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JVCケンウッドグループのサステナビリティ

執行役員 コーポレート部門担当補佐 サステナビリティ推進室長 中井 純子

企業理念を基軸に
サステナビリティを深化させ、
「エクセレント・カンパニー」への
さらなる飛躍を目指します

執行役員
コーポレート部門担当補佐 サステナビリティ推進室長

中井 純子

JVCケンウッドグループは、「感動と安心を世界の人々へ」という企業理念のもと、中期経営計画「VISION2025」において、サステナビリティ戦略を基本戦略の一つとして位置付けています。
そして、事業活動を通じて「利益ある成長」と「グローバルでの社会課題の解決」の両立を目指し、サステナビリティ経営を積極的に推進しています。ESGの観点からは、気候変動への対応や人権リスクの低減、サプライチェーン全体での責任ある取り組み、そしてガバナンスの強化など、多面的な施策を展開しています。

さらに、当社グループが中長期的に目指す姿をより明確に描き、その姿を起点としたサステナビリティ戦略の策定を進めていきます。
次期中期経営計画との整合性を図りながら、企業価値の最大化に向けた社会的インパクトの可視化にも取り組んでいきます。
これまで培ってきた強みを生かし、社会価値と経済価値の両立を図ることで、企業としての持続的な成長の実現に向けて着実に歩みを進めていきます。

VISION2025が示す「利益ある成長」と「グローバルでの社会課題解決」を両輪とする経営戦略
VISION2025が示す「利益ある成長」と
「グローバルでの社会課題解決」を両輪とする経営戦略
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JVCケンウッドグループの価値創造プロセス

JVCケンウッドグループは、「統合思考」に基づき、資本を適切に配分し、中・長期的な価値創造を意識した意思決定と行動をグループ内に循環させることによって、持続可能性を向上させます。

JVCケンウッドグループの価値創造プロセス
JVCケンウッドグループの価値創造プロセス
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サステナビリティ推進体制

JVCケンウッドは、サステナビリティ戦略を迅速かつ確実に実行するため、2018年に取締役会の監督のもと担当役員を配置し、「サステナビリティ推進室」を設置しました。さらに2023年には、サステナビリティ全般の推進を担う組織として、CEOを委員長とする「サステナビリティ委員会」を新設しました。また、委員会の下部組織として、テーマ別に担当役員が責任者を務める3つの専門部会(経営戦略部会、環境部会、サプライヤー部会)を設置しています。
サステナビリティ委員会および専門部会では、サステナビリティ戦略の策定・見直しをはじめ、当社が取り組むべきマテリアリティやKPIの特定など、多岐にわたるテーマについて活発な議論が行われています。取締役会は、これらの活動を監視・監督し、最終的な意思決定を担っています。

サステナビリティ推進体制
サステナビリティ推進体制
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JVCケンウッドグループのサステナビリティ取り組み方針

JVCケンウッドグループは、サステナビリティ経営を実現するために、次の4つを取り組み方針として掲げています。これらの方針は、サステナビリティ推進体制のもと、グループ全体で具体的なサステナビリティ推進活動に反映され、実行されています。

サステナビリティ取り組み方針

  1. トップマネジメントが取り組みを推進
  2. 中期経営計画と整合させたKPIと目標を設定
  3. すべての事業活動と結び付けることにより、全従業員の参画を促進
  4. ステークホルダーに取り組みをWebなどで積極的にわかりやすく開示

マテリアリティ特定プロセス

JVCケンウッドは、中期経営計画「VISION2025」の策定に合わせ、マテリアリティ(重要課題)を特定しました。マテリアリティの特定にあたっては、企業理念「感動と安心を世界の人々へ」のもと、社会課題テーマおよびESGの観点で、中期経営計画「VISION2025」におけるマテリアリティの位置付け、2030年に目指す姿を議論しました。そして、SDGsやESG評価機関などの目線や中期経営計画「VISION」との関連性・重要性を踏まえ、取締役会における審議・承認を経て3つのマテリアリティを特定しました。各マテリアリティには、事業計画と整合したKPIを設定し、課題解決に向けた進捗状況をモニタリングしています。

マテリアリティと企業基盤の強化の取り組み

3つのマテリアリティ「①安心・安全への取り組み」「②環境への対応」「③持続可能なものづくり」に加え、それを下支えする「企業基盤の強化」の取り組みを特定しました。

また、各マテリアリティと「企業基盤の強化」の取り組みに紐付くサブマテリアリティ、取り組みテーマ、KPI を設定し、課題解決に向けた取り組みを推進しています。

3つのマテリアリティ/「企業基盤の強化」の取り組みとサブマテリアリティ

マテリアリティやKPIの詳細については、マテリアリティ一覧をご参照ください。

事業による社会課題解決への貢献

JVCケンウッドは、各事業分野において、社会課題の解決に貢献するサステナブルな商品・サービスの提供を通じて持続可能な社会の実現を目指しています。安心・安全なモビリティ社会の構築に向けては、交通事故の抑制・抑止に寄与するカーナビゲーションシステムやドライブレコーダーを展開しています。また、災害や事故などの緊急時にも安定した通信手段を確保し、地域の安心・安全なまちづくりを支える無線システムの提供にも注力しています。さらに、製品における消費電力の削減を図るとともに、ヘッドホン・イヤホンにおいては2022年以降に発売された全ての製品の梱包材に紙材を使用し、FSC認証紙の採用を段階的に拡大することで、環境負荷の低減を図るなど環境に配慮した製品開発を推進しています。


このように、社会課題の解決や環境負荷の低減により一層貢献する商品を「サステナブル商品」と位置付け、自社の「JKサステナビリティ ロゴマーク」を付与する取り組みを進めています。

社内浸透の取り組み

JVCケンウッドでは、経営層から一般従業員まで全社的にサステナビリティ推進活動への理解と意識を高めるため、継続的な社内浸透の取り組みを行っています。


JKサステナビリティ ロゴマークの策定

JVCケンウッドは、サステナビリティへの取り組み姿勢を「見える化」し、社内外にわかりやすく伝えることを目的として、「JKサステナビリティ ロゴマーク」を策定しました。このロゴマークは、サステナビリティ経営を通じて未来に向けて成長していくという意思を、枝木のモチーフで表現しています。また、当社グループが貢献できると考える社会課題(社会、労働、環境、品質、経済、安全、ガバナンス、価値創造)と関連性の高いSDGsの8つのゴールのカラーを取り入れています。

このロゴマークを継続的なコミュニケーションのツールとし、従業員にサステナビリティの意識を浸透することを企図して「JKサステナビリティバッジ」を製作し、企業理念「感動と安心を世界の人々へ」を象徴するシンボルとしてリニューアルした社章と共に全従業員に配布しました。

JKサステナビリティ ロゴマーク

当社グループが解決に貢献できると考えられる
社会課題テーマと特に関連性の高い8つのゴール


新社章(上)とJKサステナビリティバッジ(下)の着装イメージ

JKサステナビリティバッジ


「サステナビリティ・シンポジウム」を開催

JVCケンウッドグループの全従業員を対象に、サステナビリティへの理解を深めることを目的とした「サステナビリティ・シンポジウム」を開催しました。本シンポジウムは、社外講師による基調講演(テーマ:「サステナビリティ・メガトレンドと企業価値の向上に寄与するサステナビリティ経営の進化」)のほか、社外講師と当社役員によるパネルディスカッション、事業部門における具体的な取り組み事例の紹介などを実施しました。当日は、会場とオンライン合わせて約300名が参加するとともに、アーカイブ動画にて1,000名以上が視聴しました。

サステナビリティの重要性を改めて認識するとともに、今後の業務への活用に向けた意欲を高める機会となりました。

パネルディスカッションの様子


「SDGsフォーラム」を開催

JVCケンウッドグループの全従業員を対象に、SDGsに関する意識の醸成を目的とした「SDGsフォーラム」を開催しました。本フォーラムでは、「企業における人権」「脱炭素の取り組み」「LGBTQ+」などをテーマに、外部講師による講演やワークショップ、eラーニングなど計5つのプログラムを展開。延べ4,857名が参加し、多様性や持続可能性に関する理解を深める貴重な機会となりました。

ニュースリリースはこちら 「SDGsフォーラム」を開催(2025年8月20日)

「企業における人権」セミナーの様子

法務省・人権委員の講師


「サステナビリティハンドブック」の制作・配布

JVCケンウッドグループでは、従業員がサステナビリティ推進活動への理解を深めるためのツールとして、「サステナビリティハンドブック」を制作し、全従業員に配布しました。このハンドブックは、企業がなぜサステナビリティに取り組むのか、従業員一人一人にどのような関わりがあるのかを、具体的な活動事例を交えながら分かりやすく紹介しています。

サステナビリティハンドブック


「サステナビリティ・ワークショップ」の開催

JVCケンウッドは、従業員がサステナビリティ活動に対する理解を深め、じぶんごととして考えてもらう機会として、サステナビリティ・ワークショップを開催しています。本ワークショップでは、「講義」と「ワークショップ」の二部構成で行い、前半の講義ではサステナビリティハンドブックを活用してJVCケンウッドが掲げる重要課題や社会課題の解決に向けた取り組みについて理解を深め、後半のワークショップでは実際に手を動かしながら自分の業務とサステナビリティとのつながりを分析・考察する内容としました。これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に向けた意識と行動の定着を図っています。

ワークショップの様子

サステナビリティの
取り組みに
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