JVCケンウッドは、通信・映像・音響を核とした技術力を背景に、「安心・安全・快適」を軸とした車載UX/UI※1づくりに取り組み、移動そのものを豊かな体験へと高めることを目指しています。
カーナビゲーションやカーオーディオ、自動車メーカー純正機の開発で蓄積した知見を活かし、高精細ディスプレイと高速レスポンスにより、運転中でも迷わず使える視認性と操作性を両立したHMI※2を実現しています。また、ボタンの立体表現やレイアウト、画面遷移を一つひとつ検証し、目的の操作に「最短でたどり着ける」構造を徹底することで、ドライバーの認知負荷を軽減し、安全運転をさりげなく支えるデザインとしています。同時に、自動車メーカーごとのブランド世界観やインテリアとの調和を重視し、先進性と上質感を両立させたGUI※3、プロダクト表現で、車両全体の価値向上に貢献します。
国内外のユーザーリサーチを通じて、ライフスタイルや文化の違いから潜在ニーズをとらえ、情報・エンターテインメント・ライティングなどを組み合わせた感性に響くデザインを追求することで、クルマに乗り込む瞬間から走行中、到着後まで、すべての時間を心地よい体験へと昇華させています。
※1 UX/UI:User Experience / User Interface
※2 HMI:Human Machine Interface
※3 GUI:Graphical User Interface
JVCケンウッドは、各ブランドが持つ独自の世界観をUX/UIに落とし込み、製品の本質的な価値を引き出しています。 KENWOODのドライビング・オリエンテッドなデザイン哲学と、JVCのデジタル・スマート&ファンというコンセプトは、それぞれのディスプレイオーディオの操作性と楽しさの中に結晶化され、ユーザー体験を大きく高めています。
KENWOODのディスプレイオーディオは、「ドライビングに集中しながらも必要な情報へ即座にアクセスできる」ことを設計の中心に据えています。 10.1インチHDの大画面フローティングディスプレイは、従来のWVGAパネルに比べ約2.4倍の高解像度を実現。文字や地図のエッジが滑らかに描画され、視線を向けた瞬間に情報を読み取れる視認性を確保しています。
HOME画面は「Driving Widget」と「Source Control Widget」の二層構造で構成され、時計・コンパス・イコライザー設定などドライブに必要な情報を大きく見やすく配置。ウィジェットは左右に移動でき、ソースコントロールを拡大して直感的に操作できます。 内蔵ジャイロセンサーによる「Pitch & Roll GUI」は、砂利道や山道などでも車両の傾斜・方向をリアルタイムで画面に表示し、オフロードドライブを支援するなど、運転の安心と喜びを両立させる、新たな運転体験を創出しています。
JVCのディスプレイオーディオは、「車内空間を自分だけのエンターテインメント体験へ変える」というコンセプトで、楽しさと没入感を前面に打ち出したUX/UIを追求しています。 高精細なHDディスプレイは鮮やかな色彩表現を実現。アルバムアート、動画、写真コンテンツを臨場感たっぷりに再現し、ドライブを豊かなビジュアル体験へと昇華させます。
ダイナミックGUIは、ユーザーの好みに合わせてレイアウトを自由にカスタマイズ。直感的なジェスチャー操作により、画面分割や情報ウィンドウの切り替えがスムーズに行え、楽しい操作感を提供します。 スマートフォン内の画像をウォールペーパーとして表示したり、再生中の音楽に連動してビジュアルが変化したりと、個性的な空間づくりが可能。自分らしくカスタマイズされた車内で、音楽・動画・コミュニケーションを存分に楽しめるデジタルエンターテインメント空間を創出しています。