2010年

NEWS RELEASE

2010年8月19日

ディスプレイ分野でビジネスモデル転換、新興市場開拓を本格化
第一弾として、アルゼンチン代理店に「JVC」ブランドライセンスを供与

JVCケンウッドグループの事業会社である日本ビクター株式会社(以下:ビクター)は、新興市場開拓の一環として、ホーム&モバイルエレクトロニクス事業のディスプレイ分野で、アルゼンチンの代理店とブランドライセンス契約を締結し、新興国向け液晶テレビに関するブランドライセンス供与を開始します。


当社では、コンシューマエレクトロニクス事業であるホーム&モバイルエレクトロニクス事業において、本年3月末まで大幅な固定費低減をはじめとする事業構造改革に取り組み、損益の大幅な改善を進めてきました。

今後は、本年5月に発表した中期経営計画に沿って、これまでの事業構造改革の効果を取り込みながら、外部委託生産によるファブレス化の推進やパートナーシップ戦略によって、当社のブランド力、マーケティング力、商品企画・開発力、販売ネットワークを活かした新たなビジネスモデルへの転換をはかるとともに、成長著しい新興市場の開拓を具現化していきます。


この戦略に基づき、ディスプレイ分野では、すでに進めているEMSなどのアウトソースを活用した欧米での事業運営をさらに強化するとともに、新興市場では、開発・生産面で各市場に最適なアウトソースを活用しながら、販売面では長年にわたって築いてきたビクター製品のみを取り扱う特約代理店ネットワークを活かした新しいビジネスモデルによって、事業強化をはかっていきます。

今回、新興市場開拓の第一弾として、当社がJVCブランドを展開するアルゼンチンでは、すでに日本方式の地上デジタル放送の採用が決まり、急速な市場拡大が見込まれます。

同市場での事業強化をはかるため、ビクターとアルゼンチンの特約代理店との間でブランドライセンス契約を締結、その特約代理店を通じて、パートナー工場で生産したJVCブランドの液晶テレビを今年12月よりアルゼンチンで販売し、当社は販売に応じて特約代理店からブランドライセンス収入を得ることになります。

今後も、他の新興国で同様の戦略を展開し、新興市場全体で、JVCブランドの液晶テレビ販売台数を拡大し、JVCブランドの認知度を向上させ、他の事業への波及もはかっていきます。


これにより、前述したディスプレイ分野の新たなビジネスモデルへの転換、新興市場の開拓を推進するとともに、欧州、米国などを中心に高いブランド力がある「JVC」ブランドを、新興市場におけるグループ全体の成長戦略に活かしていきます。

本件に関するお問い合わせ

JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社 経営戦略部 広報・IR担当
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