JVCケンウッドグループの事業会社であるケンウッドは、11月7日から14日にかけて神奈川県横浜市で開催された2010年日本APEC（アジア太平洋経済協力）首脳会議や関連会議の運営において、ケンウッドのデジタル業務用無線システムが採用され、同会議の運営に貢献したことをお知らせいたします。

今回のAPEC首脳会議等で使用されたデジタル業務用無線システムは、北米で、鉄道、電力会社のような公共サービス機関から、Business & Industry（民間産業）に至るまで幅広く導入され、受注実績を伸ばしている「NEXEDGE®」シリーズをベースとしています。

「NEXEDGE®」シリーズは、これまでの無線機同様のプレストークによる即時通話に加え、デジタル無線ならではの「音声の秘匿化」や「ノイズの少ない通信」、「データ通信機能の充実」、「IPネットワークの利用による広域カバー」、「中継器の複数台利用によるマルチチャネルアクセス」などを主な特長としています。本無線システムは、携帯端末機と中継器を使用した、デジタル通信ネットワーク網として構築しました。

今回のAPEC首脳会議等で当社業務用デジタル無線システム「NEXEDGE®」シリーズの利便性と信頼性が実証されたことで、ケンウッドは引き続き、全世界での販売拡大に注力いたします。また、国内においても10月下旬より「NEXEDGE®」シリーズの基本性能をベースとした業務用デジタル簡易無線「TCP-D201」の販売を開始いたしました。当社は、今後も無線端末を中心とする事業からシステムソリューションへの質的な拡大をはかり、新たな飛躍に向けた基盤形成を推進していきます。

●商標について

NEXEDGE®は米国、日本などにおけるケンウッドの登録商標です。