マネジメントメッセージ会社情報

マネジメントメッセージ

 皆さまには、平素より格別のご支援をいただき、厚くお礼申し上げます。
 私たちは、昨年10月に株式会社JVCケンウッド創立5周年を迎えるとともに、JK3.0(第三世代のJVCケンウッド)を旗印として新たな成長に向けて邁進しています。当社の企業ビジョンである「感動と安心を世界の人々へ」を堅持し、顧客満足度を高めることはもちろんですが、それに加えて「驚き(”WOW”)」を提供すべく日々努力を重ねています。
 また、私たちは膨大な知的財産を保有する「技術立脚型企業」です。これらの知的財産を余すところなく活用し、お客さまの課題を先取りし、その解決策(ソリューション)を提供することで、お客さまの価値向上に貢献させていただく「顧客価値創造企業」であることに喜びを感じています。
 さらに、私たちは以下の素晴らしいブランドを保有しています。

JVC
ひとの感覚を高めるイマジネーション(Imagination that magnifies human sense)
KENWOOD
限界を超越する鋭敏さ(Precision that exceeds limits)
Victor
誇りと探究心により時代を作る(Exploring a new era with pride)

私たちは、自らの事業活動を通じ、これらのブランドの価値をさらに高めるとともに最大限に活用してまいります。

 一方、世界を見渡せば、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)とAI(Artificial Intelligence:人工知能)というキーワードが日々語られ、その重要度を増しています。私たちは「映像」、「音響」および「通信」の領域で強みを発揮しており、それぞれの領域でIoTおよびAIとの結びつきを強めることが重要であると考えています。私たちは、オートモーティブ、パブリックサービスおよびメディアサービスの三つの分野でさまざまな事業を展開していますが、このような世界の大きな流れを見据えて、各事業での挑戦を続けています。

 オートモーティブ分野では、「自動運転化」と「EV(Electric Vehicle:電気自動車)化」という自動車業界の変化が大きなテーマになっています。また、そこに至るまでの間にドライブレコーダーや電子ミラーといったADAS(Advanced Drivers Assistance System:先進運転支援システム)関連やテレマティクス(自動車の情報化)の領域が大きく拡大すると見込まれます。
 私たちは、これまで培った光学技術などを応用して、他社に先駆けてデジタルコックピットシステムを市場に導入しました。また、ドライブレコーダー市場では、高機能・信頼性・高画質を兼ね備えたモデルを提供することで、お客さまに高いご評価をいただき、市場シェアを急速に拡大しています。
 これからは、自動運転時代の到来とともに「車室空間革新」が必要になってきます。当社は、市販事業とOEM事業を両輪として、私たちの「映像」、「音響」および「通信」の領域での強みを如何なく発揮し、「車室空間革新」のためのソリューションを提供することで、安全・安心・快適・信頼を実現してまいります。

 パブリックサービス分野では、「Public Safety(公共安全)」と「ヘルスケア」を主な領域として取り組みを進めています。公共安全領域では、無線システムやセキュリティカメラシステムなどの事業を手掛けており、騒音下でもクリアな無線通話が可能になるノイズキャンセリング技術や、膨大な監視カメラ映像のスピーディーなビデオ解析を実現する画像処理技術など、私たちの強みである「映像」、「音響」および「通信」領域での技術を駆使することに加えて、他社との連携により、さらに差別化されたソリューションを提供してまいります。
 ヘルスケア領域は、日本の少子高齢化が進む中で、今後市場が大きく拡大すると見込まれ、私たちが培ってきた「映像」および「音響」の技術が大いに活用できる領域と位置付けています。例えば、光ディスク技術を応用したがんなどの早期診断システムなど、先進的で画期的な検査・診断システムの創出をはかっていることに加え、さらにヘルスケアのIoT化に対応するポイントオブケア検査(POCT)市場への参入やOR(Operation Room:手術室)映像システムソリューションの事業化を進めています。また、社会性発達評価を早期に実施し、必要に応じて適切な療育を行うことにより社会での活躍を支援することは、国家あるいは自治体の最重要課題の一つと考えられます。私たちは、社会性発達評価の早期実施を支援する診断補助装置として、独自の注視点検出技術を活用した視線計測装置「Gazefinder(ゲイズファインダー)」の開発を進めており、今後は同ソリューションの適用範囲の拡大を進めてまいります。

 メディアサービス分野は、メディア事業とエンタテインメント事業の両輪で構成されており、ともに私たちの強みである「映像」と「音響」技術の本家本元といえます。メディア事業では、ヘッドホンリスニングでもスピーカーで聴いているかのような、リアルな音場効果をもたらす私たち独自の頭外定位音場処理技術「EXOFIELD(エクソフィールド)」に代表されるさまざまな「尖った」技術を持っており、当技術を搭載した音場特性カスタムサービス「WiZMUSIC(ウィズミュージック)」などを通じて、躍進につなげてまいります。またエンタテインメント事業はまさに感性の世界であり、人々に「感動と安心」を提供するものです。両事業の有する強みを徹底的に追及するとともに、私たちが保有するブランドの活用、価値向上をはかってまいります。

 私たちは、企業が持続的な発展を遂げるためには、あらゆるステークホルダー(関係者)の皆さまの期待にお応えし、社会から信頼され、社会に貢献し続けることが重要と考えています。
 例えば、前述したヘルスケア事業における「Gazefinder」はその代表例のひとつです。私たちはこのように事業活動を通じたCSR(企業の社会的責任)の推進を重視しており、さまざまな社会的課題を解決する商品やサービスを生み出し続けると同時に、お客さまだけでなく企業が関わる全ての関係者と深く信頼関係を築きあげながら企業価値の向上を常に図ってまいります。
 今後とも皆さまのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2017年11月

代表取締役 兼 社長執行役員 最高経営責任者(CEO) 辻 孝夫
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