JVCケンウッドグループは、地域の方々との協力・信頼関係をより深く形成し、地域の一員としてコミュニティに貢献するため、各地域のニーズに合わせたさまざまな取り組みを推進しています。
JVCケンウッド長野では、長野県SDGs推進企業に2021年から登録されています。長野県SDGs推進企業とは、長野県内の企業等の価値向上と競争力の強化などを図るため、SDGsと企業活動との関連について「気付き」を得るとともに、具体的なアクションを進める長野県独自の「登録」制度です。重点的な取り組みの一つに地域貢献活動の推進を掲げ、2030年に向けて地域貢献活動開催時の参加率100%を目指しています。具体的には、天竜川環境ピクニック(毎年5月開催)、上伊那子ども科学工作教室での指導員派遣(毎年2月開催)、中学2年生を対象とした職場体験学習、キャリアフェスへの参画などに取り組んでいます。「地域を知り」「地域の人とふれあい」「地域の未来を考える日」として、キャリアフェスでは伊那市の6つの中学校の生徒約650人が一堂に会しました。当社からもナビゲーションを持ち込み、実際に操作や製品説明を通じ、ブースに参加した生徒全員にそれぞれのキャリアを考えてもらう場を提供することができました。
長野県SDGs推進企業ロゴ
PT JVCKENWOOD Electronics Indonesia(インドネシア)は、発育阻害児の里親(BAAS)になることで、発育阻害児を克服する(発育阻害ゼロ)ためのカラワン県政府のプログラムに参加しています。発育阻害児とは、栄養不良、度重なる感染、不十分な心理社会的刺激により、子どもたちの成長と発達が損なわれることを指し、年齢に対する身長がWHOの児童発育基準の中央値より2標準偏差以上低い場合、発育阻害と定義されます。このプログラムでは、スタンティングハンドリングアクセラレーションチームが結成され、2歳未満の乳児に十分な栄養を補給しました。このチームは、カラワン県政府の家族支援担当官のチームと国家アミル・ザカート庁(BAZNAS)などから構成され、発育阻害児への対応スピードを向上させることができました。カラワン県の発育阻害の症例数は、2021年においては20.6%でしたが、2022年には約6%減少して14%になりました。
JVCKENWOOD Italia S.p.A.(イタリア)は、チャリティーバザーのため、AVS(ベロニカサッキ協会)への製品寄付を実施しました。AVSは、病院、障がい者センター、老人ホーム、刑務所などで肉体的、精神的、感情的に苦痛のある状況下の人々に、安心や笑顔をもたらすことができるピエロセラピーを継続的かつ無償で運営しています。参加したチャリティーバザーでの売上など個人的な寄付等は継続的な地域のピエロセラピーの運営費に充てられます。
JVCKENWOOD Optical Electronics (Thailand) Co., Ltd.(タイ)は、患者の情報をはじめ、さまざまな医療情報を保存するための、12箱の吊り下げファイル(600個)をナコンラチャシマ県のテパラト病院に寄贈しました。
JVCKENWOOD Trading (Shanghai) Co., Ltd. 、Beijing JVCKENWOOD AV Equipment Co., Ltd. 、JVCKENWOOD Investment Co., Ltd.(中国)の3社は各地域で、周辺の歩道路上にあるたばこの吸い殻などのごみを片づけ、路肩に駐車されているシェア自転車を整理しました。また、近隣住民やコミュニティスタッフに当社のSDGs活動を紹介・宣伝しました。このボランティアには合計29名の従業員が参加しました。
JVCKENWOOD Optical Electronics (Thailand) Co., Ltd.(タイ)は、タップラン国立公園の管理区域で植林活動を行いました。この活動は美しい自然を回復し、環境を保全するために行われ、87名の従業員が参加し、飼料用作物を計400本植林しました。