JVCケンウッドグループは、世界各地で事業を展開しており、関わるステークホルダーも多岐に渡ります。目まぐるしく情勢が変わる昨今においては、社会の変化やニーズをステークホルダーとのコミュニケーションを通して察知し、事業戦略や活動に落とし込むことが重要であり、持続可能な企業活動と社会課題解決の推進に欠かせないと考えています。
サステナビリティ戦略においても、ステークホルダーとのエンゲージメントは持続可能な社会の実現に向け重要なものと位置付けており、責任ある対話や情報開示に努めています。さまざまなステークホルダーとの共創の中で「利益ある成長」と「グローバルでの社会課題の解決」の実現を目指し、企業価値の最大化を図ります。
JVCケンウッドグループ | ステークホルダー | 当社への期待 | コミュニケーションの手段と機会 | |
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お客さま |
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従業員 |
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株主/投資家 |
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取引先 |
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行政/地域社会/NPO・NGO |
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JVCケンウッドグループは、お客さまや取引先とのコミュニケーションを図る機会として、自社が得意とする「映像」「音響」「通信」技術を生かし、安心・安全な社会を支えるさまざまな製品やサービス、ソリューションをご紹介する内覧会を開催しています。今後もさまざまなスタイルでお客さまや取引先と交流する機会を検討し、実施していきます。
JVCケンウッドグループは、サステナビリティ調達を取引先と共に実現するため、取引先とのコミュニケーションを強化しています。2024年2月に開催した「パートナーズミーティング」では、持続的なサプライチェーンの構築が、企業の成長のみならず持続可能な社会を実現するための重要事項であることをご理解いただいた上で、「JVCケンウッドグループ調達方針」、「JVCケンウッドグループ人権方針」、「JVCケンウッドCSR調達ガイドライン」、環境基本方針「JKグリーン2030」を周知し、具体的なCSR調達の取り組みに関する説明を行いました。今後も継続的に取引先とのコミュニケーションの機会を設けていく予定です。
JVCケンウッドは、持続的な成長と中長期的な企業価値向上に向けて、経営トップが株主を含む投資家などとの建設的な対話(エンゲージメント)を積極的に行い、当社の取り組みへの理解を深めていただくとともに、いただいた意見や要望を経営戦略や事業計画へ反映するように努めています。
株主との対話におけるJVCケンウッドの考え方については、以下ページをご参照ください。
株主との建設的な対話に関する方針
2024年6月21日に第16回定時株主総会を開催し、当社グループの事業報告および計算書類の報告を行うとともに、3件の議案を審議し全ての議案が承認可決されました。また、ホームページからの事前質問受付を行い、総会前日には関心の高かったご質問3件に対してのご回答を公開。また、ご来場されなかった株主の皆さまに向けては、株主向け限定ライブ配信を実施しました。
第16回定時株主総会
JVCケンウッドは、お客さまをはじめとする各種ステークホルダーの皆さまに向けたダイレクトな情報発信ツールとして、Webに加えてSNSやメールマガジンなども活用しています。当社への理解を深めていただくとともに、新たなビジネスチャンスのきっかけとなることを目指して、当社が目指す方向性やニュース、商品・サービス・ソリューション情報、イベント情報などを紹介しています。
社内におけるSDGsの理解浸透と風土醸成を目的として、2022年度に引き続き「SDGsフォーラム」を開催しました。JVCケンウッドグループの全従業員を対象とし、環境問題や障がい、LGBTQ+などの人権問題などを取り扱った講演やワークショップ、eラーニングを含む5つのイベントを開催し、延べ10,600名が参加しました。詳しくはSDGsへの貢献をご参照ください。
JVCケンウッドグループは、持続可能な事業運営を目指し、行政や地域社会と共に地域課題に取り組み、良好な信頼関係を築くために、連携してさまざまな取り組みを行っています。詳しくは寄付・社会貢献活動をご参照ください。
2019年度に実施した面談を踏まえ、社会からの支援を必要とする子どもたちを支えるため東京を拠点に活動しているNPO法人ライツオン・チルドレンに対して、2023年度は約500台の使用済みPCを寄付し、これまでの累計寄付台数は2,700台以上となりました。寄付した使用済みPCは売却され、ライツオン・チルドレンの活動資金になります。