JVCケンウッドグループの事業会社であるJ&Kカーエレクトロニクスは、ドイツのロバート・ボッシュGmbH社（Robert Bosch GmbH：以下ボッシュ社）より、電子部品および電気機械部品（Electronics and Electormechanical Components）部門で、「ボッシュ サプライヤー アワード（Bosch Supplier Award）」を受賞しましたのでお知らせします。

1. 「ボッシュ サプライヤー アワード」受賞について

「ボッシュ サプライヤー アワード」は、2年間にわたり製品やサービスの供給において、品質、価格、信頼性、技術、継続的な改善の面を中心に優秀な実績を収めた企業を表彰するものです。2011年7月19日、独シュトゥットガルトのアルテ ライトハレで行われた授賞セレモニーで、ボッシュ社のフランツ・フェーレンバッハ会長は「ボッシュ サプライヤー アワードは、ボッシュグループが成功するうえで重要な役割を果たし、ボッシュとともにさらなる製品開発や生産プロセス改善を行っている優れたサプライヤーに贈られます」と述べています。

ボッシュ社は、2年ごとに世界規模のサプライヤー アワードを開催しており、今回は1987年以来12回目の開催となります。2009年は世界的な金融・経済危機を受けて、サプライヤー アワードは開催されませんでした。今回は、14か国にわたる合計60社のサプライヤーが、7つの部門においてアワードを受賞しました。当社は、今回が初の受賞となります。

2010年におけるボッシュグループの総調達額は約240億ユーロで、ドイツ国外での調達額がおよそ60％を占め、ドイツ以外では中国が最大の調達先で、東欧、米国、日本がそれに続いています。ボッシュ社の「調達品目」には、電子部品や機械部品、電気機械部品といった直接材のほか、製品や間接材、サービス、製造機器も含まれます。

授賞式会場にて

ボッシュ サプライヤー アワードに関するボッシュ社のホームページアドレス：www.bosch-presse.de

2. 当社グループデバイス事業について

本年6月23日発表「自動車用電子機器メーカーのデルファイ社から「Delphi 2010 Above and Beyond Award」を受賞」でお知らせしたデルファイ社からの受賞に引き続き、ボッシュ社からも「ボッシュ サプライヤー アワード」を受賞したことで、世界規模の会社から当社の品質と顧客対応力に高い評価をいただいている証となりました。

当社グループでは、車載用AV機器用CD/DVDメカニズムを中心とするデバイス事業を、カーエレクトロニクス事業を担うOEM事業の中の基幹ビジネスの一つとして位置づけ、事業拡大を進めており、その結果、日本、米国、欧州の自動車用品メーカーからそれぞれ大型受注を獲得し、2007年度には30～40万台規模だった出荷台数が2010年度には560万台にまで拡大しました。さらに、本年度は580万台の出荷を見込んでいます。

これからも引き続き、主要顧客から高い評価を得ることで、市場から一層の信頼を獲得し、さらには、北米、欧州、日本市場で強みを持つ当社グループのデバイス事業に、中国市場で同事業に強みを持つ6月10日に基本合意書を締結したシンワ社（Shinwa International Holdings Limited）の子会社化を進めることで、今後大きなシナジー効果を見込み、車載用AV機器用CD/DVDメカニズムを中心とするデバイス事業を強化していきます。