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マルチプロトコル対応技術


技術概要


1台のハードウェアで複数の無線通信プロトコルに対応することで、機器の交換や設定変更を必要とせず通信環境に応じて最適なプロトコルを自動選択し、シームレスな無線接続を実現します


「マルチプロトコル」とは、1つのハードウェアで複数の無線通信デジタルプロトコルに対応する技術です。

デジタル無線通信プロトコルに精通した技術者が、ハードウェアとソフトウェアの両面で技術を結集。プロトコルに依存しない共通化設計や操作仕様の統一により、リソースの最適化を実現しています。

 

KENWOODブランドで展開している「NX-5000」シリーズは、公共安全市場向けの「P25」、民間市場向けの「NXDN™ 」および「DMR」という3つのデジタル無線通信プロトコルに対応しています。2023年に発売された「VP8000」シリーズもマルチプロトコルに対応しています。


マルチプロトコルに対応

マルチプロトコル対応技術

技術詳細


• 複数のデジタル無線通信プロトコル間での相互運用

北米を中心に、異なる無線通信ネットワークで構築されている機関を包括してコミュニケーションを結ぶ運用が進んでいます。従来のシングルプロトコル無線機では、各ネットワークに対応する複数台の機器が必要でしたが、マルチプロトコル対応無線機にすることで、1台で複数の通信規格に対応可能となり、機器の集約と運用の効率化を同時に実現します。


• デジタル無線通信プロトコルのオプション化

複数のデジタル無線通信プロトコルに対応したソフトウェアを製品に組み込み、必要なプロトコルのみをオプションとして選択・導入可能とすることで、ユーザーの運用状況に応じた柔軟な対応を実現しています。これにより、1つの製品で公共安全市場と民間市場の両方に対応可能となります。


• ハードウェア・ソフトウェアのリソース最適化

マルチプロトコル対応無線機は、広範な地域・市場を想定しており、過酷な要件を満たす製品開発が求められます。当社ではデジタル無線通信プロトコルに精通した技術者が、ハードウェアとソフトウェアの両面で技術を結集。プロトコルに依存しない共通化設計や操作仕様の統一により、リソースの最適化も実現しています。

ハードウェア・ソフトウェアのリソース最適化

プロトコルに依存しない共通化設計

技術搭載商品


本技術を搭載した商品の例

NX-5000シリーズ

KENWOOD

 

NX-5000シリーズ

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VP8000シリーズ

KENWOOD

 

VP8000シリーズ

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<商標について>

  • 「NXDN™」は株式会社JVCケンウッドとアイコム株式会社の商標または登録商標です。