2017年

NEWS RELEASE

2017年9月13日

スポーツ中継やVR映像のライブ配信など、ネットワーク配信向けの映像制作ソリューションを提案
IBC (International Broadcasting Convention) 2017
JVCケンウッドブースのご案内

 株式会社JVCケンウッドは、9月15日(金)から19日(火)(現地時間)までオランダ・アムステルダムで開催される欧州最大の放送機器展「IBC 2017」に出展します。
 当社ブースでは、スポーツ報道ソリューションとしてグラフィックオーバーレイ対応カメラを使った撮影・ライブ配信のデモンストレーションをメインに、IPを活用した効率的な中継ソリューションである「ProHD Bridge」シリーズの提案や、4Kモデルをラインアップに加えた映像制作用モニター新「DTシリーズ」の参考展示などを行います。
 当社は、今回の出展を通じて、「ハードとソフトの融合」を実現する当社独自のカメラソリューション、およびパートナー企業とのコラボレーションによって生まれた、新たな映像制作ソリューションを提案します。


<当社ブースイメージ>

<「IBC 2017」の主な展示内容> (JVCケンウッドブース:Hall 12 F31)

1.スポーツ中継をテーマとする映像から配信までのトータルソリューション

映像撮影から配信までのトータルソリューションを、スポーツ中継をテーマに提案します。ライブ中継のストリーミング映像にゲームスコアやチームロゴ、タイトルを重畳して記録・配信が可能なグラフィックオーバーレイ対応カメラとして、カメラレコーダー「GY-HM200ESB」を展示するとともに、PTZカメラ「KY-PZ100BESB/PZ100WESB」を参考出品します。また、バージョンアップにより当社カメラレコーダー※1のリモートコントロールにも対応したカメラコントロールユニット「RM-LP100E」も展示。展示商品に加え、ライブストリーミングプラットホームであるStreamstar社製配信スイッチャーを使用し、「コンテンツ撮影」「ネットワーク伝送」「編集」「グラフィックオーバーレイ」「WEBページヘの埋め込み」「配信」という一連のワークフローをデモンストレーションします。

  • ※1:対応機種「GY-HM200/HM660/HM850/HM890」


<「スポーツ中継ライブソリューション」イメージ>

2.IP伝送システム「ProHD Bridge」シリーズによるライブ映像制作向けIPソリューション


<ProHD Portable Bridge>

ニュースやライブイベントなどの中継に向け、香港Peplink社とのコラボレーションにより商品化したIP伝送システム「ProHD Bridge」シリーズでは、公衆回線を使って場所を選ばず即時にライブ映像を伝送できる中継ソリューションを提案します。「ProHD Bridge」は、複数の公衆回線を束ねて伝送するボンディング技術を使い、信頼性と転送レートを高めたIP伝送中継器システムです。複数台のカメラに対応するポータブル型の「ProHD Portable Bridge」と、当社カメラレコーダー「GY-HM850/HM890」本体に装着することで、優れた機動性を発揮するカメラ装着タイプの2モデルを展示します。

3.4Kモデルをラインアップに加えた映像制作用モニター、新「DTシリーズ」(参考出品)


<新「DTシリーズ」 イメージ>

映像制作向けでは、当社として初めて4Kモニターが新たにラインアップに加わった映像制作用モニター、新「DTシリーズ」を参考出品します。4Kモニターは、12ビットカラー処理が可能な10ビットパネルを搭載し、HD-SDI×4入力を装備した2モデル(31型・28型)を参考展示。また、HDモニターは、3G HD-SDI接続とHDMI 2.0に対応し、さらに4Kスケーリングを含む幅広いビデオ信号もサポートする4モデル(27型・24型・21型・17型)を展示します。

4.「GY-LS300CHE」とATOMOS社製レコーダーによる4K/60p HDR収録ソリューション


<「GY-LS300CHE」とATOMOS社製レコーダー>

Super35mmイメージセンサーを搭載した当社製4Kメモリーカードカメラレコーダー「GY-LS300CHE」とATOMOS社製のモニター一体型レコーダー「SHOGUN INFERNO」「NINJA INFERNO」との組み合わせによる映像収録ソリューションを提案します。高精細・高画質の4K/60p収録、およびカラーグレーディングの幅を広げるJVC Logを使ったHDR収録の2つのソリューションを紹介します。

5.米RTI社との協業によるVR映像制作・ライブ配信用360度映像ソリューション

米国Realtime Immersion社(RTI)とのコラボレーションにより、Super35mmイメージセンサーを搭載した360度撮影カメラとVRヘッドマウントディスプレイ、専用VRアプリケーションにより、360度VR映像撮影を実現するプロトタイプシステムを参考出品。業務用放送向けに360度映像撮影・ライブ配信ソリューション提案します。 カメラ部分は、スポーツ、エンターテイメント、ニュースなどのVR映像のライブ配信などを360度撮影する際に最適な3Kx3K読出しに対応。RTI社の独自開発による一眼カメラデザインの光学システムと組み合わせることで、高画質でつなぎ目のないスムーズな映像を送出できます。また、複眼カメラでは、スティッチングソフトが不要なため、映像の遅延を最小に抑えることが可能です。あわせて、携帯端末への360度ライブ映像配信が可能なアプリケーションや360度コンテンツの表示に対応したVRヘッドマウントディスプレイも展示します。


<RTI社 360度カメラシステム>


<VRヘッドマウントディスプレイ>

<「IBC 2017」 の概要>

  • ・名 称 : 「IBC 2017」
  • ・主 催 : IBC
  • ・会 期 : 2017年9月15日(金)~19日(火) *商品展示期間
  • ・会 場  : RAI Amsterdam(オランダ・アムステルダム)
  • ・公式サイト  : http://www.ibc.org/ 

<商標について>

  • 記載されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ

【報道関係窓口】
株式会社JVCケンウッド 企業コミュニケーション部 広報・IRグループ
TEL: 045-444-5310 〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目12番地