生物多様性の保全

生物の生息環境の悪化や生態系の破壊に対する懸念の深刻化が進む中、自然と共生する世界の実現に向けてより効果的かつ迅速な取り組みが求められています。2010年にCOP10で採択された愛知目標や生物多様性国家戦略2012-2020等、国内外で生物多様性の保全に関する枠組みが強化される中、企業の役割の重要性も増しており、生物多様性に配慮した事業活動の実施や生物多様性の保全に関した計画的な取り組みが求められています。

JVCケンウッドグループは、環境基本方針「JKグリーン2025」に基づき、以下の生物多様性に関する目標を設定しています。この目標は、気候変動への対応、資源の有効活用、その他の環境保全・管理にかかる活動を通じて達成を目指していきます。

  • ・ 自社およびサプライチェーンの製品/サービスの各ライフサイクルステージにおいて環境基本方針の実現に向けた活動を積極的に推進し、持続可能な社会の実現に貢献し、生物多様性を保全する

 

事業活動が与える生物多様性への影響を最小限に留め、保全に取り組むことの重要性を認識し、行政や専門家、地域の方たちと連携しながら、国内外の事業所の近隣地域における保全活動に取り組んでいます。2020年度は国内で4つ、国外で3つの活動に取り組み、今後も事業地域の状況に沿った活動を継続していきます。


生物保全活動

トンボ池(ビオトープ)による生態系の創出

JVCケンウッドは、2006年より本社・横浜事業所内に「共存の森」と位置付けたビオトープ(緑地と止水池)を設置し、お客さまや従業員の憩いの場として活用しています。その後、横浜市環境創造局が進める「京浜の森づくり事業」の一環として活動する「トンボはドコまで飛ぶかフォーラム」の主旨に賛同し、ビオトープを「トンボ池」として整備し、京浜臨海地区の企業の一員として、地域社会と共に持続的な環境保全活動に取り組んでいます。

2020年度も引き続き池の整備やトンボ調査を行い、3日間で延べ9人の従業員が参加しました。事業所の生態系調査を毎年実施しており、これまでの調査でトンボ以外にもコオイムシやタヌキモなど累計15種の生きものや植物等が確認されています。今後も生物多様性を保全するためのモニタリング調査や従業員の環境への意識を高める活動を継続して行っていきます。



植樹活動(タイ)

JVCKENWOOD Electronics(Thailand) Co., Ltd.(タイ)は、森林保全を通じた地球温暖化対策に向けて、2020年9月26日にワット・プエット県において木や野菜の植樹活動を実施しました。この活動には72人の従業員が参加し、従業員の環境意識向上にも寄与しています。



地域の自然保護活動に参加(マレーシア)

JVCKENWOOD Electronics Malaysia Sdn. Bhd.(マレーシア)は、2019年11月9日に41人の従業員をユーラシア大陸の最南端としても知られるタンジュンピアイ国立公園に派遣し、同国立公園に生息する動植物の保護や環境保全への貢献活動として、マングローブ群生地にて苗木の移植と清掃を行いました。マングローブ群生地に関する安全確保の重要性と一般情報に関する説明を国立公園職員から受講した後、 参加した従業員は、合計で約200のマングローブ種子を植えるとともに、清掃活動を行い、約10袋分のゴミを回収しました。