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NEWS RELEASE

2023年2月22日




テニス大会「UTRプロテニスツアー」にてマルチアングル配信の実証実験を実施


株式会社JVCケンウッドは、スポーツ中継におけるマルチアングル配信サービスの効果検証を目的として、兵庫県三木市にて2月18日(土)~19日(日)に開催されたテニス大会「UTRプロテニスツアー」(主催:Universal Tennis、日本大会運営:株式会社京都スポーツ・プロジェクト)のライブ映像をマルチアングル配信する実証実験を実施しました。

<4つの映像をマルチアングルで配信>

<大会会場での撮影の様子>


<マルチアングル配信の実証実験について>

「UTRプロテニスツアー」は、成長期の選手が多く参加する国際ツアー大会で、将来のスター選手を生み出す土壌となっています。欧米を中心に年間多数のツアーが開催されており、日本では2022年7月の初開催以降、株式会社京都スポーツ・プロジェクトが運営しています。なお、同社代表取締役の三輪誠司氏は京都大学アメリカンフットボール部のゼネラルマネージャーでもあり、今回の実証実験では京都大学基金「スポーツビジネス教育研究振興基金」を活用しています。

当社は、複数のカメラの映像をリアルタイムに同時配信することでマルチアングル映像の配信が可能なシステムを開発し、スポーツ中継におけるマルチアングル配信サービスの実現に向けて検証を進めています。このたび、ロードレース大会「今治クリテリウム」における実証実験(2022年11月7日報道発表)に続き、兵庫県三木市にて開催されたテニス大会「UTRプロテニスツアー」にて、スポーツの魅力をより多く伝える配信サービスとしての実証実験を実施しました。

本実証実験では、会場に設置した複数のカメラの映像を同時配信することにより、視聴者は一つの画面で4本の映像から好きなシーンを選んで楽しめるシステムとしました。会場の外でも会場内でも、試合全体の引きの映像だけではなく、コートレベル(選手目線)の映像やラリー映像、およびコートチェンジ中のベンチ映像などから、ファンやプレイヤーが見たい映像を選択して視聴できます。また、ライブ配信中に映像をさかのぼって見ることも可能なため、重要なシーンを見逃した際もその場で見直すこともできる点が、実証実験に参加した視聴者から好評を得ました。

<実証実験システム構成>


当社の配信システムは、カメラなどの撮影機材があれば、配信に関する専門的な経験や知識がなくてもマルチアングル映像を使った配信が実現でき、近年急速に拡大しているスポーツ動画配信市場に向けて、スポーツの魅力を伝える新しい配信プラットフォームとして、当社は本システムの提案を進めていきます。


<株式会社京都スポーツ・プロジェクト 代表取締役 三輪誠司氏のコメント>

*「UTRプロテニスツアー」日本大会を運営。京都大学アメリカンフットボール部ゼネラルマネージャー。

「UTRプロテニスツアー」は成長期の選手が多く参加する国際ツアー大会であり、将来のスター選手を生み出す土壌として継続的・定期的な開催が重要です。そのためには運営費用の安定確保は必須です。今回の実証では、それを創出する方法として“新しい技術による配信”でコンテンツ価値の向上が図れるポテンシャルを大いに感じることができました。今後も継続して検証を進めていきたいと思います。

<日本大会表彰式での三輪氏(写真中央)>



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