JVCケンウッドグループの株式会社JVCケンウッド・デザインは、国際的に権威のあるデザインアワード「iF DESIGN AWARD 2023」において、森の音と映像をライブ配信するメタバースのプロトタイプ「Forestverse」(フォレストバース)が「プロフェッショナル・コンセプト部門」で受賞しましたのでお知らせします。
■森の音と映像をライブ配信するメタバースのプロトタイプ「Forestverse」について
「Forestverse」は、森の音と映像をライブ配信する当社グループのサービス「Forest Notes」(フォレストノーツ)を応用したセンスウェアのプロトタイプで、オンライン上につくられた仮想の森です。ライブ配信される日本各所(「北海道の知床半島」、「東京都奥多摩」)の森の音・映像の中で、動物の姿になり、今の森を体感しながらユーザー同士が対話を楽しむことができます。体験者は、空間内を直感的に移動でき、顔の映像・手の動き・心拍、そして表情から解析された感情の色がアバターに反映されます。実存する森とつながり、「自然や生き物を大切に思う感性を育んでほしい」と願って制作した仮想空間です。
*「Forestverse」は、一般公開はしていません。イベント出展時などに限定公開をしています。
【「Forestverse」紹介動画】:https://youtu.be/GrizWwpyl-M
<「Forestverse」イメージ>
■「Forestverse」のデザインコンセプトについて
JVCケンウッド・デザインでは、急速に変化する世界と、持続可能な社会が目指す動きに適応し、進化していく必要があると考え、“デザイン”のあるべき姿と役割について広義に捉え直しをしています。そのような中で、デザインを通して子どもたちに自然や環境に興味を持ってもらうとともに、世界的なパンデミックをきっかけに、デジタル空間においても人と人とがつながる親密なコミュニケーションへの必要性を感じたことから「Forestverse」を制作しました。「Forestverse」は、子どもでも安心して楽しむことができるようにVRヘッドセットや専用コントローラーを使用せず、直感的に移動やコミュニケーションができるUIを採用。また、顔の映像をリアルタイムで共有しているため、相手の表情を見ながら対話することができます。森のライブ配信を通じて風や雨などの自然の音や、生き物の声を聴くことができたり、訪れた人の気持ちの変化を色で表現し、それに応じて森も色づいていったりと、森と人、人と人が今の気持ちを通わすことができる遊び場をコンセプトにデザインしています。
<感情を解析して、アバターへ反映>
<訪れた人の気持ちで色づいていく木>
「iF DESIGN AWARD」は、ドイツを拠点とする世界で最も歴史を持つ独立したデザイン団体であるiF International Forum Design GmbHが主催し、1953年以来、国際的に認知されているデザイン賞の一つです。同賞は「プロダクト」「パッケージ」「コミュニケーション」「建築」など9分野で構成されており、「Impact」「Differentiation」「Function」など複数の基準により審査されます。今回は56の国や地域から約11,000件(過去最高)に及ぶ応募があり、著名なデザイン専門家による厳正な審査を経て各賞が決定されました。
【iFデザインアワード 受賞ページ】
https://ifdesign.com/en/winner-ranking/project/forestverse/573291
【JVCケンウッド・デザイン】
https://design.jvckenwood.com/
https://design.jvckenwood.com/event/2022/kodomosustainable/forestverse.html
< 商標について >
・「Forestverse」、および「Forest Notes」は株式会社JVCケンウッドの商標または登録商標です。
・その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
本資料の内容は発表時のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。