を実現する特殊ARコート

特殊AR（アンチリフレクション） コートは従来のLCDの表面処理と比較し、フォーカス・ノイズ・コントラスト・視野角特性に優れ、フィルムのように締まった黒と鮮鋭度の高い表示を実現します。

優れた階調表示を実現するためのLUT（ルックアップテーブル）の内蔵とTOTOKU独自の同時多階調表示機能

一般のディスプレイが表示可能な256階調のグレースケールでは階調のつぶれ・飛びなどがあり、医用画像表示で求められる微妙な陰影の表示が出来ません。 TOTOKUの医用画像表示用ディスプレイは、ディスプレイに内蔵する最大3826(11.9bit)の階調から最適な256(8bit)階調を選び出して表示します。これにより、一般ディスプレイでは提供できない「より滑らかで精度の高いグレースケール表示」を実現します。

さらに、ビューワーにTOTOKU独自仕様に対応した変換テーブルを持つだけで、最大2048階調を同時表示することが可能となり、より精度の高い表示が可能になります。

ガンマ特性・色温度・輝度を正確に調整するキャリブレーション機能

一般的に医用画像表示用ディスプレイは、DICOM Part14で規定されているグレースケール標準表示関数"GSDF"に準拠したグレースケール特性で表示されることが要求されます。このため、医用画像表示用ディスプレイはディスプレイモニターの輝度・色度・階調特性の調整を行うためのキャリブレーション機能を搭載しDICOM GSDFに忠実なグレースケール表示を実現しています。

常に安定した医用画像表示を実現する輝度安定化システム

輝度の変動は、ガンマカーブの変動も伴うため医用画像に影響を与えてしまいます。TOTOKUの医用画像表示用ディスプレイは起動時や環境温度、長年の使用による輝度の変動を自動的に補正する輝度安定化システムを搭載し、常に安定した輝度での画像表示を提供します。

グレースケール表示精度のリモートチェック＆キャリブレーション機能

オプションのPM Medivisor（ネットワーク対応表示品質管理ソフトウェア）と連携し、同一ネットワーク上にあるマネジメントターミナルにおいて、ディスプレイ内蔵の輝度センサーから収集した輝度データをもとに、グレースケール表示精度解析とリモートキャリブレーションの実行が可能です。結果は、受入・不変性試験結果やディスプレイの資産情報などの情報とともにPM Medivisorで集中管理され、管理者に提供されます。

複数台並列使用時の色味を合わせるペアリングサービス（オプション）

医用画像表示システムではディスプレイモニター2台を並列使用するケースが多いため、色味を合わせる事は重要です。しかし、ディスプレイモニターはバックライトに搭載される冷陰極蛍光管（CCFL）のバラツキなどにより、ディスプレイモニター間でわずかな色味の違いが発生してしまいます。

TOTOKUは色味の違いを押さえるため、高精度分光光度計による色度（色味）管理を行い、2台の色味を合わせて出荷するペアリングサービスを実施しています。

高速ポートレイト表示を実現する、ハードウェアピボット機能

医用画像表示システムで多く使用されるポートレイト（縦型）表示を行うために、通常のランドスケープ（横型）表示を90度回転させる機能です。TOTOKUのハードウェアピボット機能は、画像の回転処理をディスプレイに内蔵されたハードウェア（メモリー）で実行するため、グラフィックスカードに内蔵された回転機能や専用ソフトウェアを使用して画像を回転させる方式よりも高速で画像の乱れの少ない表示が可能です。

ディスプレイの状態をお知らせするLEDインジケータ

ディスプレイモニターの状態が容易に確認可能なLEDインジケータを搭載し、ディスプレイモニターの状態をLEDの色によりお知らせします。

高輝度・ロングライフテクノロジー

高輝度での表示はシャウカステンでフィルム画像を見るイメージにより近いものとなります。λ-Sentinel（輝度安定化システム）との組み合わせで、従来の3倍以上の長時間に及ぶ輝度安定期間を実現。ディスプレイモニターなどの機器更新負担を軽減し、お客様のTCOを削減します。