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NEWS RELEASE

2020年11月4日



 

当社グループ会社のドライブレコーダー検品工程において

エッジAIカメラを活用した自動化ソリューションシステムの稼働を開始




株式会社 JVCケンウッドは、当社のグループ会社で、音響機器、情報通信機器関連の販売・保守・修理業務などを手がける株式会社JVCケンウッド・サービス(以下、「JVCケンウッド・サービス」)のドライブレコーダー検品工程において、当社のDXビジネス事業部が取り扱いを開始したエッジAIカメラを活用した自動化ソリューションシステムの稼働を開始しますのでお知らせいたします。


■ドライブレコーダー検品工程における自動化ソリューションの概要


当社は、2020年9月23日に広報発表の通り、株式会社ビズライト・テクノロジー製のエッジAIカメラの取り扱いを開始し、「EXensors(エクセンサーズ)」シリーズとして展開しています(10月23日出荷開始)。本エッジAIカメラを用いた先行PoC(実証実験)として、当社のグループ会社であるJVCケンウッド・サービスと共に、ドライブレコーダー検品工程の一部(液晶画面の異常検知)の自動化ソリューションの検討を進めてきましたが、この度PoC工程を終え、正式に稼働を開始することが決定しました。

 

本システムは、エッジAIカメラに当社製のアプリケーションを搭載し、ドライブレコーダーの液晶画面に表示される27fps(1秒間に27フレーム)のテスト映像から1フレームの異常な画面を検出し、その画像をサーバーに保存します。人間の眼ではまばたきの間に見過ごされてしまう異常画面を見逃さず、また人間の手作業では不可能な瞬時の異常画面の撮影を確実に行います。また、異常画面を検出した際には警告灯を点灯し報知することが可能であるため、作業者は別の作業に対応できるなど、工数の削減を実現します。本システムの応用として、任意の時間内における映像変化の検出により、異常(不良)検知、侵入検知、およびそれらを用いた遠隔監視などのシーンで利用することも可能です。


<ドライブレコーダー検品工程における自動化ソリューション(イメージ)>


当社はこのグループ会社での導入を足掛かりに、今後「EXensors(エクセンサーズ)」シリーズを、これまで人の五感で行ってきた作業をエッジセンサーが代行することでより高度な作業を可能とするだけでなく、工数削減を実現する「エッジAIカメラソリューション」としてさまざま分野に対して提案してまいります。また、当社グループがこれまで培ってきた業務用映像機器のノウハウ・販路を最大限活用することで、シリーズの売上拡大を目指します。

 

【エッジAIカメラとは】

サーバーやクラウド側で映像・画像のAI処理を行う従来型のカメラと異なり、エッジ(カメラ)側でAI処理を行うカメラのこと。処理結果のみをサーバーやクラウドへ送信するため、処理スピードの向上と情報漏洩リスクの低減が期待できます。


■「EXensors(エクセンサーズ)」シリーズの概要


「EXensors(エクセンサーズ)」は、”外付けする追加機能”を意味する「EX」とデータを感知する「Sensor」の組み合わせによる造語です。エッジAIカメラを核に各種エッジセンサー製品やIoTシステム製品と組み合わせることで、”外付けする追加機能”により人間の五感機能をサポートするエッジセンサー群として、膨大な映像・画像のデータ処理を必要とするさまざまな分野に展開していきます。


<商標について>

・「EXensors」は株式会社JVCケンウッドの商標です。

・その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標および登録商標です。


本件に関するお問い合わせ先

【報道関係窓口】 株式会社JVCケンウッド 企業コミュニケーション部 広報・IRグループ
  TEL:045-444-5232  〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目12番地
【営業窓口】 株式会社JVCケンウッド DXビジネス事業部 企画営業2部 第2グループ
 

TEL:045-444-5719、E-mail: DX_NBDD@jvckenwood.com

〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目12番地

本資料の内容は発表時のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。