NEWS RELEASE
2015年6月1日
北米の業務用無線システム事業子会社の新経営体制に関するお知らせ
株式会社JVCケンウッドの連結子会社で、北米の業務用無線システム事業を手がけるEF Johnson Technologies, Inc.(以下、「EFJT」)が、本日付で新経営体制をスタートさせますので、お知らせいたします。
当社は、2015年5月18日に発表した中長期経営計画「2020年ビジョン」のとおり、製品を製造し販売するという従来型の「製造販売業」から、顧客の課題を解決するためのソリューションを提供する「顧客価値創造企業」への進化をはかっています。
EFJTは、事業展開する北米向けP25業務用デジタル無線市場において、昨年度はPMI(Post Merger Integration:買収後経営統合作業)も一段落し、売上も対前年比33%増と一定の成果をあげましたが、さらなる成長に向けての攻めの経営を行うため、同市場のビジネスに精通したJohn M Suzuki氏を同社の取締役社長に迎え、新経営体制をスタートすることといたしました。
John M Suzuki氏は、かつてEFJTで営業責任者として活躍しただけでなく、業務用無線を扱う各社にて営業現場の役員を務めるなど、業務用無線市場で30年以上の経験を有しています。今後は、これらの経験を活かしたJohn M Suzuki氏の強力なリーダーシップの下、P25対応業務用デジタル無線システム事業の全世界規模での事業拡大とトップ3企業としての地位を確固たるものにしていきます。
当社では、拡大を続ける北米向けP25 対応デジタル業務用無線システム市場に対して、これまでの無線端末のラインアップ拡充とともに、デジタル無線トータルシステムとしての導入に向けて、マルチバンド端末やベースステーション(基地局における無線中継器)などを含むP25 対応業務用無線システムの開発・販売に特化して手掛けてきたEFJT を2014年3月25日付で連結子会社化しました。
現在、EFJTの生産を米国のEMSから当社の連結子会社であるJVCケンウッド山形での生産に移管して、コスト競争力の強化をはかり、販路を当社と相互に活用することで、北米向けP25業務用デジタル無線事業の拡大を進め、EFJTとのシナジーの最大化に取り組んでいます。
■John M Suzuki氏の略歴
1995年 | Ericsson Inc. General Manager Land Mobile Radio |
1998年 | Ericsson Inc. General Manager Service Solutions |
2000年 | Ericsson Inc. Vice President, Supply |
2004年 | EF Johnson Technologies, Inc. Senior Vice President, Sales |
2013年 | Avtec Inc. Senior Vice President, Sales |
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