NEWS RELEASE
2010年7月23日
車載用光ディスクドライブメカの2010年度受注台数
日・米・欧で前年度比100万台増の400万台超へ
JVCケンウッドグループの事業会社であるケンウッドは、カーエレクトロニクス事業のOEM分野で、カーナビゲーションシステムやカーオーディオにならぶ基幹ビジネスとして、車載用AV機器向け光ディスクドライブメカニズムの事業拡大に向けた取り組みを推進しておりますが、2010年度のCDメカニズムとDVDメカニズムを合わせた出荷台数が2009年度比で約100万台増となる400万台を超える見込みとなりましたので、お知らせします。
JVCケンウッドグループはカーエレクトロニクス事業を中長期的な強化事業と位置づけ、市販分野、OEM分野のそれぞれで成長戦略を推進しております。
そのような中、ケンウッドでは、OEM分野において、車載用AV機器向け光ディスクドライブメカニズムやチルトメカニズムを中心とするデバイスビジネスを、カーナビゲーションシステムやカーオーディオの純正製品ビジネス、ディーラーオプション製品ビジネスとならぶOEM分野の基幹ビジネスと位置づけ、新商品の開発、生産体制の拡充、受注活動の強化により事業拡大を進めてきました。
2005年には車載用マルチメディア機器の需要増加を見込んで上海工場の増築を完了し、光ディスクメカの増産体制を整備するとともに、生産ラインを長野工場から上海工場へと移管し、国内工場と上海工場の垂直統合を推進することで、コスト競争力の強化をはかりました。
また、商品競争力を強化するため、新型光ディスクドライブの開発にも注力し、光ピックアップの内製化をはかるとともに、業界最薄・最軽量のDVDメカニズム、高品質・ハイコストパフォーマンスのCDメカニズムを商品化し、受注活動を国内の自動車用品メーカーに留まらず、米国、欧州の自動車用品メーカーへも広げてきました。
こうした取り組みの結果、日本、米国、欧州の自動車用品メーカーからそれぞれ大型受注を獲得し、2007年度には30~40万台規模だった出荷台数が、2008年度には110万台、2009年度には各国の自動車購入促進策による自動車販売の回復にも支えられ、300万台にまで拡大しました。
これにより、カーエレクトロニクス事業のOEM分野に占めるデバイスビジネスの売上比率は、2007年度の1割程度から2009年度には4割程度まで高まり、カーエレクトロニクス事業の拡充に大きく貢献しました。
2010年度には、2009年度比で約100万台増となる400万台以上を出荷できる見込みであり、カーエレクトロニクス事業の成長にさらに大きく寄与する見込みです。
高品質・高信頼性のCDメカ
業界最薄・最軽量を誇るDVDメカ
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JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社 経営戦略部 広報・IR担当
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