2018年

NEWS RELEASE

2018年12月20日

IP映像制作ソリューションビジネスの拡大に向け
Streamstar社への出資によりパートナーシップを強化
~新コンセプト“CONNECTED CAM™”を軸にライブ映像制作アプリケーションを展開~

※Internet Protocolの略。

 株式会社JVCケンウッドは、IPライブ映像制作・配信機器の開発・製造・販売を手掛けるスロバキアのStreamstar, a.s.(以下、「Streamstar社」)へ出資を行い、IP映像制作ソリューションビジネスの拡大に向けて、両社のパートナーシップを強化することになりましたので、お知らせいたします。

1.背景と目的

 現在、映像制作業界ではネットワーク環境の普及と通信品質・性能の進化により、インターネット網を使った省コスト・省時間・省人化を可能とするIPベースの放送や配信が広がりを見せています。

 このような中で当社は、ネットワーク接続の即時性、信頼性を高め、従来の映像制作機器と同じ高品質をアフォーダブルに提供するIP映像制作ソリューションの展開を目指し、 “高画質、高品質でつながる”をコンセプトとした“CONNECTED CAM™”第一弾として2/3インチHDメモリーカードカメラレコーダー「GY-HC900」を2018年10月に発売しました。また、第二弾として4Kメモリーカードカメラレコーダー「GY-HC550」「GY-HC500」の2モデルを2019年1月に発売予定で、さまざまな分野のパートナー企業とのオープンイノベーションを展開しながら、IPベースによる撮影から制作・配信までの“Glass to Glass”※のワークフローをワンストップで提供していきます。

 Streamstar社は、スポーツやイベントなどにおけるライブ映像制作やWeb配信のシステム構築に強みを持っており、欧米や日本、中国など世界中で多くの納入実績を有しています。当社はこれまでも、当社製カメラレコーダーとStreamstar社の映像制作・配信機器との連携や付加価値機能の導入などの協業を行ってきましたが、このたびの出資によりStreamstar社とのパートナーシップをこれまで以上に強化するとともに、より付加価値の高いソリューションを構築することで、事業拡大を図ります。

 今後は、IoTによる放送やビジネス形態の多様化、”8K/4K”など高画質化の進展、2020年に向けたスポーツ産業の拡大などが予想されます。これらの急速な事業環境の変化に対応すべく、当社はこのたびのStreamstar社への出資を皮切りに、ライブ映像制作・配信やIP伝送インフラなど、それぞれの分野に強みを持つさまざまなパートナー企業との協業を推し進め、顧客ニーズにお応えできるソリューションビジネスの拡大を目指します。

※カメラのレンズ(入口)から映像を映し出すディスプレイ(出口)までという意味の造語

HDメモリーカードカメラレコーダー「GY-HC900」
Streamstar社のIPライブ映像制作・配信機器

2.Streamstar社の概要

社名
Streamstar, a.s.
所在地
スロバキア ブラティスラバ
代表者
CEO Radoslav Toth
設立
2013年2月
事業内容
ライブ制作向けライブプロダクションシステムの開発・製造・販売

3.今後の見通し

 当社は、2018年12月14日にSteamstar社への出資を完了しておりますが、本件にともなう当社の今期業績予想への影響は軽微であると見込んでいます。

本件に関するお問い合わせ

【報道関係窓口】
株式会社JVCケンウッド 企業コミュニケーション部 広報・IRグループ
TEL: 045-444-5232 〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番地