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社員紹介


立ち止まる前に「まずはやってみよう」という前向きな姿勢を大切にしていきたい。


W.N
セーフティ&セキュリティ分野 無線システム ソフトウェア設計




JVCケンウッドへの入社を決めた理由は?


入社を決めた理由の一つは、大学1回生の頃に父が買ってくれたKENWOODブランドのKシリーズのコンポ「K-515」です。その音質に魅了され、音楽や音響機器に興味を持つようになりました。また、好きなアーティストの星野源さんが、関連会社であるビクターエンタテインメントに所属していることを知り、さらに関心が深まりました。

また、音響機器だけでなく、車用製品や無線機、プロジェクターなど多様な分野での製品開発に取り組んでいることを会社説明会で知り、企業としての挑戦的な姿勢に惹かれました。さらに、海外の市場や拠点が多く、海外出張や赴任の機会が豊富である点にも魅力を感じ、スキルや経験を広げられると期待して入社を決めました。


現在の担当業務について

業務用無線機のソフトウェア開発を担当しています。

具体的には、ソフトウェアのバージョンアップに伴う新機能の追加や既存機能のアップデートを行っています。また、お客様からご意見をいただいた仕様やソフトウェアの問題に対する改修業務も任されています。

これらの業務を行うにあたり、仕様や変更箇所の意図が正確にチームメンバーに伝わるように、UML図を活用した設計書を作成しています。この設計書は、チーム内での情報共有やプロジェクト進行の円滑化において重要な役割を果たしています。また、プログラミングに加え、レビューや評価も重要な業務の一部として取り組んでいます。

業務を通じて、プログラミングの知識が深まるだけでなく、複雑な仕様を整理し、論理的に思考する力が向上していると感じており、効率的かつ高品質なソフトウェア開発を目指し、日々取り組んでいます。



入社してから一番印象に残っている仕事は?


印象に残っている仕事は、海外仕向けのデジタル業務用無線機「NX-5000シリーズ」の新規モデル追加プロジェクトです。

これは私が初めて関わったプロジェクトで、基本設計や詳細設計書の作成、プログラム実装から評価までを担当しました。入社直後で経験が浅い中、不安を抱えながらのスタートでしたが、周囲の方々のサポートを得ながら、一つひとつ課題をクリアしていきました。プロジェクトをやり遂げる事で、知識の習得だけでなく、大きな達成感を得ることができたと感じています。

この経験を通じて、仕事を積み重ねる毎に成長できるという自信を得ることができ、私のキャリアの基盤となる貴重な経験となりました。


働く上で意識していること

働く上で意識しているのは、「積極的に行動する」ことです。与えられた業務をこなすだけでもスキルは向上しますが、自ら能動的に動くことで、より多くの学びや成長の機会が得られると考えています。

具体的には、業務改善の中で新しいプログラミング言語やクラウド構築を学ぶ機会があり、自身の技術的な幅を広げることができたり、社内イベントではリーダー役を務めることで、リーダーシップや周囲との連携力を学ぶことができました。こうした経験を通じて、積極的に行動することで得られる成果の大きさを実感しています。

立ち止まる前に「まずはやってみよう」という前向きな姿勢を大切にし、今後も仕事に取り組んでいきたいと思っています。



どんなエンジニアになりたいですか?


私が目指すエンジニア像は、「常に好奇心と探究心を持ち続けること」と「チーム内だけでなく他部門とも円滑に連携を深めること」の両方を実現できる状態です。

エンジニアには、特定分野を深く極める「縦」のスキルと、新たな技術やトレンドに興味を持ち学び続ける「横」のスキルが必要だと考えています。また、入社前は一人で黙々と作業する職業だと思っていましたが、実務を通じてチームワークや他部署との協力が成果を上げる上で重要であると実感しました。

私はこれらを両立し、好奇心を忘れずにスキルを磨き続けるエンジニアを目指します。


就職活動中の方へメッセージを

就職活動中の方へお伝えしたいのは、「自分が本当に幸せだと感じること」を深く考えてほしいということです。

正直、私自身も「この仕事に就きたい」という明確な夢や目標はありませんでした。

好きなことと職業を結びつけるのは魅力的ですが、注意も必要です。たとえば、「服が好きだから服屋で働く」という理由だけで選ぶと、接客や売上ノルマといった現実の課題に直面し、「思っていた仕事じゃない」と感じることがあるかもしれません。しかし、自分が「幸せ」と感じる根幹の部分がその仕事に含まれているならば、たとえ困難があったとしてもやりがいを見出せるはずです。焦らず、自分の価値観や「幸せの基盤」を見つめ直し、それを基に進路を考えることが、就職活動を進める上での確かな指針になると思います。



W.Nさんの1日のスケジュール


*所属・職位はインタビュー時点の情報です。