お客様:
東京都観光汽船株式会社
パートナー企業様:
Marindows株式会社
PoC実施期間:
2023年7月26日~8月31日
導入背景
国土交通省から小型の遊覧船などを対象に、ドライブレコーダーの設置を義務づける方針を固めることが発表されましたが、その一方で、従来の船舶用記録カメラは高額なものが多く、気軽に導入をしやすい製品が求められていました。
そこで、海事産業の課題解決と発展を進めるテクノロジーカンパニーであるMarindowsと協力し、東京都観光汽船が運航する水上バス『エメラルダス』に、防塵・防水仕様の通信型ドライブレコーダーを活用して、船舶の安全な運航を目指す実証実験を行いました。
導入効果
自動車やバイク向けのドライブレコーダーを転用することで、手軽な設置とコスト低減を叶え、洋上での安全・安心運行の有効性を確認することができました。
今後の取り組み
今後は、実証実験の結果を分析し、実用化に向けたステップを進めるとともに、洋上運行特有の課題に対するソリューションの更なる開発にも取り組む予定です。また、価格面や設置面での導入障壁を低減することで、大型船から小型船まで幅広い船舶での安全な洋上運行を支援して、通信型ドライブレコーダーの普及を促進してまいります。
*ニュースリリース発表原稿もご参考にしてください。
弊社では、産業分野のソリューション創出をご支援するにあたり、
「通信型ドライブレコーダー技術を軸にしたエッジAIカメラ」を
ご活用いただけるパートナー企業様を積極的に募集しています。
ソフトウェア開発、ポーティングなどにご利用いただけるSDKもご用意しておりますので、
どのようなソリューション開発を目指しているのか、まずはお問合せにてご相談ください。
操舵室前方に取り付けた通信型ドライブレコーダーのカメラ