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未来創造研究所/イノベーションデザインセンター

未来創造研究所

10年先の未来を見据えた新たな価値の創造

「人と時空をつないで未来を創造する」という技術開発戦略のもと、2021年に未来創造研究所が新設されました。

当社は「蓄音機」に始まり、「ラジオ」「テレビ」「ビデオデッキ」「カーオーディオ」などから、「カーナビゲーション」「ドライブレコーダー」「ビデオカメラ」「プロジェクター」など「映像」や「音響」で人びとに感動を伝える技術と、「アマチュア無線機」「業務用デジタル無線システム」など「通信」を利用して人びととつながる安心を提供する技術で社会に貢献してきました。

未来創造研究所のミッションは常に10年先の未来を見据えた新たな価値の創造にあります。これからの世の中は人やモノ、社会、全てがつながった新たな時代を迎えようとしています。未来創造研究所は、長年培った映像、音響、通信技術に加え、コンピューティング/AIやシミュレーション/デジタルツイン、ネットワーク/光通信をテーマに掲げ、あらゆるものにつながる新しいインターフェースに向けた研究開発を進め、未来の製品・サービスで『感動と安心』を提供し、人々の生活を豊かにする利用価値の高い技術醸成と企業価値向上を牽引する集団を目指します。



稼げる研究所として

基本戦略で指し示すとおり、未来創造研究所ではLCOS技術の応用である光通信用WSS(光スイッチ)への採用とその価値の最大化へ向けて光空間系の次世代技術として光電融合技術(シリコンフォトニクス)の開発を推進中であり、昨今の生成・識別系AIの次の世代で注目される推論型AI技術の基礎研究を実施しています。未来のデジタルツイン市場へ向けて空間再構成に必要な要素技術の開発を進めています。

未来創造研究所は、現在の事業ドメインの枠にとらわれることなく、さまざまな領域にチャレンジしていきます。自社だけでは解決が困難な社会課題に対しても積極的に外部のパートナーと連携し、インキュベーションを増強させることで、誰も見たことがない未来を想像しながら次世代のイノベーションを実現していきます。さらに、その過程で生まれる知的財産についても、有効な利活用の方法を検討し、「稼げる研究所」として経営に貢献していきます。



イノベーションデザインセンター

新規事業創出の実行拠点

2023年10月に設立されたイノベーションデザインセンターは、研究開発や人材育成のみならず、3年以内の社会実装と収益化をミッションとする実行型の新規事業創出組織です。新たな事業を創出するため、技術を「どのように生かすか」に焦点を当てた事業開発を行っています。具体的には、ユーザーのニーズを掘り起こし、当社グループの技術や外部知見を掛け合わせた独自のソリューションの構想・実装につなげています。既存事業の延長線上にはない、未来のライフスタイルや社会課題に寄り添った顧客体験を描き、それをスピーディに市場をつなぐことで新たな価値創出を実現します。事業創出の実現性を高めるべく、執行役員が戦略的に関与し、経営戦略と整合性の取れた迅速な意思決定を行う体制としています。

新事業創出に向けた活動を通じて蓄積される顧客理解や社内外との共創によるノウハウ、プロトタイピングや検証の過程で生まれる成功・失敗の知見は、当社グループのイノベーション創出に直結する重要な無形資産であり競争力の源泉です。中でも人材育成の観点では、プロジェクトの構想から市場投入まで一貫して責任を負う担当者にとって、挑戦と成長のまたとない機会となっています。今後も、イノベーションデザインセンターを中核とした新規事業創出も無形資産の強化につなげ、企業価値を最大化していきます。


カメラ内蔵AIアシストイヤホン
目の前のモノについてAIに相談できるイヤホン


五感で聴けるウッドスピーカー
木の香り、手触りや美しい木目とともに音楽を楽しむスピーカー


無線機とスマートフォンの相互通信
公共回線エリア外でも相互通信できる新たな無線ネットワーク