2009年

NEWS RELEASE

2009年12月24日

業務用3D映像機器ビジネスの飛躍を目指し、
3D映画上映機器 No.1シェアの米リアルディー社と提携
~同社技術と日本ビクターのAV技術を融合した新コンセプト3D商品を発売~

JVCケンウッドグループはかねてより3D映像機器ビジネスに注力し、グループ企業である日本ビクターが開発して発売した46v型業務用フルハイビジョン3D液晶モニターは、すでにハリウッドや著名な研究施設等に多くの納入実績を持っていますが、このほど同ビジネスの強化のため、3D映画上映機器で世界 No.1シェアを持つリアルディー社(RealD 、本社:米国)との提携に合意しました。これにより当社は、日本ビクターのAV技術とリアルディー社の優れた3D関連技術を融合させた3Dモニターや関連機器など新コンセプトの3D商品を開発・発売し、3D映像機器ビジネスの飛躍を目指します。


近年、大手映画スタジオの人気作品が3D化される中、3D上映に対応した映画館数が増大し、3D映画に関する関心が急速に高まりつつあります。これにともない、業務用3D映像機器に対するニーズも拡大しており、日本ビクターは2009年に業務用フルハイビジョン3D液晶モニター「GD-463D10」を発売。そのなめらかな階調表現とリアルな色彩の高画質3D映像が高く評価され、ハリウッドをはじめとする多くの3D映像制作プロダクションや映画館、研究施設等に納入実績を持っています。

一方リアルディー社は、3D映像機器分野における高い技術力や所有する特許を背景に、全世界の3D映画上映機器で最大のシェアを持ち、そのブランド力が業界で広く浸透しています。


今回の提携は、業務用を皮切りに3D映像機器の急速な市場拡大が見込まれることから、日本ビクターが培ってきたAV技術と、リアルディー社が持つ3D映像の作成や再生などの技術を融合させるとともに、同社が持つ3D関連特許を活用し、各種3D商品を展開させていくことで合意したものです。当社は今後、業務用を中心とした3D映像機器ビジネスの飛躍を目指し、関連商品の開発・販売を加速していきます。


なお当社は、本提携の第一弾商品である、新コンセプトの業務用3D商品を、1月7日(木)から10日(日)まで、米・ラスベガスで開催される世界最大規模の家電見本市Consumer Electronics Show(CES)に出展します。

両社コメント

リアルディー社 会長 CEO マイケル・V・ルイス

「今回の提携により、優れた3Dの映像表現を可能にする高品質の映像機器が製品化されることになります。30年間培ってきた当社の3D分野での実績が、JVCケンウッドグループ独自の3D映像機器の性能向上に大きく貢献することを期待しています。」


JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社 代表取締役会長 兼 社長 CEO 河原 春郎

「かねてより当社で注力、開発し、ハリウッドなどへ実績を積みつつある3D映像機器分野で、世界のリーダー企業であるリアルディー社との今回の提携は、当社として大きな喜びです。これにより、当社グループの業務用3D映像機器ビジネスが飛躍的に拡大することを期待しています。」

リアルディー社について

社 名:
RealD
本 社:
100 North Crescent Drive, Suite 120, Beverly Hills, CA, USA
設 立:
2002年 (1980年に前身のStereo Graphics社設立)
代表者:
Mr. Michael V. Lewis, Chairman/CEO and Co-founder
事業内容:
科学・産業、シネマ、コンシューマー分野における3D事業
会社概要:
3D・立体視技術の世界的な先進企業。業務用分野、映画館3Dシステム、更に家庭用の3Dテレビへの進出を進めている。特に、デジタル映画館におけるリアルディー3Dシステムは世界48カ国300興行企業様に対し、稼動中の4,800スクリーンを含め、9,500スクリーンにライセンスが完了しており、世界最大のシェアを誇る。映画分野以外では、創設30年来の立体視技術実績を活かし科学技術、工業・製造業、マーケティング応用など各産業で利用されており、例えばNASA、ファイザー製薬、BMW、ボーイング等で実践的に活用されている。
コンタクト先:
米・・・Mr. Rick Heineman  rheineman@reald.com
日・・・長谷 亙二(はせ こうじ)  khase@reald.com

本件に関するお問い合わせ

JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社 経営戦略部 広報・IR担当
TEL: 045-444-5232 FAX: 045-444-5239
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