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廃棄物の削減

廃棄物に関する取り組み

JVCケンウッドグループは、事業活動を通じて発生する廃棄物をこまめに分別・分解し、社内での再利用や有価物化などに積極的に取り組んでいます。その結果、国内においてはリサイクル率99.7%(2021年度)を達成しており、廃棄物総量も国内外で減少傾向にあります。これまで廃棄物については2020年度までに2012年度比で年1%ずつ削減していくという目標を掲げておりましたが、これについては達成し、今後はグローバルも含めたゼロエミッションに向けて取り組み、廃棄物総量の削減およびリサイクル(再資源化)を一層推進していくため、以下の目標を設定しています。

 

■廃棄物リサイクル率向上

  • ・ 2025年までにリサイクル率90%以上(グローバル)

 

■プラスチック削減

  • ・ プラスチック使用量の把握と削減

廃棄物総量とリサイクル(再資源化)率の推移(2019-2021年度)

注:集計対象範囲は「事業所別廃棄物総量」を参照


廃棄物総量とリサイクル(再資源化)率の推移(2012-2021年度)

 

2012
年度

2013
年度

2014
年度

2015
年度

2016
年度

2017
年度

2018
年度

2019
年度

2020
年度

2021
年度

廃棄物総量(千t)

国内

2.1

1.9

1.6

1.4

1.3

1.5

1.3

1.4

1.1

1.2

海外

0.5

1.2

0.9

0.8

0.7

0.6

0.6

0.6

0.3

0.3

グローバル

2.6

3.1

2.5

2.2

2.0

2.1

1.9

2.0

1.4

1.5

リサイクル(再資源化)率(%)

国内

99.1

99.8

99.9

99.9

99.9

99.9

99.9

99.7

99.8

99.7

海外

64.6

64.6

63.4

72.3

53.8

54.8

48.0

55.8

57.0

65.6

グローバル

92.5

85.9

86.6

89.6

84.7

87.4

82.6

85.9

89.3

92.0

注1:集計対象範囲は「事業所別廃棄物総量」を参照

注2:2012年度は旧ケンウッドにおける海外4拠点のデータを含まず、JVCケンウッドに社名変更した後の通期初年度(2012年度)の実績を基準値としている。


売上高原単位(2012-2021年度)

単位:千t/億円

  2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度

グローバル

0.85

0.97

0.85

0.76

0.68

0.71

0.62

0.70

0.51

0.53

注1:集計対象範囲は「事業所別廃棄物総量」を参照

注2:2012年度は旧ケンウッドにおける海外4拠点のデータを含まず、JVCケンウッドに社名変更した後の通期初年度(2012年度)の実績を基準値としている。


事業所別廃棄物総量(2018-2021年度)

単位:t

国内/海外 事業所名 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
年度目標 2,443

2,417

2,391

-

総合計 1,920

2,028

1,406 1,499
日本 本社・横浜事業所 340

327

265 270
八王子事業所  
214

124

63 65
白山事業所 55

55

38 36
久里浜事業所 43

61

38 86
横須賀事業所 25

7

31 23
JVCケンウッド山形 23

25

23 20
JVCケンウッド長野 155

145

84 129
JVCケンウッド長岡 86

92

96 96
JVCケンウッド・クリエイティブメディア  283

342

390 406
JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント  53

53

31 31
JVCケンウッド・ビデオテック  3

2

1 1
JVCケンウッド・デザイン  0

0

0 0
その他関係会社  -

161

- -
マレーシア JVCKENWOOD Electronics Malaysia Sdn. Bhd.  86

101

48 56
タイ JVCKENWOOD Electronics (Thailand) Co., Ltd.  9

15

40 62
JVCKENWOOD Optical Electronics (Thailand) Co., Ltd.  65

79

62 63
インドネシア PT. JVC Electronics Indonesia  176

173

123 110
中華人民共和国 Shanghai Kenwood Electronics Co., Ltd.  205

180

74 46
シンガポール JVCKENWOOD Technologies Singapore Pte. Ltd.  100

86

0 0

廃棄物のリサイクル(再資源化)(白山事業所)

白山事業所では、地域の自治体の指導のもと廃棄物の減量化・リサイクル(再資源化)を推進しています。リサイクル(再資源化)が可能なものは処分委託先協力のもと、すべてリサイクル処理を行っています。事業所内で不要となった廃棄物は16種類の回収箱にて回収を行い、事業所の廃棄物分別ルールに従い、さらに35種類に再分別して処分委託先に引き渡しています。2021年度実績では、事業所で回収した90%以上がリサイクル(再資源化)として活用されています。


廃棄物回収箱(各フロア)

廃棄物回収カゴ(有価物など)


横浜市3R活動優良事業所に11年連続で認定(JVCケンウッド本社・横浜事業所・白山事業所)

JVCケンウッド本社・横浜事業所および白山事業所は、11年連続で横浜市の3R活動優良事業所に認定されています。本社・横浜事業所では2021年度に1,508台の製品を細かく手で分解して分別することによる有価物化や、剪定枝や刈草を乾燥させてから廃棄することにより912㎏の廃棄量削減を実現しました。白山事業所では、16種類の回収箱を設置することによる分別排出の徹底や従業員への環境教育の徹底、社員食堂での当日の出社人数からの需要予測による食品ロスの抑制などを行っています。

※ 横浜市が事業系廃棄物の分別排出や、3R活動(発生抑制、再使用、再生利用)に顕著な功績のあった事業所または事業所で構成された団体について、日頃の活動を称えるとともに、他の事業所の模範となるよう3R活動優良事業所として認定。



OA用紙の使用量削減への取り組み

JVCケンウッドグループでは、環境に配慮した企業経営への取り組みとして、各会議室へ大型モニターやプロジェクターを設置し、会議の質的向上とともに会議資料等の紙の使用量削減による資源保護や廃棄物の削減を目指しています。

役員会議においても、タブレット端末やIT環境設備の導入を進め、経営層が率先してペーパーレス化での会議運営を実施し、会議資料の削減に努めています。今後も、会議体質の改革により生産性を高めるとともに、環境負荷低減の取り組みを推進してまいります。


ペーパーレス化された役員会議運営の様子

白山事業所の会議室


国内受注センターにおける廃棄物の削減への取り組み

JVCケンウッドグループの受注センターでは、FAXによる受注業務のリモート化を実施しました。本プロジェクトは、リサイクル材の価値の認識を広めることを目的としており、本業務では、ペーパーレスでFAX受注業務が完結するため、用紙代/複合機メンテナンス代/保管料の経費が削減されます。通信環境があればサーバーにアクセス可能なため、コロナ禍や未曾有の災害に対応できる業務体制の構築や受注業務の一点集中による業務停滞の回避が可能になり、業務効率の向上が期待されます。



外部イニシアチブへの参加