2010年

NEWS RELEASE

2010年10月29日

台湾EMS大手のAmTRAN Technologyとディスプレイ分野における戦略的パートナーシップに関する正式契約を締結

本年8月27日付「台湾EMS大手のAmTRAN Technologyとディスプレイ分野における戦略的パートナーシップの締結について基本合意」で公表しましたとおり、当社は、当社グループの事業会社である日本ビクター株式会社(以下「ビクター」)と台湾のEMS大手であるAmTRAN Technology(以下「AmTRAN」)との間でホーム&モバイルエレクトロニクス事業のディスプレイ分野における戦略的パートナーシップを構築することに関して、ビクターおよびAmTRANとの間で協議を進めてきましたが、この度、正式契約を締結することとしましたので、お知らせいたします。

1. 戦略的パートナーシップの目的

今回のビクターとAmTRANとの正式契約は、ビクターのグローバルブランドとして高い知名度と信頼のあるJVCブランドとその販売市場、技術、品質などと、世界トップブランドの液晶ディスプレイなどの生産を手がける世界有数のEMS企業、AmTRANの商品設計力、製造技術力、生産競争力、部材調達力を融合することによって新たなパートナーシップの展開を目指すもので、生産、販売などの事業展開はAmTRANが主体となって行い、当社はブランドライセンス供与と技術、品質、販売におけるサポートを行うものです。

両社は、この戦略的パートナーシップを米国およびカナダにおけるディスプレイ市場から開始し、2011年の夏に商品を投入するべく、商品企画・開発を開始します。

2. 当社グループのディスプレイ分野について

当社グループは、本年5月に発表した中期経営計画に沿って、コンシューマエレクトロニクス事業であるホーム&モバイルエレクトロニクス事業において、本年3月まで取り組んできた大幅な固定費低減をはじめとする事業構造改革の効果を取り込みながら、外部委託生産によるファブレス化の推進やパートナーシップ戦略によって、当社グループのブランド力、マーケティング力、商品企画・開発力、販売ネットワークを活かした新たなビジネスモデルへの転換を推進しています。


ディスプレイ分野においても、これまでの構造改革に区切りをつけ、新たなビジネスモデルへの転換を進めていますが、今後は、今回のAmTRANとの戦略的パートナーシップによって、北米のディスプレイ市場におけるトップブランドを目指し、3年後にはJVCブランドのディスプレイ販売を年間100万台に拡大することを目指します。

3. AmTRANの概要

AmTRAN Technology(漢字表記:瑞軒科技、本社:台湾台北、董事長:呉春発)は、1994年に設立された世界トップ3に入る液晶テレビメーカーです。高品質な液晶モニターや液晶テレビ、LEDバックライト液晶テレビなどの設計、生産を手がけています。2009年は、430万台のテレビを出荷し、20億米ドルの売上を計上しました。

長年にわたって品質や革新的な商品に注力してきたAmTRANは、トップブランドとして認知されるとともに、数々の賞を受賞してきました。2010年は、30億米ドルの売上を計上し、液晶テレビ産業における革新的リーダーとしての揺るぎないポジションを目指しています。

本件に関するお問い合わせ

JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社 経営戦略部 広報・IR担当
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