JVC・ケンウッド・ホールディングスは、通信技術と放送を融合させることにより、ノイズのないクリアなラジオ放送を楽しめるとともに、データを付加することにより新たなメディアとしての大きな可能性を持つ、デジタル時代の新ネットワークサービス「M-LinX（エム‐リンクス）（仮称）」を開発しました。

今後は、このサービスの開始に向け放送局やサービスプロバイダー、広告主などと連携して各種実証実験などを行い、来年春に新サービスを開始する予定です。

M-LinX（仮称）の基本コンセプト

開発意図

デジタル放送の普及に伴い、高品位なデジタル映像、音声を大画面テレビで楽しむシーンがますます増えてきました。また、家庭のインターネット環境もブロードバンド化し、大容量のデータもこれまで以上に簡単に入手して楽しめるようになってきました。

一方、手軽に音楽を楽しめ、情報収集などにも適したメディアとして定着しているラジオ放送に関しては、昨今は特に都市部を中心として、電波障害などにより良好な受信が難しくなる傾向にあります。

当社は、昨年10月の設立以来、ビクターとケンウッドの持つ映像・音響・無線通信技術を高度なレベルで融合させ、デジタル・ネットワーク時代にふさわしい「カタ破り」な商品とサービスの開発に取り組んできました。

こうした中で、当社では放送と通信を融合した新しいネットワークサービスとして「M-LinX（仮称）」を開発しました。