社員紹介 ~イクメン対談~


子育ては、本当に大変で、本当に楽しい。育休を経験して私たちが得たもの。

「育児休暇・育児休業(以下「育休」)」は男女を問わず取得可能な制度の一つ。しかし、復職後のキャリアへの不安や周囲に取得者がいないなど、さまざまな理由から男性の取得者が少ないのが現状です。
そこでJVCケンウッドを代表する“イクメン”男性社員2人に、取得しようと思ったきっかけや子育てのこと、育休の魅力について語ってもらいました。


現在の部署と業務内容について教えてください。

菅谷
2005年に入社し、ダイバーシティ推進室と人事部 産業保健室を兼務しています。ダイバーシティ推進室では個々の能力を最大限に発揮できる風土醸成に向けた取り組みの一環として、女性社員研修や育児・介護と仕事の両立支援のための研修やセミナーの開催、相談窓口の運営などを行っています。最近では、外部から講師の方を招き、子どもの自立を促すためのコミュニケーションをテーマにした育児支援研修を開催しました。

 

1児の父 / 育休取得期間:2017年10月~12月(約1ヶ月半)


山田
2001年にビクターエンタテインメント(現在のJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)入社。現在は経営企画部の情報システムグループに所属し、電子決裁システムや新メールシステムなど社内情報システムの導入による業務改善、音楽配信業務システムや収支管理システムなど既存情報システムの運用や改善を担当しています。

 

3児の父 / 育休取得期間:2015年11月~2016年4月(約6ヶ月)



育休を取得しようと思ったきっかけは?

菅谷

私は自分の両親が共働きだったこともあり、男女関係なく、家事も育児も夫婦でやるものだとずっと思っていました。ただ、具体的に取得を考えたきっかけというと、里帰り出産ではなく自宅で3人一緒に過ごしたいという妻の提案があったからです。その後、私なりに産後どのような対応をすべきか調べてみると、産後6週間までは体のために療養しなければならない大切な期間であることがわかりました。妻が後に復職する予定だったこともあり、体調を整えしっかり回復するためには私が家事や育児をやらなければと思い、育休の取得を決めました。

 

山田

私の場合もっと早くて、実は入社してすぐの頃からいつか子どもができたら育休を取ろうと考えていました。就業規則を読むと性別の記載はなく、だったら男性の自分も取っていいんだと思って。当時はまだ結婚もしていなかったんですけどね。

その後、結婚し、第一子と第二子が生まれた際にまずは2週間ほど休暇をもらいましたが、妻の両親のサポートもあり、自分のできることは少なく物足りなさを感じていました。そこで、次の子どもを迎える時はしっかり育休を取りたいと妻と話しました。実際に第三子が生まれた後は妻の早めに復職したいという意向もあり、最終的な決断に至りました。



育休の取得に対し、上司や同僚の反応はいかがでしたか?

山田

上司や同僚から育休に対して特に反対されることはありませんでした。ただ半年という期間は長く、自分が不在の間どうしても迷惑はかかってしまいます。でも、そこで遠慮していたらいつまでたっても取得できません。私はどうすることが一番効果的なのかを考え、自分だけでなく周りの人にも少しでも早くから準備に入ってもらうように心掛けました。そもそも子どもが生まれるって絶対的に良い話なので、それを伝えるのを遅らせる理由はないと思います。私は妻が安定期に入るのを待ってから上司に育休を希望し、できるだけ早い段階で社内・社外を問わず情報を伝えるようにしました。
こうしていざ仕事を整理してみて改めて思ったのは、自分しかできない、自分がいないと回らないというような仕事の進め方はやはり良くないということ。私にとっては抱えていた業務の洗い出しをする良い機会にもなりました。

 

菅谷

最初に伝えたダイバーシティ推進室の上司には「ぜひ取りなさい」と心強い言葉をかけてもらいました。私の所属する部署は当社の中でも珍しく女性が多いこともあり、男性ばかりの職場と比べると育休を取りやすい雰囲気があったかも知れません。兼務していた部署の上司も私の意向を理解し、すぐに前向きに対応してもらえました。


育休中はどのように過ごされていましたか?

山田

うちは子どもが3人いるので毎日がてんやわんやです。朝は家族みんなの食事に始まり、長女を保育園へ送った後は、次女をおんぶしながら洗濯物を干していました。昼もおむつ替えや昼寝をさせて、夜は長男の宿題を見てあげたり、子どもたちをお風呂に入れたり。ただただ慌ただしく過ごしていました。

実はこの時期、長女がイヤイヤ期に入っていて、よく5本パックで販売している乳酸菌飲料の包装を私が破いただけで「自分が開けたかった」と泣き出しちゃったりするんですよ(笑)。それであやしていると今度は空腹で次女が泣き出してしまい……とにかく大変でした。



菅谷

私が大変だったのは沐浴です。病院で人形を使って沐浴の練習をしていた時は結構自信があったのですが、実際にやってみると全然できなくて。加減がわからず慣れるまでに時間がかかりました。おむつ替えも最初はぎこちない手つきでしたが、1日に10回以上は替えなければならないのでいつの間にか上達しましたし、最近では子どものサインに「あ、おむつかも?」と早めに気づけるようになりました。こうした細かい変化に気づけるのも、育休期間中ずっとそばで見守ることができたから。自分がそんな気持ちで子育てに向き合っているからか、近所で抱っこ紐をつけて歩いているお父さんがいるとついつい見てしまいます。


山田
同士感ですよね。デパートとかで父と子で遊びに来ているのを見かけると、私も確かに「おっ!」ってなります。


育休を取ったことで、家族への想いや働き方に変化はありましたか?

山田

育休中はほぼ毎日食事を作っていたので、料理をすることに対する抵抗がなくなりました。包丁の技術が上がったことと、人数に対する食材の量の感覚が身についたことが理由です。さらに育児についても、母乳の授乳以外はすべて夫もできるというのは本当だと実感することができました。
また、その一方で仕事に対しては今後もっと多くの男性社員が育休を取れるよう、業務を行う体制作りに目が向くようになりました。育休を取る前提として、まずは休めなければ話になりません。そのために私ができることといえば、人力でやっていることをシステムに任せられるような現場の改善だと思っています。

菅谷

家事と育児の両立がいかに大変かを知り、少しでも早く帰宅できるよう時間を考えて行動するようになりました。また職場では育休をきっかけに子どもの話をする機会が増え、コミュニケーションが取りやすくなったように感じています。子どもの病気など急に休まなくてはならない時なども理解してもらえますし、定時後に会社で働いていると同僚から「奥さんと子どもが待っているから帰ったほうがいいよ」という言葉をかけられるようになりました。



最後に男性社員の方へメッセージをお願いします。

菅谷

家族3人で過ごしたことで絆が強まったと思います。子育てについても以前は不安な気持ちがありましたが、育休を経て自信がつき積極的にコミュニケーションが取れるようになりました。子どもの成長を通して、自分も父親として成長させてもらっているのかもしれません。
実際に育休を取得する場合は上司の理解や周囲との業務調整が必要になってきます。それは大変なことかもしれませんが、育休は家庭だけでなく職場にとっても働き方を見直す良い機会だと考えています。当社の男性社員の方々にも積極的に取得していただけるよう願っていますし、そのために上司の方々には、男性の育休取得について積極的に支援していただきたいです。

 

山田

仕事は代えがききますが、父親は自分にしかできないこと。育休制度があるのだから取得しないのはもったいないことだと思いませんか。まだまだ取得者が少ない今だからこそ、価値ある体験ができることは間違いありません。育休が終わっても子育ては続き、休みを取らなければならない事情やイベントなどがどんどん発生します。その時に仕事に滞りなく休めるよう、育休はその準備をするためのちょうどいい期間だと思います。

 

菅谷

私も父親としてのあり方や仕事の進め方について改める、良いきっかけになりました。

 

山田

この対談ページを読んで、まずは社内に育休を取った男性社員がいることを知って欲しい。そして、少しずつでもいいので「自分も育休を取ってみたい」「奥さんと相談してみよう」そう思ってもらえることが、男性社員が当たり前に育休を取れる企業風土の醸成につながると思います。


*所属・職位は掲載日時点の情報です。