サイト内検索

社員紹介 〜アーマド・アズリ〜


国籍も文化も、能力も考え方もすべて。
自分らしさが発揮でき、理解してくれる環境がある。


OEM事業部 用品事業統括部 技術部 第2技術グループ

日本の大学に4年間、大学院に2年間通い、2014年JVCケンウッドに入社。
カーナビゲーションの機構設計・開発の部署に在籍し、現在はカーナビゲーション本体の部品設計や評価を担当。



高い技術とクオリティーに感動し、日本へ。


 

日本で留学し、働きたいと考えたのは中学生の時です。家族旅行で東京を訪れ、電化製品の最先端技術に触れたことがきっかけになりました。いろんな機能が入っていて、しかも精度が高い。世界中でも評判の品質の高さに感動し「日本のモノづくり技術について勉強したい」と強く思うようになったのです。

 

入社が決まってからは就労ビザの取得など必要な手続きがありましたが、JVCケンウッドはしっかりとしたサポート体制を取ってくれていたのでスムーズに行うことができました。同じ外国人の友だちと就労体制について以前話したことがあるのですが、サポート力や就労期間などにおいて、当社の体制はしっかりとしていると改めて感じました。


大切なのは確かな情報を持つこと。
肌で感じ、学んだ、日本の仕事文化。


いざ入社して最初に苦労したのは日本の仕事文化に慣れることでした。マレーシアと違って日本では最初から最後まで一連の作業に正確さと完璧さが求められます。そのために私は「情報の確かさ」を一番重要なポイントとしました。ちょっとしたコミュニケーションミスで仕事のクオリティーを下げないよう、たとえば「◯◯さんから聞いた」「~らしい」など不確かな言い方をせず、分からないことがあれば直接本人に聞いたり、資料を読んで自分の目で確認するよう心掛けています。

 

今、私が担当している国産車両メーカーのDOP(ディーラーオプション)用カーナビゲーション本体の部品設計評価においても、大切なのはクオリティーです。特に設計にあたってはQCD(Quality=品質、Cost=費用、Delivery=納期)を念頭に作業するようにしています。問題が起きないように設計するのは大変ですが、お客様が実際に目で見て、手で触れられるモノを設計することは面白く、やりがいを感じています。


異国文化への理解力でダイバーシティを実感。


 

私はイスラム教徒なのでお祈りするスペースが必要です。実は入社してすぐ、私から言う前に人事の方からそのことを聞かれたので驚きました。しかも私の場合は一ヶ月にわたる断食もあるのですが、期間中は職場のみんなが体力や健康のことを気遣ってくれて、仕事面でもいろいろなフォローをしてくださいます。日本に馴染みのない、他国の文化にまでも理解のある会社で良かったと心から思いました。

 

また文化だけでなく、社内のオープンな環境もJVCケンウッドの魅力だと思います。私のいる部署も社歴や国籍などに関わらず自由に自分の考えが発言できる風通しの良い環境なので、設計の際にアイデアを求められることもありますし、それを発表する時はちゃんと耳を傾けてくれます。そういう環境もあってかみんなが“自分らしく”働いているので、いろいろな新しい考え方や価値観を持っている人に出会うことができます。


質の良い仕事はワーク・ライフ・バランスから。



JVCケンウッドという会社がこれから成長していくためには、自分らしさや能力を発揮できる環境が必要だと思います。そして“自分らしさ”を出すためにはワーク・ライフ・バランスが重要です。
私は、今は良いバランスが取れていると思います。自分のやり方で仕事ができますし、週末にはプライベートな時間をしっかり取っています。最近は、趣味のカメラを手に下町をめぐり歩いて撮影するのが楽しみのひとつです。


いつか、モノづくりで日本とマレーシアの架け橋に。


 

今は日本の技術力を学んでいる最中ですが、将来的には母国マレーシアの人たちはもちろん、世界中の人たちの幸せに役立つようなモノづくりをしたいですね。設計者としての技術を生かして、時代のニーズに合わせた製品を作っていきたい。そしていつかはマレーシアの発展に貢献したいと考えています。

 

*所属・職位は掲載日時点の情報です。