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従業員の人材育成

JVCケンウッドグループは、「イノベーションを実現する人材の育成と組織能力の強化」を経営方針の一つとしており、企業の継続的成長において人材育成が最重要事項であると認識しています。従業員一人一人の成長をサポートする教育・研修体系の整備や、ライフスタイルが変わっても長く働き続けられる制度の構築と活用を促すことで、イノベーションを喚起する人材育成と定着を図っています。


JVCケンウッドグループの戦略的人事施策

JVCケンウッドは、中期経営計画「VISION2023」に基づき、ニューノーマル時代に向けた人的資源管理(HRM)戦略を推進していきます。多様な働き方を実現できる制度改革として、在宅勤務をはじめとするテレワーク規程の導入や、年代別人員構成の是正や人事ローテーションによる組織の活性化、将来の人員減を想定した生産性向上施策を実施していきます。また、人事制度においては、人材の多様性を実現するために、高度専門職ポジションの導入や短日数、短時間勤務への対応など、報酬や評価体系の再構築を行っています。

人的資源管理(HRM)戦略において取り組む項目


中期経営計画「VISION2023」開始後の取り組みの状況

  2021年度
テレワーク率

46.4%

年間総実労働時間 1,893時間

能力・キャリア開発を支援する取り組み

JVCケンウッドでは、自らの職務遂行に必要な能力を高め、組織の中で自らの能力を発揮することを目的とし、従業員向けの能力開発・強化研修を体系的に展開しています。また、自らの経験を生かしながら「将来のありたい姿」の実現を支援するキャリア・デベロップメント・プログラムを実施しています。この2つの取り組みにより、従業員一人一人の成長をきめ細かにサポートする研修体制を整えています。


従業員向けの能力開発・強化研修

JVCケンウッドは、新入社員としての入社時に実施する「新入社員研修」、社内の役割等級昇格時に実施される「昇格要件研修」、幹部職への昇格時に実施される「新任幹部職研修」などの階層別研修、社外セミナーやビジネススクールへの参加など、多様な人材を育成するための研修体系を整備し、従業員の成長意欲に応えることを目指しています。

また、事業戦略や業務運営上で会社全体として必要となる専門知識や実務的知見などを社内に展開するために、各部門が自主的に企画する専門知識・実務研修も実施し、従業員一人あたりの年間平均研修時間は11.6時間となっています。

※「能力開発・強化研修一覧」(下表)を対象に算出しています。


研修項目 内容(対象者) 2021年度受講者
経営層育成研修 外部研修への派遣 2名
階層別研修 ① 新入社員研修:集合研修およびeラーニング
3名 190名
② 昇格者研修:一般従業員の昇格候補者向け 166名
③ 新任幹部職研修:幹部職昇格者向け 21名
キャリアデザイン研修 下記「キャリア・デベロップメント・プログラム」参照 382名
各部門による
専門知識研修、実務セミナー

各部門の企画運営による独自の専門知識・実務研修を実施(集合研修およびeラーニング)

<2021年度実施テーマ>

ダイバーシティ、メンタルヘルス、リスクマネジメント、知的財産、法務、コンプライアンス、貿易実務、情報セキュリティ、品質管理、環境、人権など

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キャリア・デベロップメント・プログラム

キャリア・デベロップメント・プログラムは以下の3つで構成されており、それぞれ対象者や内容が異なります。


1. キャリア面談

キャリア・デベロップメント・プログラムの中で最も基本となるキャリア面談は、従業員本人が上司と自身のキャリアビジョン(将来のありたい姿)やキャリア開発テーマ(所属部門とのマッチングや個々の保有スキルなど)について話し合い、個人の進みたい方向性と会社の期待をすり合わせる機会です。一般従業員が対象となっており、年1回実施されます。


2. キャリアデザイン研修

キャリアデザイン研修は、従業員自らのキャリアビジョンを描き、実現のために必要な行動が何かを考える機会となっており、基本的に5年ごとの節目で対象となります。従業員は、現在までの働き方を振り返りながら将来のありたい姿を考えることで、多くの気付きを得ることが期待されます。また、参加者同士がお互いのキャリアビジョンを話し合う中で、「将来の目標に向けた自己啓発」「家庭生活や地域とのつながり」といったワーク・ライフ・バランスを総合的に考える機会となっています。


3. キャリア開発支援

キャリアデザイン研修の受講者は、研修終了後にはキャリア開発支援制度を受ける資格を得ます。この制度は、研修で学んだ内容や気付きを生かし、さらなるチャレンジができるよう、時間的・金銭的な支援を含んでいます。これまでに、社会保険労務士の資格取得を目指すなど、熱意と能力のある従業員の人材開発を積極的に支援することで企業としての価値向上に寄与しています。2021年度は130名への支援を実施しており、他の従業員への良い刺激にもなっていることから、今後も積極的な支援制度の活用を推進していきます。


CDP(キャリア・デベロップメント・プログラム)体制図


経営人材の育成

JVCケンウッドでは、次期経営幹部の候補の育成として、重点的育成プログラムを実施しています。具体的には新任幹部職、新任部長職、経営幹部選抜研修のカテゴリで研修を実施しており、これらの経営層育成研修を通じて、中長期にわたる経営人材輩出の仕組みを構築しています。


体制

JVCケンウッドでは、コーポレート担当役員のもと、人事部が採用計画や教育研修体系を企画し、事業を通じてグローバル社会の発展に貢献する人材育成を行っています。推進体制としては、人事部傘下に置かれた人財グループが、採用から新入社員研修への一気通貫でのケアや世代別研修や昇格要件研修を適宜実施することに加え、同じく人事部傘下の人事グループと連携してシニア層の従業員に向けた研修を行っています。


採用

JVCケンウッドでは、多様な人材の採用・育成・活躍を掲げています。中期経営計画「VISION2023」における制度改革の一つである「年代別人員構成の是正」に向けた施策としても、新卒採用・中途採用は重要な取り組みです。
新卒採用活動の一環として、一部特定大学との連携によるインターンシップおよびオープンで募集するインターンシップを実施しています。就業体験を通じて当社への理解を深め、興味を持ってもらうインターンシップは新卒採用において非常に重要であり、参加者の内定率も高いため、今後も継続的な活動として取り組みます。
また、新卒採用活動に限らず、中途採用活動にも力を入れています。当社の持続的な成長に必要な人材を、性別や国籍を問わず20代後半や30代も含めた広い世代から中途採用を通じて募集し、異なる環境で働いてこられた方の知見を活用することで、当社の競争力と生産性の維持を図っています。2021年度には24名の中途採用者が入社しました。

その他の取り組み

女性の幹部職の育成

幹部職候補となる女性従業員向けの階層別研修については、下記リンクをご参照ください。

ダイバーシティ&インクルージョンに関する取り組み


FA(フリー・エージェント)制度

自己実現・自己変革を促し、チャレンジする風土を醸成するため、FA(フリー・エージェント)制度を導入しています。所定の勤続年数を経て、相応の業務経験を積んだ従業員が対象となります。従業員が、自らの意思と意欲によりスキルとキャリアを棚卸しし、FA制度の厳密な選考を経て希望する職種への異動の機会を勝ち得ることにより、モチベーションを高く持ち、それぞれの能力を十分に発揮し、業績への多大な貢献を実現することを目指します。


社内公募制度

社内公募制度は、FA制度と同様、従業員が自らの意思と意欲に基づいて組織内外の他部署への異動を実現する制度となっています。人材の流動化により組織の活性化を促すほかに、各現場のニーズに対して迅速に即戦力を確保することを目的に導入している点がFA制度と異なります。本制度とFA制度では、従業員が自らの能力開発に自律的に取り組み、また、個人の希望に沿ったキャリア形成の実現を支援しています。


技術・ノウハウ継承の取り組み

JVCケンウッドグループでは、熟練エンジニアの定年での離職による技術的な影響を軽減し、社内に蓄積された技術・ノウハウ継承を確実なものとするため、定年まで会社に貢献した従業員に対し、再雇用制度を設けています。高年齢者雇用安定法に基づき、規定された60歳の定年後、希望者に対しては65歳までの雇用延長を可能とする制度です。本制度により、再雇用社員がこれまで培った技術やノウハウを若い世代が受け継いでいく上で十分な時間を確保できると同時に、定年を迎えた再雇用社員の生活基盤を引き続き支える有益な制度となっています。