2014年

NEWS RELEASE

2014年4月25日

COI-T研究成果発表「別品の祈り—法隆寺金堂壁画—」展に
当社製の業務用“D-ILA”8Kプロジェクターが採用


業務用“D-ILA”8Kプロジェクターのイメージ


株式会社JVCケンウッドは、今年4月26日から6月22日まで東京藝術大学大学美術館で開催されるCOI-T(Center of Innovation - Trial)研究成果発表「別品の祈り—法隆寺金堂壁画—」展に、当社製の業務用“D-ILA”8Kプロジェクターをベースとして、芸術作品にも対応可能となる高精細化技術を施した特別モデルが採用されましたのでお知らせします。

なお、本展覧会は、文部科学省と独立行政法人科学技術振興機構で行っている「COI STREAM(革新的イノベーション創出プログラム)」の研究課題の一環として、国立大学法人東京藝術大学(以下、東京藝術大学)を拠点とし、当社がプロジェクトリーダーを務めるCOI-Tの研究成果を発表するものです。


COI-T研究成果発表「別品の祈り—法隆寺金堂壁画—」展では、1949年に焼損した法隆寺旧金堂壁画を全面原寸大で焼損前の姿に復元するとともに、当社製の業務用“D-ILA”8Kプロジェクターを用いて、法隆寺金堂をテーマとした高精細映像表現作品が展示されます。


今回採用されたモデルは、当社独自の“e-shift”テクノロジー※1を用いた“D-ILA”8Kプロジェクターを東京藝術大学と共同で芸術作品向けにカスタマイズしたもので、当社が持つ映像・光学技術と東京藝術大学が持つ印刷レベルの高精細画像のノウハウを融合することにより、8Kならではの高精細映像の投影を実現しています。


当社では、本展覧会における研究成果発表を皮切りとして、日本が誇る芸術と科学技術のハイブリッドによって人間の五感を揺さぶる「感動」の創造を目標としたCOI-Tの取り組みに、今後も積極的に参画していきます。

また、これまでも業務用プロジェクター市場において、長年培った映像・光学技術を評価いただき、プラネタリウムや航空会社のフライトシミュレーターなどに採用いただいてきましたが、今後はより幅広い用途に対応するプロジェクターを展開し、大画面・高精細映像を求める業種に幅広く提案していきます。


※1:当社とNHK(日本放送協会)、NHKエンジニアリングシステムが共同開発した小型スーパーハイビジョンプロジェクターに搭載している技術。


「COI STREAM(革新的イノベーション創出プログラム)」について

潜在的な将来の社会ニーズから導き出されるあるべき社会の姿、暮らしの在り方(以下、「ビジョン」)を設定し、このビジョンを基に10年後を見通した革新的な研究開発課題を、バックキャストで特定した上で、既存分野・組織の壁を取り払い、企業だけでは実現できない革新的なイノベーションを産学連携で実現するため、文部科学省と独立行政法人科学技術振興機構で平成25年度から開始された取り組み。

当社は、東京藝術大学 共感覚イノベーションセンターを拠点とするCOI-T「『感動』を創造する芸術と科学技術による共感覚イノベーション」のプロジェクトリーダーを務めており、研究リーダーを務める東京藝術大学や情報通信研究機構、NHKエンジニアリングシステム、NHKエンタープライズ、NHKプロモーションと共同で研究を行っています。


COI-T研究成果発表「別品の祈り—法隆寺金堂壁画—」展 開催概要

展覧会名 COI-T研究成果発表「別品の祈り—法隆寺金堂壁画—」展
会期 2014年4月26日(土)~6月22日(日)
休館日:月曜日(4月28日、5月5日は開館)、5月7日(水)
開館時間 午前10時~午後5時
会場 東京藝術大学大学美術館 陳列館1階および2階
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
交通案内 JR上野駅(公園口)、東京メトロ根津駅(1番出口)より徒歩10分
京成上野駅(正面口)、東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅(7番出口)より15分
JR上野駅公園口から循環バス「東西めぐりん」(東京藝術大学経由)で4分、
停留所「東京藝術大学」下車(30分間隔)
主催 COI-T「『感動』を創造する芸術と科学技術による共感覚イノベーション」実行委員会
(東京藝術大学、JVCケンウッド、情報通信研究機構、NHKエンジニアリングシステム、NHKエンタープライズ、NHKプロモーション)

本件に関するお問い合わせ

【報道関係窓口】
株式会社JVCケンウッド 企業戦略部 広報・IR部
TEL:045-444-5232 FAX: 045-444-5239

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