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社員紹介


最新の知識を取り入れて業務への応用を考える、常に成長し続けるエンジニアでありたい。


N.I
セーフティ&セキュリティ分野 無線システム 回路設計




JVCケンウッドへの入社を決めた理由は?


自分自身が就活の軸としていたものと、JVCケンウッドの企業理念がマッチしていたことが大きな理由です。初めは、学生時代に音楽活動をしていたことや、音楽鑑賞が趣味であったことから、音響製品をはじめとする様々な製品を開発しているJVCケンウッドに興味を持ちました。その後、企業情報を調べていく中で「感動と安心を世界の人々へ」提供するという企業理念に共感し、学生時代の専攻であった電気電子工学を活かした、様々な分野の設計の仕事に携わることができるJVCケンウッドに入社を決めました。

また、自分が学生時代から都心に近い勤務地を希望していたということも理由の一つです。


現在の担当業務について

業務用無線機の設計開発を行う部署で、高周波回路設計を担当しています。その中でも、現在はハンディタイプの無線機の送信回路を担当しており、測定機器やはんだごてを用いながら、試作品の性能の評価や課題改善のための検討を行っています。無線機の送信回路は無線機の品質や性能を左右する重要な部分であり、信頼性や安全性を考慮した精密な設計と調整が求められます。

入社2年目となりますが、まだまだ学ぶべきことが多く、日々新しい知識を先輩方に教えてもらいながら技術スキルを深めています。無線機の高周波回路設計は専門性が高く、高度な技術や知識も必要になりますが、その分やりがいを感じながら取り組んでいます。



入社してから一番印象に残っている仕事は?


無線機の性能評価、その中でもEMC評価の仕事です。EMCとは、製品が電磁的な妨害源にならないようにする性能の一つであり、無線機も電波を出す製品であるため、妨害となる不要な電波を許容範囲以上に輻射していないか、法令で厳しく制限されています。そのため、無線機の性能を落とさずに法令規定内に収められるかを、コンデンサやコイルの定数変更、基板への対策を施し、電波暗室と呼ばれる施設の中で繰り返し検証します。EMC設計は回路設計だけでなく、機構設計などの他部署ともコミュニケーションを取りながら設計をすることが重要であり、測定は時間がかかるため大変なことも多いですが、試行錯誤した対策が改善の結果につながったときはとても嬉しいです。


働く上で意識していること

私が働く上で意識していることは、他者とのコミュニケーションを大切にすることです。回路設計の業務は専門性が高く、チームで協力して進めることが多いため、他部署や先輩方とのコミュニケーションを通じて改善策を考えたり、業務をスムーズに進めることを心掛けています。専門用語や技術的な話が多い業務ですが、様々な方との会話から新しい知識を得る事が多くあり、自分自身の成長につながっていると感じます。また、わからないことや判断に迷うことがあれば、早めに先輩や上司に質問・相談をするようにしています。積極的にコミュニケーションを取ることで、業務のミスを防ぎ、効率的に解決策を見つけることができると感じています。



どんなエンジニアになりたいですか?


まずは一人前の回路設計者になることを目標としています。無線機の高周波回路という専門性の高い分野において、確かな技術力を持つことは不可欠だと考えています。自分が設計した回路が安定して動作し、製品として高い信頼性を持つものになるよう、基礎知識の習得から応用力の向上まで、継続的に努力していきたいと思っています。そして、最終的には自身の担当する送信回路だけでなく、無線機全体の回路知識を身に付けることを目標としています。また、日々生まれる新しい技術やトレンドにも積極的に触れ、最新の知識を取り入れていくことで自身の業務へ応用していく。そんな、常に成長し続けるエンジニアでありたいです。


就職活動中の方へメッセージを

就職活動は、自分の未来を切り開くための大切な期間です。どんな仕事に就くかだけでなく、どんな場所で勤務するのか、毎日の時間の使い方はどうなるのかなど、考えなくてはならない要素がいくつかあると思います。そして、たくさんの企業や情報に触れる中で迷いや不安を感じることもあるかもしれません。その中で自分の軸をブレずに持つことは難しいですが、自分が本当にやりたいことや、大切にしたい価値観を大事にして選択することが、よりよい結果につながると思います。皆さんもぜひ自分を見つめなおす中で、自分の可能性を信じて失敗を恐れずに、チャレンジしてください。新しい環境や仕事に取り組む中で、自分の成長を感じる瞬間がきっとやってくるはずです。

応援しています!



N.Iさんの1日のスケジュール


*所属・職位はインタビュー時点の情報です。