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Date:2017/11/29

Place:スペースデザイン BUREX FIVE

Interviewee:

宮本 直子 様

株式会社スペースデザイン
宮本直子 様

株式会社スペースデザインWEBSITE

導入箇所:BUREX FIVE ラウンジ、会議室

施工時期:2017年5月

販売会社:JVCケンウッド・公共産業システム

●スペースデザイン社BUREX FIVEの概要をお聞かせください。

現時点(2017年11月29日現在)、11棟約800室超のサービスアパートメント、7棟約560室のサービスオフィス、2つの宿泊施設を運営しています。海外からのお客様へ住まいとオフィスを提供でき、かつ海外との連携により海外でもSOHO環境を手配できるという国内外両方のサービス提供・サポートを実施しているのが当社の強みです。

BUREX FIVEは、サービスオフィス「BUREXシリーズ」の中で新しく、“人間の五感(FIVE SENSES)を潤す都会のオアシス”というコンセプトで2017年7月にオープンしました。弊社のメイン・クライアントは海外からの日本法人立ち上げ企業やスタートアップ企業が多く、家具付きのサービスオフィスであるという前提にたち、今までの立地の良さをメインとしたオフィスのみならず、「居心地のよさ」を求められていると感じたことがきっかけとなり、サービスオフィスの定義を見直して進められたのがBUREX FIVEです。

●はじめてKooNeを体感されたときのご感想はどのようなものでしたか?

KooNeを初めて体感したのは、ビクターエンタテインメントの会議室でした。正直、最初その部屋に入ったときには、それほど印象的ではなかったのですが、説明を伺っている時にKooNeの自然音がオフになった瞬間に、KooNeの音があった時の居心地の良さを顧みることになり、自然音の存在感を強く実感しました。音がないことに居心地の悪さを感じたのです。 同時にKooNeの音は、これまでの会話の妨げになっていなかったことにも驚きました。

●検討に至る背景と経緯、採用を決めて頂いたポイント教えてください。

新しいBUREX シリーズの立ち上げプロジェクトにおいて意識したのは、立地条件だけに頼らない、これまでとは違った付加サービスの提供やオフィスの居心地の良さです。
 アロマや植栽はこれまで弊社の取組でも行ってきており、今回他社のサービスオフィスとの差別化を図るためにコンセプト/イメージ戦略を模索している中、出会ったのがKooNeのハイレゾ・サウンドシステムでした。

導入するまでの社内調整は正直とても大変な作業でした。“立地がよければお客様は気に入って下さる”という従来の考えを私たちのプロジェクトでは覆し、これからのお客様に満足していただくには新しい取組をする必要があるということを社内の経営陣・スタッフに理解・共有していくことに力を注ぎました。社内ではBUREXFIVEに導入されたオープン・ラウンジを導入することも最初は難しく、まして音については一般的によくあるBGMサービスでどうしていけないのか?という感覚でした。そこで会議室にアロマや植栽と共にKooNeを入れてデモストレーションを行い、お客様が今求めているサービスというのを社内に強くプレゼンし、さらに、これらを導入することで数字として成果に繋がるかも説明する必要があり、戦略的にリースとして導入し他の予算と調整するなどできること全てを行いました。

KooNeのキャッチコピーに使われている“五感を潤す”という言葉は新しいBUREXの方向性と合致しており、このコンセプトを明確にするうえで印象に残るコンテンツ(ご提供するサービス)がないとコンセプトが活きてこないと考えていたので、ハイレゾという高いクオリティの音環境サービスの提供は大事なポイントだととらえ、上述の過程を経て導入の実現に至ったという状況です。

●KooNe導入後に聞かれるお客様からやスタッフによるコメントがありましたら教えてください。

お客様からのコメントとしましては、「会話の妨げにならず、ごく自然に音が流れていて気づかないうちにリラックスしている」、「自然音と植栽、アロマとの相乗効果でとても居心地が良い」「新橋という立地に対してこれまでにない異空間で面白い」 という声をいただいています。

スタッフからは、「本社にも導入してほしい」「ここで働きたい」「ここで働きたいが、リラックスしすぎてしまうかもしれない」「(KooNeが導入された)ラウンジで商談時、鳥に詳しいお客様がいらっしゃり、コミュニケーションのきっかけにもなった」、「サービスオフィス(個室)を利用されているお客様がこのラウンジに降りてこられる姿をよく見かけるようになった」という声があがっています。

●音を活かしたオフィスでの空間づくりや、KooNeへの期待があればお聞かせください。

感性空間の提供として、トータルコーディネートを一括で提案するというサービスができたらありがたいと思います。その際価格の面での減額も期待します。
今後、こういったサービスを取り入れるサービスオフィスは増えてくると思いますが、競争というより、日本のサービスオフィス市場を盛り上げていくために同業の方や、空間提供企業と協業していくことができればと思っています。

●スペースデザイン社の今後の取組についてお聞かせください。

弊社はインバウンドのお客様を中心に、サービスアパートメントで住宅を、サービスオフィスでオフィスを、ホテルで宿泊というようなは幅広いサービスを提供することを目指しています。2020年のオリンピックに向けて、2019年には銀座にホテルを開業予定であり、ラグビーワールドカップや民泊新法も施行に伴うインバウンドのお客様へのサービス提供もさらに注力していく予定です。こういった事業でも五感の要素を取り入れて提案していければと考えています。

BUREX FIVEご紹介記事(参考):

更新情報:2018年2月1日現在、12棟約900室超のサービスアパートメントへ成長。

■インタビュー後記■

海外からのビジネス・パーソンのご利用が多い、スペースデザイン社BUREX FIVE様において、KooNeの「五感を潤す音空間」というコンセプトに共感していただき、感性を意識したオフィスに、心地よい機能的な音環境を充足すべく、導入いただいたことに感謝致します。日本発信のグローバルに通用する新しいサービス・ファシリティを備えたオフィスとして、多くの方に愛され長くご利用いただけるようご期待申し上げます。

Interviewer:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント エンタテインメント・ラボ 岡崎早苗