JVCケンウッドグループは、コーポレート・ガバナンスの強化によって経営における意思決定の透明性と効率性を高め、企業価値の向上を図ることを経営上の最も重要な課題の一つと捉えています。「JVCケンウッド コーポレート・ガバナンス方針」は、コーポレートガバナンス・コードの各原則を踏まえたコーポレート・ガバナンスに関する基本方針であり、グループ全体で健全かつ強固なガバナンス体制を推進する上での指針となっています。
JVCケンウッドグループは、コーポレート・ガバナンスの強化と継続的な利益の創出により、多様なステークホルダーの期待に応え、企業理念「感動と安心を世界の人々へ」の達成のため、全社的に取り組みを進めています。
取り組みの推進にあたっては、以下のKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)を設定し、課題解決に向けた取り組み状況を進捗管理しています。
取り組みテーマとして、「取締役会における審議の充実」、「社外取締役に対するトレーニング、オフサイト・ミーティングなどの実施」および「取締役会と経営層のダイバーシティ強化」を掲げています。
「取締役会における審議の充実」および「社外取締役に対するトレーニング、オフサイト・ミーティングなどの実施」は、取締役会の実効性をさらに高めるための取り組みとして、取締役会の実質的な審議の深化を図るべく、2030年度に向けて複数のKPIを設定しています。
「取締役会と経営層のダイバーシティ強化」は、グローバルな競争が激化する中で、取締役会と経営層における多様性を確保することにより、多様な価値観を経営戦略に反映させることが持続的な成長にもつながるという考えから、2030年度に女性役員比率30%以上を目指しています。
上記の考え方に基づき、当社は、社外取締役として1名(2021年6月から)、執行役員として1名(2024年4月から)、社外監査役として1名(2024年6月から)の女性役員をそれぞれ選任しています。
取り組みテーマ | KPI | ||||
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目標/実績 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | 2030年度 (目指す姿) |
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目標 |
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実績 | ◎ | ||||
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目標 | 女性役員※を1名以上選任 | 女性役員※を2名以上選任 | 女性役員※を3名以上選任 | 女性役員※の比率30%以上を目指す |
実績 | ◎ |
※取締役、監査役、執行役員またはそれに準じる役職者
(制定2015年12月1日、改定2021年12月23日)
ステークホルダーに対する情報提供は、適時開示規程を制定し、社内で決定、発生した事実について情報開示委員会を通じ、開示内容および方法の検討を行い、ステークホルダーに対して適時的確な情報を提供しています。
当社は、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資するため、株主と建設的な対話を行っています。当社は、株主との対話を通じて、経営方針を株主に分かりやすく説明し、その理解を得られるよう努めるとともに、対話を通じて得た意見等を経営幹部や取締役会にフィードバックし、企業価値の向上に役立てています。
当社は、政策保有株式に関する方針を「JVCケンウッド コーポレート・ガバナンス方針」で定めています。
特定の者またはグループが株式を取得することにより、会社の企業価値または株主共同利益が毀損される恐れがあると判断される場合には、法令および定款によって許容される限度において、企業価値向上および株主共同利益の確保のための相当な措置を講じることが必要であると考えられております。当社としても企業価値向上および株主共同利益の確保の重要性は認識しており、慎重に検討を継続しておりますが、現時点において具体的な防衛策などの導入はしておりません。