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NEWS RELEASE

2020年1月31日



 

当社と米国無線子会社の協業により

カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール向け業務用デジタル無線システムを受注

 



 株式会社JVCケンウッドと米国無線子会社EF Johnson Technologies, Inc.(以下、「EFJT」)は、米国のカリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(以下、「CHP」)向け業務用デジタル無線システムを受注しましたので、お知らせいたします。このたびの受注は、CHPが所有する約3,300台の車両への搭載を想定しており、業務用デジタル無線システムの供給とサポートも含めて、今後3年間で約30億円規模の大型案件となる予定です。


■CHPに供給する業務用デジタル無線システムの概要

 カリフォルニア州は、米国の州で3番目に広い面積を有しており、CHPが管轄する高速道路の総延長は約107,000マイルにわたることから、CHPで使用する無線機器には広大なエリアをカバーすることが求められます。また、警察無線という特性から、高品位で安定した音声通信を実現する必要があります。

 当社およびEFJTがCHPから受注した業務用無線システムは、両社が長年にわたり培ってきた知見やノウハウを生かすことで、高品質かつ高い堅牢性を実現するとともに、遠距離通信の機能に優れたLow Band Radio(50MHz)も活用することで、広大なエリアにわたる無線通信が可能。また、カリフォルニア州では郡ごとに異なる周波数やプロトコルの無線システムが運用されていることから、各車両に実装される4台の無線機を一つのコントローラーで操作可能としたソリューションを開発・供給することで、このたびの受注に至りました。

CHPへ供給する業務用デジタル無線システム

CHPへ供給する業務用デジタル無線システム


■無線システム事業における今後の取り組み

 当社における無線システム事業は、アナログ無線からの置き換え需要が世界的に高まっているデジタル無線システムにフォーカスし、警察・消防・救急などの「パブリックセーフティ市場」、電気・水道・ガス事業者・交通機関などの「パブリックサービス市場」、ホテル・小売業などの「民間市場」に信頼性の高い業務用デジタル無線システムを供給しています。特に、今後も市場規模の継続的な拡大が見込まれる北米の「パブリックセーフティ市場」において、EFJTが得意とする北米向けデジタル無線規格「P25」に対応した業務用無線を核に、当社のあらゆるプロトコルに対応できる無線技術や広大なエリアを網羅する販売チャネルを生かし、業務用無線のトータルソリューション事業を展開していきます。

 また、今後の無線市場はデジタル化の進展とともにナローバンドからブロードバンドへの大きな転換期を迎えるとされており、音声だけでなく映像や画像といったデータも送受信可能なトータルシステムソリューション事業が拡大すると予想されます。当社は無線システム事業の中長期的な成長に向けた最重要課題として、パートナーとの積極的な連携を図りながら、新たな事業領域となるブロードバンドソリューションへの取り組みを強化していきます。


本件に関するお問い合わせ先

【報道関係窓口】 株式会社JVCケンウッド 企業コミュニケーション部 広報・IRグループ
TEL: 045-444-5232  〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番地

本資料の内容は発表時のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。