JVCケンウッドは、中期経営計画「VISION2025」の策定に合わせ、マテリアリティ(重要課題)の見直しを行いました。見直しにあたっては、国際的な動向やイニシアチブからの要請といった社会課題の視点と、事業環境や企業理念、中期経営計画「VISION2025」などの自社視点の両面から検討しました。マテリアリティ特定において、社会視点として持続可能な開発目標(SDGs)の全17ゴールのうち、当社グループが解決に貢献できると考えられる社会課題テーマと特に関連が深い8ゴールを優先的に取り組むべきゴールとし、取締役会における審議・承認を経て、3つのマテリアリティを再特定しました。各マテリアリティに対して、確実な課題解決の実現に向けて事業計画と整合したKPIを設定し、進捗状況をモニタリングしています。
3つのマテリアリティとして「①安心・安全への取り組み」「②環境への対応」「③持続可能なものづくり」と、「企業基盤の強化」の取り組みを策定しました。また、各マテリアリティと「企業基盤の強化」の取り組みに紐付くサブマテリアリティ、取り組みテーマ、KPI を設定しました。
JVCケンウッドグループは、事業を通じた持続可能な社会への貢献を推進するために、マテリアリティと企業基盤強化の取り組みを特定しました。マテリアリティと連動したKPIの策定とともに、グローバルに管理できる仕組みの構築に取り組んでいます。
マテリアリティ |
サブマテリアリティ |
関連するKPI |
SDGs |
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1.安心・安全への取り組み |
●安心・安全なまちづくり ●交通事故の抑制・抑止 |
・ 業務用無線システムの販売台数 ・ カーナビゲーションおよびディスプレイオーディオの販売台数 ・ ドライブレコーダーの販売台数 |
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2.環境への対応 |
●気候変動への対応 ●資源の有効活用 |
・ CO₂排出量削減(Scope1+2) ・ CO₂排出量削減(Scope3)(カテゴリ1、4、11) ・ 廃棄物リサイクル率 ・ 廃棄物排出量の削減(売上高原単位) ・ 容器包装プラスチック使用量の削減 ・ 水使用量の削減 |
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3.持続可能なものづくり | ●責任あるサプライチェーンへの取り組み ●ものづくり改革 ●イノベーションの加速 |
・ 調達・物流管理関連部門向け「人権に関する研修」の実施 ・ 取引先向け「人権に関する研修」の実施 ・ 外部救済窓口の設置と運用 ・ 新規口座開設時のCSR調達ガイドラインへの賛同署名回収 ・ 取引先に対するCSR自己監査の実施依頼および課題が見つかった取引先に対する是正措置の実施 ・ RBAなどのアライアンスへの参画と、グローバルフレームワークの活用 |
3つのマテリアリティに対して当社グループが一丸となって取り組むために、企業基盤を強化することも重要です。そこで、企業基盤の強化に向けてもサブマテリアリティ、取り組みテーマ、KPIを設定しています。
サブマテリアリティ | 取り組みテーマ |
関連するKPI |
SDGs |
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ダイバーシティ&インクルージョン |
●女性活躍推進 |
・ 女性管理職比率 |
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●外国籍従業員の活躍推進 | |||
●障がいのある従業員の活躍 | |||
●LGBTQ+に関する取り組み | |||
●採用数 | |||
●VISION2025 workshop | |||
従業員の活躍促進 |
●人権の尊重 | ー |
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●労働安全衛生 | |||
●風土・働き方改革 | |||
●従業員の健康管理 | |||
●公正な労使関係 | |||
●労働安全衛生 | |||
ガバナンス |
●コーポレート・ガバナンス |
・取締役会における審議の充実 ・ 社外取締役に対するトレーニング/オフサイトミーティングなどの実施 ・ 取締役会と経営層のダイバーシティ強化 ・ IT セキュリティ研修受講率 ・ 標的型メール訓練(開封者研修の受講率) |
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●コンプライアンス行動基準 | |||
●情報セキュリティ |
当社は、社会課題の解決や環境負荷の低減に、より一層貢献する商品を「サステナブル商品」と位置付け、自社のサステナビリティロゴマークを付与する取り組みを進めています。
パルプモールド
緩衝材を採用
パルプモールド
緩衝材を採用
FSC認証紙
包装材を採用
JKサステナビリティ ロゴマーク