株式会社JVCケンウッドは、11月14日（水）より16日（金）まで幕張メッセで開催される「2012年国際放送機器展（Inter BEE 2012）」に出展し、放送のデジタル・ネットワーク化に対する最新鋭の映像・無線機器を提案します。HDおよび4Kメモリーカメラレコーダーなどの業務用の高精細映像機器や、放送事業用デジタル連絡無線機およびIPネットワーク遠隔制御システムなどのデジタル無線システムを展示します。

JVCブランドでは、新商品の業務用HDメモリーカードカメラレコーダー「GY-HM650」「GY-HM600」を国内で初めて展示し、放送・映像制作分野における、ファイルベースオペレーションの効率化を提案します。

ケンウッドブランドでは、放送事業用4FSK連絡無線方式標準規格「ARIB STD-B54」に準拠したVHFデジタル無線機、ならびに基地局IPネットワーク遠隔制御システムによるネットワーク経由の通信システムを展示。連絡無線システムのデジタル化と放送事業の業務効率化を提案します。

また、地域向けの情報配信として有望視されているワンセグ型エリア放送システムも参考出品します。

＜JVCケンウッドブース＞の展示内容（映像・放送関連機材部門/ホール8/ブース番号：8104）

1．業務用HDメモリーカードカメラレコーダー「GY-HM650」「GY-HM600」（新商品）

業務用HDメモリーカードカメラレコーダーの新商品として、「GY-HM650」（12月中旬発売予定）および「GY-HM600」（10月下旬発売）を展示します。好評のSDHC/SDXCメモリカードのダブルスロットを採用し、業界最高^※1の23倍ワイドズームレンズを搭載するとともに、業界で初めて^※2、“MPEG-2”と“AVCHD”のデュアルHDコーデックに対応します。また、上位モデルの「GY-HM650」はネットワーク接続に対応し、HD/SD/Proxyファイルのネットワーク伝送が可能です。

※1：10月下旬発売、業務用ハンドヘルドカメラレコーダーとして（2012年10月30日現在、当社調べ）。

※2：10月下旬発売、デュアルHDコーデック搭載として（2012年10月30日現在、当社調べ）。

2．業務用4Kメモリーカードカメラレコーダー「GY-HMQ10」

業界で初めて^※3、4K/60P記録・再生を小型・軽量のハンドヘルドサイズで実現した4Kメモリーカードカメラレコーダー「GY-HMQ10」を展示。ハイビジョンの4倍となる高精細な4K2K解像度を実現。会場では、非圧縮映像伝送装置（展示協力：株式会社PFU様）による、イベント会場や放送局、映像制作会社など複数拠点間の高速伝送システムを参考出品します。

※3：国内市場における4K映像を記録・再生できる業務用小型カメラレコーダーとして（2012年3月16日報道発表時、当社調べ）

3．業務用ブルーレイディスク&HDDレコーダー「SR-HD2500」（新商品）

HD-SDI入出力インターフェースを搭載したブルーレイディスクレコーダー「SR-HD2500」を展示します。外部入力信号を、ダイレクトにブルーレイディスクやDVDディスクに記録可能です。

4．業務用マルチフォーマットモニター

放送・映像制作用モニターの各種ラインアップを展示。コンパクト8.2V型から、高画質17V型、大型55V型まで、設置場所や用途に合わせた活用を提案します。

5．放送事業用4FSKデジタル連絡無線機（VHFデジタル無線機）

放送事業用4FSK連絡無線方式「ARIB STD-B54」に準拠したVHFデジタル無線機として、携帯型/車載型/基地型を実機で展示。また、イヤホンやマイクロホン等の専用アクセサリーも展示します。

6．基地局IPネットワーク遠隔制御システム

指令卓と遠方にある複数の基地型無線機をIPネットワーク経由で遠隔制御するシステムです。また今回は、次世代型の遠隔制御システムとして、二重系IPネットワークに対応した「MAXシステム」も展示し、高機能指令卓の操作画面に採用されたインテリジェンスGUIによる円滑な操作性、運用感をデモンストレーション^※4します。

※4：（展示協力）株式会社TBSテレビ様

7．デジタル連絡無線位置情報システム（参考出品）

デジタル方式の連絡無線には、GPS情報を送信する機能があります。今回は、その機能を活用して送信したGPS情報を、中継クルーの位置情報として受信し、地図上に表示するデジタル連絡無線位置情報システム^※5を参考出品します。

※5：（展示協力）日本テレビ放送網株式会社様

8．デジタル連絡無線タリー伝送システム（参考出品）

デジタル方式の連絡無線のデータ伝送機能を活用したタリー情報を、ゴルフ中継等で活躍するワイヤレスカメラに伝送するデジタル連絡無線タリー伝送システム^※5を参考出品します。

※5：（展示協力）日本テレビ放送網株式会社様

9．ワンセグ型エリア放送システム（参考出品）

広く普及しているワンセグ対応携帯端末に、特定エリアの情報を、映像や音声、データ放送などで配信。

地域防災・アミューズメント施設・教育市場等における、地域を限定したリアルタイムな情報配信を実現するワンセグ型エリア放送システムを参考出品します。

「2012年国際放送機器展（Inter BEE 2012）」の概要

1. 会期：2012年11月14（水）・15（木）10:00～17:30、16日（金）10:00～17:00
2. 会場：幕張メッセ
3. 主催：一般社団法人 電子情報技術産業協会（JEITA）