ビズライト・テクノロジー社と共同開発中のエッジAIカメラを活用し
振り込め詐欺を未然に防ぐソリューションの実証実験を北洋銀行で実施
株式会社JVCケンウッドは、株式会社ビズライト・テクノロジー(以下、「ビズライト・テクノロジー社」)と共同開発を進めているエッジAIカメラのプロトタイプを活用し、株式会社北洋銀行(以下、「北洋銀行」)の実店舗において、新型コロナ感染症対策の給付金や助成金に関連した詐欺や振り込め詐欺を未然に防ぐソリューションの実証実験を行うこととなりましたので、お知らせいたします。
<実証実験のイメージ>
当社は、AIやIoTといった最新のデジタル技術やビックデータの活用により、お客さまに新たな価値・サービスの提供を目指して、2019年4月にDX※ビジネス事業部を新設しました。DXビジネス事業部では、オープンソースハードウェアを利用したエッジAIカメラをビズライト・テクノロジー社と共同開発してきましたが、このたびそのプロトタイプを活用することで、北洋銀行の実店舗において、振り込め詐欺を未然に防ぐソリューションの実証実験を実施します。
※Digital Transformationの略。
本ソリューションは、電話をかけながらATMを操作している、順番を待っているなどの行動をエッジAIカメラで検出し、行内の職員に通知。職員が状況に応じて適切なお声がけを行うことで、新型コロナ感染症対策の給付金や助成金に関連した詐欺や振り込め詐欺を未然に防ぐというものです。今回の実証実験では、ATMコーナーで電話をしている状況をエッジAIカメラで検出することを目的としており、今後もビズライト・テクノロジー社と共同で開発を進めることで、将来的には同ソリューションの実店舗での実用化を目指します。
日時 |
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2020年7月13日から半年間程度を想定 |
場所 |
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北洋銀行 一部店舗 |
カメラで撮影した映像は、監視カメラなどセキュリティ上必要なものを除いて、プライバシー保護の観点から取り扱いに注意しなければなりません。したがって、カメラの映像を録画する、ネットワーク経由でサーバーに送信するなどのソリューションの場合は、プライバシー保護の仕組みを整備する必要があります。
このたびの実証実験において使用するエッジAIカメラは、映像を録画することなく、そのカメラ内においてAIによるディープラーニング処理を行い、サーバーに映像を送信することなくカメラで独自に分析することから、プライバシー情報の漏洩の危険性が極めて少ないソリューションです。また、銀行の既存ネットワークなども利用しないため、従前のセキュリティレベルを脆弱化させるなどの問題も発生しません。
当社は、ハードウェアおよびソフトウェアの両面において、これまで培ってきた映像技術のノウハウを生かすだけでなく、他社との協業を積極的に推進することでエッジAIカメラの開発を加速し、このたび実証実験を行う銀行をはじめとする金融業や各種製造業、流通・サービス業などに対して、エッジAIカメラを活用したソリューションの提供を目指します。
社名 |
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株式会社ビズライト・テクノロジー |
所在地 |
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〒 101-0021 東京都千代田区外神田2-17-2 共和ホームズ延寿御茶ノ水2階 |
代表者 |
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代表取締役社長 田中 博見 |
設立 |
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2006年7月5日 |
事業内容 |
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ソフトウェア開発、ハードウェア開発 |
URL |
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概要 |
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ハードウェアが分かるソフトウェア開発集団として、Raspberry Piをコアとしたエッジボックス「BH」の提供とともに、エッジAIとIoT分野への取り組みを強化しており、2020年9月よりカメラ一体型デバイスの発売も予定しています。2020年4月からは、埼玉高速鉄道(東京メトロ南北線、東急目黒線直通)の車内において、AI テクノロジーを利用したダイナミックデジタルサイネージのメディア開発と運用をしています。2018年5月2日に東京証券取引所 TOKYO PRO Market(コード番号4383)に上場しました。 |
本件に関するお問い合わせ先
【報道関係窓口】 | 株式会社JVCケンウッド 企業コミュニケーション部 広報・IRグループ |
TEL:045-444-5232 〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目12番地 | |
【営業窓口】 | 株式会社JVCケンウッド DXビジネス事業部 営業企画第二部 第二グループ |
TEL:045-444-5719、E-mail: DX_NBDD@jvckenwood.com | |
〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目12番地 |
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