日本ビクターは1927年、アメリカ資本のThe Victor Talking Machine Companyの日本法人として設立しました。
蓄音機の販売から始まり、テレビ、ビデオ、DVDレコーダー/プレーヤー、音響機器、ビデオカメラ、磁気テープ、光ディスクなどの研究・開発・製造・販売を行ってきました。
1927年 | 日本ビクター蓄音器株式会社設立(写真1) |
1939年 | 日本初のテレビジョン受像機完成 |
1963年 | 世界最小2ヘッド業務用VTR「KV-200」発売 |
1976年 | 家庭用VHSビデオカセッター第1号機「HR-3300」発売(写真2) |
1986年 | 世界最小・最軽量VHSビデオムービー「GR-C7」発売 |
1991年 | 業界初16:9マルチワイドビジョン「AV-36W1」発売 |
1995年 | 世界初ポケットサイズデジタルムービー「GR-DV1」発売 |
2003年 | 世界初家庭用デジタルハイビジョンビデオカメラ「GR-HD1」発売 |
2007年 | 家庭用ビデオカメラで世界初、1920フルハイビジョンを実現した、ハイビジョンハードディスクムービー“Everio”「GZ-HD7」発売(写真3) |
2009年 | グローバルブランド「JVC」を日本国内で導入 |
2010年 | HDカメラ用 次世代ハイスピード・プロセッサー(LSI)を開発 |
写真1
ビクターマークの元となった
“His Master's Voice”原画
写真2
家庭用VHSビデオカセッター
写真3
ハイビジョンハードディスクムービー
“Everio”
ケンウッドは長野県駒ヶ根市に有限会社春日無線電機商会として設立しました。当初は高周波コイル(ラジオ受信機の部品)製造からスタートし、家庭用オーディオ機器、カーマルチメディア機器(カーオーディオ・カーナビゲーションなど)、無線通信機器(アマチュア無線、業務無線など)の事業を行ってきました。
1946年 | 有限会社春日無線電機商会設立 |
1957年 | 日本メーカーとして初めてFMチューナーの輸出を開始(写真4) |
1960年 | トリオ株式会社に社名変更 |
1978年 | 日本で業務用無線機分野に参入 |
1980年 | カーオーディオ分野に参入(写真5) |
1983年 | 米国で業務用無線機分野に本格参入(写真6) |
1986年 | 株式会社ケンウッドに社名変更 |
1991年 | F-1用無線機システムを開発し、マクラーレンチームとオフィシャル・サプライヤー契約を開始 |
1992年 | 業界初の1DINサイズGPSカーナビゲーションシステムを発売し、カーナビゲーション分野に参入 |
1997年 | スバル「フォレスター」、二代目「レガシィ」にリアルフォーカスサウンドシステムを供給し、OEM事業基盤を確立 |
2009年 | 一斉同報通信システム「VoIP ラジオ ディスパッチ システム」を発売 |
2010年 | 新興国市場向けの低価格業務用無線「TK-U100」、「TK-2000/3000」の発売 |
写真4
FMチューナー
写真5
カーオーディオ分野への参入
写真6
業務用無線機
2011年10月 | 日本ビクター、ケンウッド、および関連会社を合併し、株式会社JVCケンウッドとして統合 |
2012年4月 | 車載AV機器用CD/DVDメカニズム製造・販売の最大手であるShinwa International Holdings Limited(香港)の株式45%を取得、2013年6月には株式追加取得により連結子会社化 |
2013年2月 | “森・自然”を感じる空間提案をコンセプトとした“Forest Notes(フォレスト ノーツ)”シリーズ発売 |
2013年7月 | 成長ドライバーであるヘルスケア事業拡大を目指し、東京特殊電線株式会社の子会社の異動を伴う医用画像表示機器等の情報機器事業の承継実現 |
2013年7月 | 先進運転支援システムやロボットの開発・販売を手がける株式会社ZMPと共に、モバイル通信による車載CANデータのクラウドプラットフォームを活用するテレマティクス事業を展開する合弁会社「株式会社カートモ」を設立 |
2014年3月 | 業務用デジタル無線システムの事業拡大を目的に、北米の業務用無線システム事業会社(EF Johnson Technologies,Inc.)の株式取得 |
2014年8月 | 地域貢献活動の一環として、横浜市と相互連携強化による市民サービスの向上を目的とした「地域活性化に関する包括連携協定」を締結 |
2015年1月 | 「2015 International CES」にて、ヘッドアップディスプレイや車載用カメラ、電子ミラーなど先進のデジタルコックピットシステムを、英国マクラーレン社のスポーツカー「McLaren 650S Spider」に搭載し展示 |
2015年4月 | オートモーティブOEM事業の強化と販路拡大を目的に欧州主要メーカーに車載用部品を納める「ASK Industries S.p.A.」の株式を取得 |
2015年4月 | 日本IBM社との協業により、監視カメラや業務用無線機器とIVA技術を連動した「インテリジェントセキュリティシステム」の受注活動を開始 |
2016年3月 | シスメックス社とエクソソームを対象とした診断機器の共同開発を開始 |
2016年4月 | ソリューションビジネス強化を図るため、業務用システム事業と子会社であるJ&Kビジネスソリューションが合併し、JVCケンウッド・公共産業システムが発足 |
2016年9月 | 視線計測装置“Gazefinder(ゲイズファインダー)”を発売 |
2017年1月 | 横浜市芸術文化振興財団「企業・地域と劇場をつなぐ 赤レンガ・ダンスプロジェクト」へ参画し「いきいきと働く姿」をモチーフに、企業プロモーションビデオを制作 |
2017年3月 | ヘッドホン再生で、リスニングルームのスピーカー音場と定位を再現できる頭外定位音場処理技術「EXOFIELD(エクソフィールド)」の開発を発表(写真7) |
2017年3月 | 日本ビクターの創立90周年を記念して、Victorブランドを再定義 |
2018年1月 | DMR※に対応した中継器などの開発・販売を手掛けるイタリアの「Radio Activity S.r.l.」の全株式を取得 ※デジタル無線の国際規格「Digital Mobile Radio」の略 |
2018年1月 | 2015年に策定した中長期経営計画「2020年ビジョン」の進捗および見直しを発表 |
2018年5月 | OR※映像システムソリューションを手掛けるドイツの「Rein Medical GmbH」の全株式を取得 ※Operating Roomの略 |
2018年10月 | シスメックス株式会社と微細加工技術を用いた検体検査用バイオデバイスの開発・製造会社「クリエイティブナノシステムズ株式会社」を共同設立 |
2018年12月 | ニュージーランドの業務用無線通信システム事業会社「Tait International Ltd.」の株式取得および資本業務提携を締結 |
2019年1月 | 当社製通信型ドライブレコーダー(写真8)を三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保の「見守るクルマの保険」に供給 |
2019年4月 | 東南アジア配車サービス最大手Grab社向けに通信型ドライブレコーダーを活用したドライバー向けセキュリティサービスを商用化 |
2020年1月 | 三井住友海上のフリート契約向けドライブレコーダー・テレマティクスサービス「F-ドラ」に当社製通信型ドライブレコーダーを供給 |
2021年5月 | 2021年度を開始年度とする新たな中期経営計画「VISION2023」を策定 |
2022年4月 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
2022年10月 | 米国ペンシルバニア州デラウェア郡から「P25」対応業務用デジタル無線システム(写真9)を受注 |
2023年4月 | 2023年度を開始年度とする新たな中期経営計画「VISION2025」を策定 |
写真7
ヘッドホン再生においてリスニングルームのスピーカー音場と定位を再現する
頭外定位音場処理技術
写真8
通信型ドライブレコーダー
写真9
業務用デジタル無線端末「Viking」シリーズ