無線通信におけるRF技術*1は、当社グループのセーフティ&セキュリティ分野において中核となる技術です。ケンウッド創業時に手掛けていた高周波コイルから始まり、アマチュア無線の送受信機の開発・導入、そして業務用無線で求められる送受信の基本性能の実現へと受け継がれています。たゆまぬ研鑽を経て技術力を高め、無線機の性能要求が最も厳しい公共安全市場での信頼を得るまでに進化しています。現在は、ネットワーク連携やIoT*2対応のエッジデバイス開発などを通じて、業務用無線機や車載機器におけるリアルタイム性と信頼性、堅牢性を実現しています。特に、未来の社会課題解決に向けた「インターフェースとしての通信」は、映像・音響・UX/UI*3と連携しながら、より安心で豊かな移動体験を支えています。
*1 Radio Frequency
*2 Internet of Things
*3 UX:User Experience、UI:User Interface
1949年 | 高周波コイルが日本初のNHK認定商品となる |
1949年 | EF Johnson Technology, Inc. がアマチュア無線初号機「Viking I」を開発・導入 |
1973年 | アマチュア無線の名器と呼ばれたHFトランシーバー「TS-520」を発売 |
1991年 | マクラーレンF1チームへの専用無線システムを開発 以後約30年にわたった供給によってノイズ・キャンセリング技術に磨きをかける |
1995年 | ロシア宇宙ステーション「ミール」にアマチュア無線機搭載 |